東筑軒「かしわめし」の事業譲渡、その背景と未来は?伝統の味を守り続けるための決断、その顛末
北九州のソウルフード「かしわめし」を守り抜け!創業1921年の老舗駅弁「東筑軒」が、事業譲渡を決断。コンビニ台頭、原材料費高騰の逆風の中、愛され続けた味を未来へ繋ぐため、新体制で再出発。変わらぬ美味しさの「かしわめし」は、あなたの旅の記憶と共に。伝統と革新が織りなす東筑軒の新たな物語が、今、始まる。
💡 北九州の駅弁「かしわめし」で知られる東筑軒が、事業譲渡を選択。
💡 長年の赤字経営と、コロナ禍による業績悪化が背景に。
💡 事業譲渡後も、味と伝統は守られ、変わらぬ「かしわめし」が提供される。
それでは、東筑軒の歴史と、今回の事業譲渡に至るまでの経緯、そして未来への展望について、詳しく見ていきましょう。
創業からの歩みと、愛され続ける「かしわめし」
東筑軒の代表作といえば? みんなに愛されるソウルフードは?
名物駅弁「かしわめし」です!
東筑軒は、1921年の創業以来、北九州の食文化を支えてきました。
折尾駅での立ち売りから始まり、「かしわめし」は多くの方に愛されてきました。
公開日:2015/06/06

✅ 北九州市折尾駅近くにある東筑軒本社うどん店は、名物のかしわめし弁当でも知られており、うどんとミニかしわめしのセットがお得に食べられる。
✅ メニューはかけうどんをベースに、ごぼう天や全部のせなどがあり、どのうどんにもかしわが標準装備されている。ミニかしわめしは、うどんとセットで注文すると割引になる。
✅ うどんは細麺で、ごぼう天がたっぷり乗っており、かしわは甘辛く煮込まれている。ミニかしわめしはかしわ、錦糸卵、海苔で彩られ、うどんと相性良く楽しめる。
さらに読む ⇒B級グルメランチ紀行出典/画像元: https://b-lunch.com/touchikuken-honten-kashiwa-udon.htmlうどんと一緒に楽しめるミニかしわめし、美味しそうですね!かしわの甘辛い味が食欲をそそります。
老舗の味を気軽に楽しめるのは嬉しいですね。
1921年の創業以来、東筑軒はJR折尾駅での立ち売りからスタートし、北九州の食文化を支えてきました。
名物駅弁「かしわめし」は、長年にわたり多くの人々に愛され、旅の思い出を彩ってきました。
ピーク時には年間約12億円の売上高を誇るなど、その人気は揺るぎないものでした。
立ち食いそば・うどん店「かしわうどん」も展開し、折尾駅の利用者に親しまれてきました。
昔ながらの味が、今も変わらず提供されているのは素晴らしいですね。私も、出張で北九州に行った際は、必ず立ち寄りたいです!
苦境に立たされた老舗の経営
東筑軒、倒産の危機?売上減少と赤字の原因は?
コンビニ、原材料費高騰、コロナ禍が原因。
しかし、東筑軒は、時代の流れの中で苦境に立たされます。
コンビニの台頭や原材料費の高騰など、様々な要因が重なり、経営状況が悪化しました。

✅ 竹内製作所の2021年2月期第2四半期決算では、新型コロナウイルスの影響による販売台数の減少により、売上高と営業利益が前年同期を下回った。
✅ 第2四半期の業績は、当初の予想より落ち込みが浅く、これは世界各国の経済活動の再開や住宅需要の回復などが要因。
✅ 通期の連結業績予想は、上期の実績を基に若干の修正はあるものの、上方修正されており、受注高は減少したが、第3四半期からは回復傾向にある。
さらに読む ⇒ログミーFinance|【決算説明会書き起こし】【IRセミナー】を投資家にお届け - ログミーファイナンス出典/画像元: https://finance.logmi.jp/articles/375842経営状況の悪化は、本当に残念です。
8期連続の赤字とは、厳しい状況だったことが想像できますね。
佐竹社長の言葉にも、重みを感じます。
しかし、時代の流れは東筑軒に逆風をもたらしました。
コンビニエンスストアの台頭や、原材料費の高騰といった要因が重なり、経営状況は悪化の一途を辿ります。
売上高は減少を続け、2024年5月期には8億9855万円まで落ち込み、8期連続の赤字を計上する事態となりました。
佐竹社長は、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復の遅れも影響したと語っています。
金融機関からの支援も受けましたが、状況は改善せず、事業継続の道を模索することになりました。
時代の変化は、時に残酷だね。でも、企業だって生き物だから、変化に対応せざるを得ない。この会社も、きっと色々な苦労があったんだろうね。
次のページを読む ⇒
愛され続ける「かしわめし」を守るため、東筑軒が事業譲渡を決断! 味は変わらず、新体制で伝統の味を提供。折尾駅の立ち売りも継続!