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八天堂の奇跡!倒産寸前のパン屋が『くりーむパン』でV字回復を果たした秘訣とは?森光孝雅氏と八天堂の挑戦:倒産危機からの再生と海外展開

広島発祥の八天堂。倒産危機からV字回復を遂げた秘密は、「冷やして食べるくりーむパン」! 3代目が紡ぐ、奇跡の物語。経営理念「良い品、良い人、良い会社つくり」を胸に、唯一無二の食感を生み出した。 国内では体験型カフェ、海外では現地製造を開始し、スイーツバーガーも提案。地域貢献も視野に、八天堂は進化を続ける!

八天堂の奇跡!倒産寸前のパン屋が『くりーむパン』でV字回復を果たした秘訣とは?森光孝雅氏と八天堂の挑戦:倒産危機からの再生と海外展開

📘 この記事で分かる事!

💡 八天堂は、倒産寸前から看板商品『くりーむパン』を開発し、V字回復。現在では海外展開も。

💡 森光孝雅氏は、経営知識不足による倒産危機を、弟の支援と父への尊敬を通して乗り越えた。

💡 『くりーむパン』は、パンの概念を覆す「くちどけ」を追求し、唯一無二の商品として大ヒット。

八天堂の創業から、倒産危機、そして『くりーむパン』の開発と成功、その後の事業拡大について、詳しく見ていきましょう。

創業と倒産の危機

八天堂、倒産の危機から復活!その秘訣は?

パン屋転換と拡大路線の見直し。

株式会社八天堂の森光孝雅氏の創業から倒産危機、そしてそこからの再生への道のりを見ていきましょう。

そこには、創業者の想いや、経営における様々な教訓が詰まっています。

2度の経営危機とV字復活。八天堂の冷やして食べる「くりーむパン」誕生秘話
2度の経営危機とV字復活。八天堂の冷やして食べる「くりーむパン」誕生秘話

✅ 株式会社八天堂の森光孝雅氏は、26歳で家業のパン屋を継ぎ、最大13店舗まで拡大したが、経営知識不足と外部環境の変化により倒産寸前に陥った。

✅ 倒産危機を弟の支援と父への尊敬を通して乗り越え、卸売業への転換でV字回復を果たす。その後、一点集中戦略に転換し、看板商品「くりーむパン」を開発し大ヒットさせる。

✅ 現在は海外展開も行い、著書を通じて経営哲学を発信している。倒産危機から得た教訓を活かし、人との繋がりを大切にする経営を実践している。

さらに読む ⇒BizHint出典/画像元: https://bizhint.jp/report/650321

倒産寸前からのV字回復、素晴らしいですね。

弟さんの支援や、ご家族との絆も大きかったのでしょう。

経営理念とビジョンを明確にすることで、困難を乗り越えられたんですね。

1933年、和菓子店「森光八天堂」として広島県三原市で創業した八天堂は、洋菓子店への転換で成長を遂げましたが、競合の増加により停滞

3代目である森光孝雅氏は、幼少期の祖父の話から食品製造業への興味を持ち、大学中退後、神戸のパン店で修業。

帰郷後、焼き立てパンの店「たかちゃんのぱん屋」をオープンし、八天堂の新たなスタートを切りました。

しかし、2007年には拡大路線が裏目に出て倒産の危機に陥り、民事再生手続きを検討する事態となります。

ふむ、倒産寸前からV字回復ですか。経営者の力量と、時代の流れを読む力が必要だったのでしょう。卸売への転換は、大きな決断だったはずですな。

再起への道と経営理念の確立

倒産危機、どう乗り越えた?森光氏のV字回復の秘訣とは?

家族の支援と、パン卸売事業の成功!

倒産危機を乗り越え、八天堂はどのようにして「くりーむパン」というヒット商品を生み出したのでしょうか。

そこには、森光氏の強い思いと、徹底的な商品へのこだわりがありました。

良い品・良い人・良い会社つくり——食のイノベーションを通じた「人づくり」を描く(八天堂・森光孝雅社長)
良い品・良い人・良い会社つくり——食のイノベーションを通じた「人づくり」を描く(八天堂・森光孝雅社長)

✅ 八天堂の「くりーむパン」は、創業者である祖父の「お菓子は人の心を元気にする」という考えと、丁寧なものづくりへのこだわりから生まれた。

✅ 倒産寸前の状況から、都心の市場で勝負するために、100種類以上あった商品を一つに絞り込んだ。試行錯誤の末、「冷やして食べるくりーむパン」の開発に成功した。

✅ 経営理念と自身の信条を胸に、社員、お客様、未来のためにという強い思いで、従来のパンの概念を覆す「くちどけ」を追求し、唯一無二の商品を完成させた。

さらに読む ⇒人間学を探究して四十六年|総合月刊誌定期購読者数No.1|致知出版社出典/画像元: https://www.chichi.co.jp/web/20240115_hattendo_morimitu/

「くりーむパン」への情熱、そして、お客様、社員、未来への強い思いが伝わってきますね。

唯一無二の「くちどけ」を追求した結果が、大ヒットに繋がったのでしょう。

倒産危機に際し、森光孝雅氏は弟からの金銭的支援と両親との和解を機に再起を決意します。

経営を学び、社会貢献を目的とする企業のあり方に着目し、自社の経営理念を「良い品、良い人、良い会社つくり」と定めました。

そして、袋詰めの天然酵母パンの卸売事業を開始し、V字回復を達成しました。

近隣住民からの要望をきっかけに、こだわりのパンを求める需要に着目し、小規模スーパーへの営業から始め、次第に大手スーパーからの注文も獲得しました。

この卸売事業が、経営再建の大きな力となりました。

へえ〜、商品の絞り込みが成功の鍵だったんだね!こだわりの『くちどけ』って、どんな感じなんだべ?食べてみたいなぁ。

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倒産寸前から起死回生!「冷やして食べるくりーむパン」誕生秘話。新食感で大ヒット!地域貢献も目指し、海外展開も加速中。