『みんなで大家さん』の衝撃!高利回り不動産投資は大丈夫?(破綻?倒産?)『みんなで大家さん』の転落劇:行政処分と投資家の不安
少額から不動産投資を謳い、巨額の資金を集めた『みんなで大家さん』。高利回りの裏で、開発遅延や分配金未払いが露呈し、行政処分へと発展。解約殺到、元本回収の危機、そしてロンドン上場… 投資家の夢を打ち砕いた顛末を追う。高利回りに潜むリスク、情報収集とリスク管理の重要性を浮き彫りにする、不動産投資の教訓。
💡 年7〜10%の高利回りを謳い、多くの投資家から資金を集めた不動産投資「みんなで大家さん」の現状を解説します。
💡 行政処分や開発の遅延、資金繰りの不透明さなど、投資家が直面している問題点を具体的に解説します。
💡 不動産投資におけるリスク、投資判断のポイント、そして今後の課題について、教訓を踏まえて解説します。
本日は『みんなで大家さん』に関する情報を詳しくご紹介します。
高利回りの裏側にあるリスクや問題点を理解し、今後の投資判断に役立てていきましょう。
高利回りの影:『みんなで大家さん』の始まりと成長
少額から不動産投資!『みんなで大家さん』は何で人気?
高利回り、毎月分配、SNS広告で資金を集めた。
まず、高利回りを謳い、多くの資金を集めた『みんなで大家さん』の始まりについて見ていきましょう。
その仕組みや、どのような経緯で資金が集まったのかを解説します。
公開日:2025/08/29

✅ 「みんなで大家さん」という不動産投資商品が、他の投資商品を上回る高配当を謳い、3万人超から2000億円を超える出資金を集めたが、配当が滞り、運営会社が釈明に追われる事態となっている。
✅ 共生バンクグループは、1994年施行の不動産特定共同事業法に基づき、複数の投資家から集めた資金を運用し、収益を分配する不動産投資ファンド事業を展開。年7〜10%という高利回りを謳い、多くの投資家を集めた。
✅ 運営会社は「みんなで大家さん販売」と「都市綜研インベストファンド」であり、ファンド販売と運用をそれぞれ行っていた。しかし、高利回りにも関わらず、一部の事業が手つかずの状態になっているなど、今後の動向が注目されている。
さらに読む ⇒マネーポストWEB出典/画像元: https://www.moneypost.jp/1311592高利回りを武器に、多くの投資家を集めたものの、その実態は高リスクだったという事実は衝撃的ですね。
最初から問題点が見え隠れしていたのかもしれません。
『みんなで大家さん』は、不動産特定共同事業法(不特法)に基づき、少額から不動産投資を可能にするサービスとして、約3万8千人から約2000億円の資金を集めました。
その仕組みは、投資家が匿名組合契約を通じて事業に出資し、賃料収入や売却益を分配するというものです。
毎月分配や安定利回りといった魅力的なキャッチコピーで、新聞広告やSNSを通じて幅広い層に訴求し、40年間コツコツ貯めた9000万円を投資した60代の男性も出資するほど人気を集めました。
当初は、成田空港近くの土地開発を主力とし、その高利回りが多くの投資家を惹きつけました。
なるほど、高利回りの魅力に惹かれて多くの人が投資したんですね。企業もあの手この手で投資家を誘うわけだから、我々ももっと警戒しないといけないな!
転落の序章:行政処分と解約請求の嵐
高利回り投資、行政処分で何が起きた?
解約殺到、元本回収危機の事態。
続いて、転落の序章として、行政処分と解約請求の嵐について見ていきましょう。
行政処分がどのような影響を与えたのか、詳しく解説していきます。
公開日:2025/08/06

✅ みんなで大家さんは、2024年6月に「成田シリーズ16号」に関する問題で大阪府と東京都から行政処分を受け、1ヶ月間の営業停止となりました。
✅ 過去にも2013年に業務停止命令を受け債務超過が発覚しており、投資家からは「危ない」という声が上がっています。行政処分の影響で解約申し込みが殺到し、返金に時間がかかる状況です。
✅ 記事では、行政処分の詳細や問題となっている「成田シリーズ」について解説し、他の不動産投資サービスも紹介しています。投資家向けには、みんなで大家さんへの投資は避けるのが無難としています。
さらに読む ⇒株式会社コレック(CORREC Co., Ltd.)出典/画像元: https://www.correc.co.jp/fudosantoshi-plus/minnadeooyasan-abunai/行政処分によって解約が殺到し、返金が遅れている状況は深刻ですね。
投資家の方々の不安は計り知れません。
しかし、その高利回りの裏側には、計画と現実の乖離という大きな問題が隠されていました。
主力商品である成田空港近くの商業施設「GATEWAYNARITA」の開発遅延や分配金の未払いが相次ぎ、投資家の不安が募ります。
2024年6月には、東京都と大阪府から行政処分が下され、「みんなで大家さん販売株式会社」には業務一部停止30日、ファンド運営会社「都市綜研インベストファンド株式会社」にも同様の処分が課せられました。
この行政処分を受け、わずか24時間で470人以上から28億円を超える解約申し入れが発生し、事態は急展開を迎えます。
行政処分を受けたことで、多くの投資家が解約を申請しましたが、返金の見込みは立たず、元本回収が危ぶまれる状況に。
運営会社の柳瀬健一代表は動画で「最善の努力」を表明するも、事態は悪化の一途を辿りました。
あらまあ、まるでジェットコースターみたいだね!高利回りの裏には、こんな落とし穴があるなんて。投資はやっぱり怖いなー。
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業務停止処分、上場、更地…『みんなで大家さん』の波乱。高利回りの裏で何が? 投資家は教訓を胸に、透明性とリスク管理を重視する時代。