「みんなで大家さん」破綻?成田プロジェクトの闇と真相に迫る!(?)投資家を翻弄した不動産小口化商品の末路
高利回り謳い文句に潜む罠!不動産小口化投資「みんなで大家さん」で28億円超の解約請求が殺到。情報開示の不備、高額土地購入、過去の行政処分…投資家の不安は増大。法的手段とロンドン上場という異例の展開も裏目に。分配金遅延、借地契約問題、そして資産運用への疑惑。4万人の投資家を巻き込み、教訓は“高配当”に踊らされない、不動産の本質を見抜く目。
💡 不動産小口化商品「みんなで大家さん」を巡る、行政処分と解約殺到の始まり。
💡 高利回りを謳うも、情報開示の不備や土地の高額購入が露呈。
💡 分配金遅延、法的手段、上場など、混迷を深める事態の推移。
本日は、大きな波紋を呼んでいる不動産投資疑惑について、詳細に解説していきます。
破綻への序章:行政処分と解約殺到
「みんなで大家さん」何が原因で解約殺到?
情報開示の不備と行政処分です。
大阪府が、都市綜研インベストファンドに行政処分を下しました。
投資家への説明不足、不適切な勧誘、契約内容の不備が原因です。
高利回りを謳う「みんなで大家さん」は、成田空港周辺の開発プロジェクトを進めていました。
公開日:2024/06/19

✅ 大阪府は、都市綜研インベストファンドに対し、成田空港周辺開発プロジェクトに関する投資家への重要事項説明の怠り、不適切な勧誘、契約、契約前交付書面の記載不備を理由に、30日間の業務停止処分を行った。
✅ 都市綜研インベストファンドは、「みんなで大家さん」ブランドで個人投資家から資金を調達し、成田空港周辺の開発プロジェクトを進めていたが、開発許可対象外の土地を対象に含めたり、契約変更で不適切な行為を行っていた。
✅ グループ企業である共生バンクは、成田空港近接地に大型複合施設「GATEWAY NARITA」を建設予定で、2027年3月の開業を目指しているが、開発状況への疑問の声や、楽待不動産投資新聞の記事に対する刑事告訴などがあった。
さらに読む ⇒TRAICY(トライシー)出典/画像元: https://www.traicy.com/posts/20240617302405/今回の行政処分は、投資家にとって大きな不安材料となったでしょう。
高利回りの裏に隠されたリスクが表面化したと言えます。
今後の展開が非常に気になりますね。
2024年6月17日、不動産小口化投資商品「みんなで大家さん」を巡る事態が急変した。
運営会社の都市綜研インベストファンドと販売会社が東京都と大阪府から行政処分を受け、その影響で28億円を超える解約請求が殺到した。
この問題の発端は、主力商品「シリーズ成田」の運用に関する情報開示の不備であり、年7.0%の高利回りを謳い、成田空港近くの開発プロジェクト「GATEWAYNARITA」を対象としていた。
今回の件は、高利回りだけに目がくらんだ投資家の方々にとって、非常に教訓となるでしょう。しっかりとした情報収集とリスク管理が不可欠ですな。
深まる不信:高額な土地購入と過去の処分
都市綜研の土地購入、何が問題だった?
公示地価の692倍の価格購入。
「みんなで大家さん」は、年利6〜7%という高利回りを謳い、多くの投資家から資金を集めました。
しかし、運営会社の不祥事により、事態は深刻化。
行政処分や解約請求が相次ぎました。
公開日:2024/10/06

✅ 「みんなで大家さん」は、不動産特定共同事業法に基づく不動産投資商品を提供するサービスで、年利6.0〜7.0%の想定利回りや100万円からの出資単位が特徴。
✅ 運営会社であるみんなで大家さん販売株式会社と都市綜研インベストファンド株式会社は、不動産特定共同事業法に違反し、それぞれ東京都と大阪府から一部業務停止命令を受けた。
✅ 行政処分の影響で、470人以上の投資家から28億円以上の解約請求が発生した。
さらに読む ⇒不動産投資クラウドファンディング CREAL(クリアル)出典/画像元: https://creal.jp/blogs/crowd-funding/6412/高額な土地購入は、元本割れのリスクを高める大きな要因となります。
投資家は、その裏側にあるリスクをしっかり見抜く必要があると改めて感じました。
事態はさらに複雑化する。
行政処分後、都市綜研と販売会社は解約受付を一時停止し、処分の取り消しを求める裁判を起こした。
東京地裁は販売会社側の主張の一部を認め、処分の開始を延期したものの、この間にも投資家の不安は増大した。
問題の核心は、都市綜研が土地を公示地価の692倍にあたる高値で購入していたことにある。
この高額な土地購入は、投資期間終了後の元本割れリスクを高める可能性があり、多くの投資家がその将来性に疑問を抱くようになった。
過去に2度同様の処分を受けていたことも、投資家の不安を増幅させた。
ほんと、高い買い物しちゃったわねぇ。過去にも問題があったってことは、もっと早く気付くべきだったんじゃない?投資は怖いね。
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法的手段と上場、二つの顔を持つ運営会社。分配金遅延、借地契約問題…投資家は様々な問題に直面。高利回りへの注意喚起も。