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安川電機の業績はどうなる?上方修正された通期見通しと今後の課題は?2026年2月期の上期業績と、上方修正された通期見通し

安川電機、2Q累計で増益!主力事業の需要回復と通期業績の上方修正を発表。ACサーボモーター好調、米国の関税コスト見直しも。AIロボット協業、米国工場新設、スマート農業など、積極的な事業展開で未来を拓く。中国市場の改善も追い風に。ただし、下期は最終利益の大幅減益を見込む。製造業の自動化投資への期待が高まる中、安川電機の挑戦が続く。

下期への課題と市場環境の変化

業績悪化の見通し?好調な受注増と何が関係ある?

関税や販売好調が影響も、最終利益は減益。

続いて、下期への課題と市場環境の変化についてです。

米国向け自動車輸出の現状や、中国市場の動向など、様々な視点から見ていきましょう。

トランプ関税 国内自動車産業は減益不可避

公開日:2025/08/17

トランプ関税 国内自動車産業は減益不可避

✅ 米国向け自動車輸出は、追加関税の影響で輸出金額は減少しているものの、輸出数量は横ばいを維持している。

✅ 輸出価格の大幅な引き下げにより数量の落ち込みが緩和されており、これは日本の親会社が米国でのシェア維持のため、関税分のコストを負担しているためと推察される。

✅ 価格引き下げによる輸出金額の減少は、輸出企業の収益を悪化させ、固定費率を悪化させる一方、変動費は売上数量に連動するため、数量減少の場合よりも影響が大きい。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/premier/business/articles/20250815/biz/00m/020/006000c

下期の最終利益が減益見込みなのは少し気になりますね。

トランプ前大統領の関税政策の影響もまだ残っているようですし、今後の受注状況を注視していく必要があると思います。

しかし、下期の業績予想は最終利益が大きく落ち込む見込みであり、前期比では、売上高が減少し、営業利益や経常利益、最終利益は大幅な減益となる見通しです

トランプ米政権の関税政策による影響を受けつつも、中国自動車業界向けや米国太陽光発電向けの販売が好調に推移しています。

6~8月の受注額は前年同期比6%増と、受注状況は改善傾向にあります。

あらー、下期はちょっと厳しそうね。でも、中国とかアメリカとか、色んなとこで頑張ってるみたいだから、応援しなくちゃね!

事業拡大に向けた取り組みと期待

安川電機、AIロボ協業や工場新設で、何に期待?

製造業の自動化投資増加と中国市場の成長。

最後に、事業拡大に向けた取り組みと期待についてです。

新中期経営計画の内容や、今後の成長戦略について、詳しく見ていきましょう。

安川電機が始動する新中計の柱、米ロボ工場計画の全容
安川電機が始動する新中計の柱、米ロボ工場計画の全容

✅ 安川電機は、2026年度から始まる新中期経営計画の柱として、米国でのロボット工場建設と、AIを活用した自律ロボットの市場開拓を計画しています。投資額は約300億円で、需要の7割を現地生産する方針です。

✅ 米国では、標準ロボットに加え、AIを融合した自律ロボット「MOTOMAN NEXT」を医療、創薬、物流業界向けに提供し、産業の発展に貢献することを目指しています。

✅ 2025年度の成長率は5~7%を見込んでいますが、中国需要の回復が鈍い状況です。26年2月期の目標達成に向けて、米国市場への期待が高まる一方で、受注動向によって目標値の見直しも検討するとしています。

さらに読む ⇒ニュースイッチ by 日刊工業新聞社出典/画像元: https://newswitch.jp/p/43876

AIロボットの協業や、米国への工場新設など、積極的な事業展開が印象的ですね。

中国市場の業況改善も追い風になることを期待したいです。

安川電機は、米エヌビディア・富士通とのAIロボット協業、米国への産業用ロボット工場新設、九州電力とのスマート農業への取り組みなど、事業拡大を図っています。

これらの動きは、製造業の自動化投資増加への期待を反映しています。

売上の約2割を占める中国市場については、業況が改善しつつあり、今後の成長が期待されています。

米国でのロボット工場建設は、実に素晴らしい!AIロボットの市場開拓も期待できる。積極的にグローバル展開をして、更なる成長を期待したいね!

安川電機の上期決算、通期見通しの上方修正についてご紹介しました。

今後の事業展開に注目ですね。

🚩 結論!

💡 上期は売上高、営業利益ともに堅調に推移。主力事業の回復が目立つ。

💡 通期業績予想は上方修正されたものの、課題も残る。下期は最終利益が減益見込み。

💡 事業拡大に向けた取り組みも進行中。今後の成長戦略に注目。