MS-Japanの成長戦略とは?人材紹介、メディア、PBRに着目?MS-Japanのビジネスモデルと今後の課題
管理部門・士業に特化、人材紹介で成長を続けるMS-Japan。売上は過去最高を更新も、営業利益は伸び悩み、資本効率が課題。高配当利回り5.28%ながらROE低下に注意。BtoBプラットフォーム展開が成長のカギ。今後の株価は、業績・収益性・財務状況を総合的に評価し、信用残高も注視。
💡 MS-Japanは、管理部門と士業に特化した人材紹介事業で成長。メディアとBtoBプラットフォームも展開。
💡 創業者の有本隆浩氏は、リクルートでの経験を活かし独立。高収益体質を構築。
💡 業績は売上高を伸ばすも、営業利益が課題。PBRや今後の株価にも注目。
本日は、MS-Japanの創業からの歩み、成長戦略、そして現在の財務状況について、詳しく見ていきましょう。
管理部門と士業に特化した人材紹介から始まった成長物語
MS-Japan(6539)の主力事業は何?
管理部門・士業向け人材紹介「MSAgent」
MS-Japanは、管理部門と士業に特化した人材ビジネスを展開。
初期は会計事務所向けに特化し、その後事業を拡大。
AI時代の人材支援の重要性も説いています。

✅ 株式会社MS-Japanの代表取締役会長兼社長CEO有本隆浩氏へのインタビュー記事。AI時代における人材支援事業の変革と、企業が柔軟に時代に適応することの重要性を語っている。
✅ 同社は会計事務所の人材支援から始まり、特化型メディア「Manegy」の運営やダイレクトリクルーティング事業などを展開し、管理部門・士業領域で国内最大級のデータマネジメントプラットフォームを目指している。
✅ 採用においては、人間性、感性、実務遂行能力を重視し、顧客への誠実さと仕事への感性豊かな取り組みを基本能力として重要視している、と述べている。
さらに読む ⇒社長と繋がる、社長「直結」メディア『社長名鑑』出典/画像元: https://shachomeikan.jp/industry_article/2326AI時代の人材支援の重要性ですか。
MS-Japanは変化に対応し、人材紹介の多様性を追求しているんですね。
株式会社MS-Japan(6539)は、管理部門と士業に特化した人材紹介事業「MSAgent」を主力とし、ダイレクトリクルーティングメディア「MSJobs」、ビジネスメディア「Manegy」、BtoBプラットフォーム「ManegytoB」を展開しています。
1990年に有本隆浩氏が会計事務所の人材支援から創業し、企業の管理部門への人材紹介へと事業を拡大しました。
USCPAやIPO関連、公認会計士、弁護士といった専門家を紹介することで業績を伸ばし、2016年には東証マザーズに上場を果たしました。
うむ、人材育成は企業成長の根幹。MS-Japanの戦略は、まさに時代を読み解いておるな。IPOも経験済みとは、素晴らしい。
好調な初期段階と成長戦略
MS-Japan、好調な事業と今後の戦略は?
増収増益、人材紹介と「Manegy」に注力。
有本隆浩氏は、リクルートでトップセールスとして活躍後独立。
顧客のビジョンを徹底的にヒアリングし、高額プランを提案することで成長を加速させました。

✅ MS-Japan創業者の有本隆浩氏は、リクルートでトップ営業として活躍した後、28歳で独立を決意しました。
✅ 独立当初は事業内容を定めず、リクルートの代理店や研修講師などを務めながら、真に立ち上げるべき事業を模索しました。
✅ 有本氏の営業スタイルは、顧客のビジョンを徹底的にヒアリングし、高額なプランを提案することで、契約を勝ち取るものでした。
さらに読む ⇒Strainer(ストレイナー)- 決算・ビジネスニュースをシンプルに解説出典/画像元: https://strainer.jp/notes/4275顧客のニーズを深く理解し、適切なプランを提案する。
基本ですけど、なかなか難しいことですよね。
2022年3月期の第2四半期決算では、売上高が18億54百万円(前年同期比13.3%増)、営業利益は7億76百万円(同30.2%増)と増収増益を達成しました。
人材紹介事業とメディア事業「Manegy」が好調で、売上は計画通り、利益は計画を上回りました。
通期業績予想も変更なく、売上高39億28百万円(前期比16.6%増)、営業利益15億49百万円(同25.0%増)を見込んでいます。
営業利益率は39.4%を目指し、配当は1株あたり15.00円を予定。
MS-Japanは、人材紹介事業の回復と「Manegy」の売上拡大に加え、ダイレクトリクルーティングサイト「MSJobs」の成長に注力し、管理部門・士業特化型スカウトメディアとしての地位確立を目指しています。
顧客に寄り添う姿勢は、どんなビジネスにも必要不可欠だよね。それにしても、リクルートでトップとは、さすがだわ。
次のページを読む ⇒
MS-Japan、増収も営業減益。PBRに注意!高配当利回りだが、資本効率低下が課題。BtoBプラットフォームの成長に期待。