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博多駅空中都市プロジェクト中止!JR九州の決断は?博多駅空中都市プロジェクト中止、その背景と影響

JR九州が博多駅に描いた壮大な夢「空中都市プロジェクト」が、建設費高騰とコロナ禍の影響で、無念の中止に。商業施設、オフィス、ホテルなどを擁する巨大複合ビルの計画は、2028年完成を目指し、60億円以上を投じて準備が進められた。しかし、採算悪化により、JR九州は苦渋の決断を下した。駅の未来を変えるはずだったプロジェクトの顛末と、今後の博多駅周辺への影響を探る。

博多駅空中都市プロジェクト中止!JR九州の決断は?博多駅空中都市プロジェクト中止、その背景と影響

📘 この記事で分かる事!

💡 JR九州が博多駅上空に建設予定だった複合ビル、博多駅空中都市プロジェクトが中止になりました。

💡 中止の理由は、建設費の高騰とコロナ禍による計画の遅延が主な要因です。

💡 博多駅周辺の再開発への影響や、今後のJR九州の動向についても触れていきます。

本日は、JR九州による「博多駅空中都市プロジェクト」の中止について、詳しく見ていきましょう。

夢の始まりと構想発表

博多駅を激変させる「空中都市」プロジェクトとは?

複合施設を線路上に建設する壮大な計画。

まず、プロジェクトの始まりと構想発表について振り返ります。

2019年に発表された壮大な計画から、中止に至るまでの経緯を見ていきましょう。

速報】「線路の上の新たな駅ビル」博多駅空中都市プロジェクトは中止 工事費高騰で事業計画が成り立たず JR九州(FBS福岡放送)
速報】「線路の上の新たな駅ビル」博多駅空中都市プロジェクトは中止 工事費高騰で事業計画が成り立たず JR九州(FBS福岡放送)

✅ JR九州は、博多駅の線路の上空に新たな駅ビルを建設する「博多駅空中都市プロジェクト」を中止すると発表しました。

✅ 新型コロナウイルス感染症の影響による計画の遅延と、建設費の高騰(当初想定の約2倍)が中止の主な理由です。

✅ 当初は2028年末の完成を目指し、オフィス、ホテル、商業施設などを備えた地下1階・地上12階建ての駅ビルを建設する予定でした。

さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/cb3c0c0339b51b9e6a39c51f01be3c3e9c1073f7

当初の計画では、2028年の完成を目指していたんですね。

オフィス、ホテル、商業施設などが入る予定だったということですが…中止は残念ですね。

2019年、JR九州は博多駅の未来を大きく変える壮大な計画を発表しました。

それは、博多駅の在来線の上空に、商業施設、オフィス、ホテルなどを擁する複合ビル「博多駅空中都市プロジェクト」を建設するというものでした。

西九州新幹線の開業や福岡市地下鉄七隈線延伸を見据え、博多駅の機能強化を目指すものでした。

このプロジェクトは、博多駅の「KITTE博多」と「ヨドバシ博多」の間の線路上に、地下1階・地上12階建てのビルを建設するもので、2028年の完成を目指していました。

うーん、これは痛手だね。せっかくのビッグプロジェクトが、こんな形で頓挫してしまうとは。建設費の高騰は、企業経営にとって大きなリスク要因になるからね。JR九州も、さぞかし苦渋の決断だったでしょう。

詳細計画と期待の高まり

福岡の複合ビル計画、どんな施設が入る予定だった?

商業施設、オフィス、外資系ホテルなど。

次に、詳細計画と期待の高まりについて見ていきます。

どのようにプロジェクトが進み、どのような期待が寄せられていたのでしょうか。

三菱地所/天神1-7計画(福岡市中央区)に着工、7・4万平米複合ビル開発 – 日刊建設工業新聞
三菱地所/天神1-7計画(福岡市中央区)に着工、7・4万平米複合ビル開発 – 日刊建設工業新聞

✅ 三菱地所は、福岡市中央区天神で延べ約7.4万平方メートルの複合ビル開発プロジェクト「天神1-7計画」の新築工事に着手。

✅ 新築ビルにはオフィス、店舗、九州初進出のホテルブランドなどが入る予定。

✅ 着工を記念して、関係者が出席した式典が開催された。

さらに読む ⇒日刊建設工業新聞出典/画像元: https://www.decn.co.jp/?p=163569

2022年には、具体的な計画が発表され、福岡市も期待を寄せていたということですね。

外資系ホテルの誘致など、街の活性化に繋がるような計画だっただけに、残念です。

2022年には、具体的なプロジェクト内容が発表され、福岡市もこの計画に大きな期待を寄せました。

高島市長も発表会見に同席するなど、官民一体となった取り組みが期待されました。

計画では、地上12階、地下1階、延べ床面積約5万平方メートルの複合ビルで、商業施設、オフィス、外資系ホテルなどが入居する予定でした。

2021年からは仮設工事が開始され、300人体制での線路敷き直し作業など、着工に向けた準備が進められました。

へー、こんな大規模なプロジェクトだったんだね!でもさ、300人体制で線路敷き直すって、なかなか大変だったんじゃない?着工に向けて、色々な準備が進められていたんだね!

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コロナ禍と建設費高騰で頓挫…JR九州「博多駅空中都市プロジェクト」中止。60億円以上を投じた大型事業の夢、無念の幕切れ。今後の再開発への影響も。