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安川電機の業績はどうなる?上方修正された通期見通しと今後の課題は?2026年2月期の上期業績と、上方修正された通期見通し

安川電機、2Q累計で増益!主力事業の需要回復と通期業績の上方修正を発表。ACサーボモーター好調、米国の関税コスト見直しも。AIロボット協業、米国工場新設、スマート農業など、積極的な事業展開で未来を拓く。中国市場の改善も追い風に。ただし、下期は最終利益の大幅減益を見込む。製造業の自動化投資への期待が高まる中、安川電機の挑戦が続く。

安川電機の業績はどうなる?上方修正された通期見通しと今後の課題は?2026年2月期の上期業績と、上方修正された通期見通し

📘 この記事で分かる事!

💡 2026年2月期の上期連結最終利益は前年同期比2.2%増の182億円。売上高、営業利益も堅調に推移。

💡 通期業績予想を上方修正、営業利益は480億円へ。米国の関税コスト影響見積もりを下方修正。

💡 下期は最終利益が減益見込み。中国市場の動向や、今後の事業拡大戦略に注目。

それでは、安川電機の2026年2月期の上期決算と、上方修正された通期見通しについて、詳しく見ていきましょう。

好調な2Q、上期を振り返る

安川電機、利益改善!何事業が好調?

モーションコントロール事業、ACサーボモーター。

まずは、2026年2月期(2Q累計:3-8月)の上期決算を振り返ります。

減収減益となった前期から、どのように業績が回復したのか、詳しく見ていきましょう。

安川電機/グローバルで設備投資需要が低迷し通期は減収減益
安川電機/グローバルで設備投資需要が低迷し通期は減収減益

✅ 安川電機の2019年度通期決算は、米中貿易摩擦の長期化や新型コロナウイルスの影響により、売上高が約13%減、営業利益が約55%減と減収減益となりました。

✅ セグメント別では、モーションコントロールとロボットが減収減益となった一方、システムエンジニアリングは新規連結の影響で増収となり、営業損益も黒字に転換しました。

✅ 仕向先別では、中国、アジアを中心にほぼすべての地域で売上高が減少し、海外売上高の減少とシステムエンジニアリングの新規連結の影響により、国内売上高構成比率が上昇しました。

さらに読む ⇒ログミーFinance|【決算説明会書き起こし】【IRセミナー】を投資家にお届け - ログミーファイナンス出典/画像元: https://finance.logmi.jp/articles/375406

主力のモーションコントロール事業が日本と欧州での需要回復で売上を伸ばしたのは、良い傾向ですね。

ACサーボモーター・コントローラの販売も伸びているそうで、今後の成長に期待できます。

安川電機は、2026年2月期(2Q累計:3-8月)の連結最終利益が前年同期比2.2%増の182億円となりました

売上高は2601.95億円、営業利益は233.34億円で、直近の6-8月期では最終利益が112.95億円と改善を見せています。

主力のモーションコントロール事業は日本と欧州での需要回復により売上を伸ばし、ACサーボモーター・コントローラも日本市場向けを中心に販売が伸びました。

上期はまずまずのスタートってとこか。主力事業が回復基調なのは、さすが安川電機。ただ、まだ伸びしろはある。もっと数字を叩き出してくれ!

上方修正された通期見通しと今後の展望

上方修正された通期業績、売上高は何億円?

5250億円。前期比2.4%減。

次に、上方修正された通期見通しについて見ていきます。

どの部分が上方修正されたのか、小川社長のコメントと合わせて、詳しく解説していきます。

安川電機、今期の営業益予想を上方修正 米関税コスト想定引き下げ

公開日:2025/10/03

安川電機、今期の営業益予想を上方修正 米関税コスト想定引き下げ

✅ 安川電機は2026年2月期の連結営業利益予想を上方修正し、430億円から480億円とした。米関税によるコスト影響の見積もりを下方修正し、上期の業績や需要環境を考慮した。

✅ 同時に発表された3-8月期の営業利益は1.8%増の233億円。主力事業であるモーションコントロールは、日本と欧州での需要回復により営業利益が9.2%増加した。

✅ 小川社長は、日米関税交渉での日本の対米投融資枠を追い風と捉え、中国市場の業況も改善傾向にあるとコメント。7月に営業利益予想を引き下げたものの、今回の修正でアナリスト予想と同水準となった。

さらに読む ⇒ロイター | 経済、株価、ビジネス、国際、政治ニュース出典/画像元: https://jp.reuters.com/markets/commodities/PXITTWIHAZORVGX4FMKPR5AN3Y-2025-10-03/

営業利益が上方修正されたのは、米国の関税コスト影響の見積もりを下方修正したこと、そして上期の業績と足元の需要環境を考慮した結果ということですね。

今後の展開にも期待ですね!。

通期業績予想は上方修正され、売上高5250億円(前期比2.4%減)、営業利益480億円(同4.3%減)、最終利益370億円(同35.1%減)を見込んでいます。

営業利益の修正は、米国の関税コスト影響の見積もりを下方修正したこと、および上期の業績と足元の需要環境を考慮した結果です

小川社長は、日米の対米投融資枠5500億ドルについて、米国での事業展開にとって追い風になると期待を示し、中国市場についても業況改善に期待を寄せています。

うーん、上方修正は素晴らしいんだけど、売上高は減益見込みってのが引っかかるなぁ。まあ、色んな要因があるんだろうけど、しっかり分析しないとね!

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安川電機の業績は減益予想も、AIロボット、米工場新設など成長戦略が活発!中国市場の回復にも期待。