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米価はなぜ高い?令和の米騒動と、日本のコメ事情はどうなっているの?米の価格高騰の裏側と、政府の対策

日本の米を取り巻く現状を徹底解説!生育状況から流通、価格、政府の対策まで、最新情報を網羅。令和の米騒動を経て、競争激化と価格高騰が続く米市場の課題を浮き彫りに。JA農協の戦略、気候変動の影響、そして今後の日本の稲作が抱える問題点とは?消費者と生産者の両方に役立つ、米に関する包括的な情報を提供します。

米価はなぜ高い?令和の米騒動と、日本のコメ事情はどうなっているの?米の価格高騰の裏側と、政府の対策

📘 この記事で分かる事!

💡 2025年6月時点での米の小売価格は高止まり。備蓄米放出や、今後の米価下落予測について解説します。

💡 政府の米の流通安定化に向けた対策と政策転換、そして政府備蓄米の現状について解説します。

💡 減反政策の過去と現在、米価高騰の要因、令和の米騒動と今後の課題を分かりやすく解説します。

本日は、米の価格高騰をテーマに、米の生育、流通、政府の取り組み、そして今後の課題について、詳しく見ていきましょう。

生育と流通の現状

令和7年産米の収穫見込みは?前年より良い?

前年を上回る見込みです。

米の生育から流通、価格に至るまでの現状を解説します。

米価の下落要因や、米生産者の現状、今後の市場投入に向けた動きなど、様々な角度から分析します。

米流通の専門家が断言。「8月には5キロの価格が3000円」、「2025年産米も必ず値下がりする」
米流通の専門家が断言。「8月には5キロの価格が3000円」、「2025年産米も必ず値下がりする」

✅ 2025年6月23日時点の米のスーパー小売価格は依然高水準(3,920円/5kg)だが、前週から256円下落。これは前年同月比で78.4%増。

✅ 米価下落の要因として、備蓄米の放出とスポット市場での銘柄米の価格暴落があると専門家は指摘。民間在庫の少なさが米価高騰の根本原因。

✅ 2025年秋の2025年産米の市場投入に向けて、米価は今後も下落すると予測。米生産者は現在の高米価に不満を抱き、安定した価格を求めている。

さらに読む ⇒マイナビ農業-就農、農業ニュースなどが集まる農業情報総合サイト出典/画像元: https://agri.mynavi.jp/2025_07_03_328609/

米の価格変動は、様々な要因が複雑に絡み合って起こっていますね。

今後の価格動向を見守る必要がありそうです。

米の流通は、生産から販売、価格に至るまで、様々な情報が公開されています。

令和7年産水稲の生育は順調で、8月15日時点での収量は前年を上回る見込みです

一方、令和6年産の収穫量は679万2000tで、1等米比率は75.9%でした。

販売段階では、スーパーマーケットの販売データや小売価格、世帯当たりの購入数量など、様々な指標が毎週または定期的に更新され、米の販売動向を把握するための重要な情報源となっています。

価格面では、消費者物価指数で比較が行われ、令和7年7月の米類は212.2ポイントでした。

なるほど、米の価格は色々な要素で変動するんですね。備蓄米の放出とか、初めて聞きました。今のうちに、米、買っとくべきかな?

政府の取り組みと政策転換

米の流通安定化、政府は何してる?最新政策を教えて!

備蓄米売渡しや、戦略作物の転換促進など。

政府の米政策と、それに対する取り組みについて解説します。

政府備蓄米の販売状況、在庫管理、そして今後の米政策の方向性について詳しく見ていきます。

政府備蓄米 在庫水準29.5万tに 農水省
政府備蓄米 在庫水準29.5万tに 農水省

✅ 政府備蓄米の随意契約による販売は28万tだったが、10万tが未引渡しとなっており、農水省は引き渡しまたはキャンセルを確認している。

✅ 2020年産米は加工用として7.5万tを販売し、在庫は12.5万tとなる見込み。

✅ 農水省は在庫を100万t程度に戻す方針だが、備蓄の積み増し方法は未定。小泉農相は米価次第で再放出も検討している。

さらに読む ⇒JAcom 農業協同組合新聞出典/画像元: https://www.jacom.or.jp/kome/news/2025/08/250821-83952.php

政府も、米の価格安定化のために様々な対策を講じているんですね。

でも、備蓄米の積み増し方法は未定とのことなので、今後の動向が気になります。

政府は米の流通安定化のため、対策パッケージを策定し、情報発信を行っています

また、政府備蓄米の買戻し条件付売渡しを実施し、流通を支えています。

かつては政府備蓄米等の店頭販売価格調査も行われていましたが、令和7年8月4日に公表は終了しました。

一方で、随意契約による政府備蓄米の発売状況は公表されています。

日本の米政策は、2018年より主食用米の生産数量目標の配分を廃止し、需要に応じた多様な米の生産・販売を推進しています。

この改革を定着させるため、水田のフル活用が重要となり、麦や大豆、米粉用米、飼料用米などの戦略作物への転換を促進しています。

高収益作物への転換や、排水対策・機械化といった技術導入も支援し、農業所得の増加を図っています。

こうした取り組みは、2019年12月決定の農業生産基盤強化プログラムにも位置付けられ、輸出拡大も重要な戦略となっています。

ほー、政府も色々やってんだね。でもさ、減反政策って、結局どうだったの?詳しく教えてくんない?

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米騒動再び!減反廃止後の米価高騰の裏側を徹底解説。JA農協の思惑、政府の対応、そして今後の日本の稲作の課題とは?