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みずほ証券、富裕層ビジネスで組織再編と戦略転換?富裕層シフトとテクノロジー活用で成長目指す

みずほ証券が富裕層ビジネスを大改革!野村證券出身者を迎え、5億円以上の資産を持つ顧客へ最上級のサービスを提供。専門人材を増強し、『かかりつけ医』のような存在を目指します。一方で、一般層向けには、楽天証券との連携やスマホアプリ強化で、手軽な資産運用をサポート。中国、米州での海外戦略も展開し、みずほFGの強みを活かした、攻めのビジネス戦略に注目です!

みずほ証券、富裕層ビジネスで組織再編と戦略転換?富裕層シフトとテクノロジー活用で成長目指す

📘 この記事で分かる事!

💡 みずほ証券は、富裕層向けビジネスへシフトし、総資産5億円以上の顧客に注力。

💡 組織再編と営業体制の刷新を行い、専門人材の増強、営業担当者の育成を目指す。

💡 楽天証券との連携、テクノロジー活用により、顧客ニーズに応える体制を構築。

まず、みずほ証券が富裕層ビジネスに焦点を当て、組織再編と戦略の多様化を進めている背景を解説します。

富裕層ビジネスへの注力と組織再編

みずほ証券、富裕層ビジネス強化で何を目指す?

資産流入額を増やし、収益1.7倍を目指す。

みずほ証券の浜本社長は、富裕層ビジネスへの注力を発表。

組織再編を行い、富裕層向けに営業体制を強化するとのことです。

みずほ証券社長、「総資産5億超の顧客」にシフト 増える超富裕層:朝日新聞

公開日:2025/09/30

みずほ証券社長、「総資産5億超の顧客」にシフト 増える超富裕層:朝日新聞

✅ みずほ証券の浜本吉郎社長は、個人向けビジネスを総資産5億円以上の「超富裕層」にシフトし、収益力向上を目指す方針を示した。

✅ 近年、株高や不動産価格高騰で富裕層が増加する一方、人手不足や企業統治改革の影響で、金融機関は限られた人員で収益力向上が求められている。

✅ 現在の主な客層である1億~5億円前後の顧客への対応ではコストが見合わないとし、より高い対価を得られる顧客に人員を集中させる考えを示した。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/AST9W5HBNT9WULFA001M.html

富裕層に焦点を当てることで、収益性の高いビジネスモデルを構築しようとしているんですね。

人員配置の最適化も重要そうです。

みずほ証券は、富裕層向けビジネスを強化するため、組織再編を断行しました。

その一環として、野村證券出身の湯原裕二氏をリテール・事業法人部門長に起用し、営業体制を刷新。

主なターゲット層は総資産5億円以上の顧客であり、営業人員の再配置や、本社勤務者の支店への異動を検討しています。

顧客の資産管理や事業承継など、複雑な課題に対応できる専門人材を増強し、営業担当者を『かかりつけ医』のような存在に育てることを目指しています。

既存店舗の集約により得た人材を富裕層部門へ再配置し、野村證券などとの差を縮めるべく、資産流入額の増加を目指しています。

2025年3月期には約1412億円の純営業収益を、将来的には約1.7倍に増加させる目標を掲げています。

なるほど、既存顧客への対応コストを考慮し、高単価の顧客に注力する戦略は非常に合理的ですね。野村證券出身者の起用も、ノウハウの獲得に繋がるでしょう。

戦略の多様化とテクノロジーの活用

みずほ証券、顧客戦略どう変わる?楽天との連携は何のため?

富裕層とそれ以外の顧客でサービスを差別化。

富裕層ビジネス強化と並行して、テクノロジー活用も進めています。

楽天証券との連携や、アプリ機能拡充など、多角的な戦略ですね。

みずほ証券、富裕層向け事業を強化…浜本吉郎社長「かかりつけ医」のような専門人材を育成(読売新聞)
みずほ証券、富裕層向け事業を強化…浜本吉郎社長「かかりつけ医」のような専門人材を育成(読売新聞)

✅ みずほ証券は富裕層向け事業を強化するため、専門人材を増やし、営業担当者を顧客の『かかりつけ医』のような存在に育成する。

✅ 人員構成を是正し、富裕層向け部門への人員を増やすため、既存の営業店舗を集約する。また、元野村証券の幹部を起用するなど体制を強化する。

✅ 楽天証券やPayPay証券との連携を強化し、スマートフォンアプリ向けの金融機能を拡充することで、リテール事業も活性化させる。

さらに読む ⇒dメニューニュース|NTTドコモ(docomo)のポータルサイト出典/画像元: https://topics.smt.docomo.ne.jp/amp/article/yomiuri/business/20250930-567-OYT1T50125

5億円以下の顧客への対応は、コールセンター中心に移行するんですね。

店舗の集約も考えているようで、効率化が進んでいますね。

富裕層向けビジネスの強化と並行して、みずほ証券は、総資産5億円以下の顧客に対しては、コールセンター中心の営業やコンサルティングへシフトし、将来的には支店網の集約も検討しています。

この戦略の柱として、楽天証券との連携を強化し、共同出資会社を通じて、総資産数千万円以上の顧客層へのアドバイス提供も開始。

また、スマートフォンアプリ向け金融機能も強化する方針です。

さらに、口座乗っ取り対策として、今秋に生体認証を導入する予定です。

ほほー、楽天証券との連携は面白いね!スマホアプリの機能強化も、時代に合ってるわ。口座乗っ取り対策も、利用者の安心に繋がるはずだよ。

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