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イトーヨーカドー食品戦略は?〜「顔が見える食品。」からセブン&アイHDの構造改革まで〜イトーヨーカドー、ヨークHD、セブン&アイHDの食品事業戦略

イトーヨーカドー、食品事業で進化!「顔が見える野菜。」で培った安全・安心な食へのこだわりをさらに深化。セブン&アイから独立し、ベインキャピタルの支援のもと、食品・日用品を強化、地域密着型戦略で収益力向上を目指します。食の領域を軸に、顧客ニーズに応え、セブン-イレブンとの連携も強化。新たな成長ステージへ。

イトーヨーカドー食品戦略は?〜「顔が見える食品。」からセブン&アイHDの構造改革まで〜イトーヨーカドー、ヨークHD、セブン&アイHDの食品事業戦略

📘 この記事で分かる事!

💡 イトーヨーカドーの食品戦略の根幹をなす「顔が見える食品。」は、生産者との連携を重視しています。

💡 セブン&アイHDは、イトーヨーカドーの構造改革を進め、食品事業への集中を加速させています。

💡 ヨークHDは、ベインキャピタルによる買収を経て、地域密着型の戦略と価格戦略を展開しています。

イトーヨーカドーの食品戦略を紐解き、現在の状況や今後の展望について、詳しく見ていきましょう。

「顔が見える食品。」から始まった、イトーヨーカドー food戦略

イトーヨーカドー「顔が見える野菜。」の累計販売額は?

2000億円超え。安全・安心なブランド!

イトーヨーカドーは「顔が見える食品」を通して、食の安全・安心を提供しています。

生産者との連携を強化し、商品の情報を公開することで、消費者の信頼を獲得しています。

イトーヨーカドーの「顔が見えるシリーズ」で豊かな食を次世代につなぐPR(FRaU編集部)
イトーヨーカドーの「顔が見えるシリーズ」で豊かな食を次世代につなぐPR(FRaU編集部)

✅ イトーヨーカドーの「顔が見える食品。」は、生産者と消費者を繋ぐ食品ブランドで、安全・安心でおいしい食品を提供するために、生産者と連携して品質を保つ環境づくりを推進している。

✅ 「顔が見える食品。」は、野菜、果物、肉、魚、たまご、米、加工品などを展開しており、JGAP認証の取得を推進することで、持続可能な農業をサポートしている。

✅ 生産者の似顔絵や二次元バーコードを通じて、消費者は産地や生産背景を知ることができ、生産者を応援することで、持続可能な日本の食を育むことを目指している。

さらに読む ⇒現代ビジネス | 講談社 @gendai_biz出典/画像元: https://gendai.media/articles/-/120422

「顔が見える食品」の取り組みは素晴らしいですね。

生産者の方々の顔が見えることで、食品への安心感が増しますし、食育にも貢献しているのが良いですね。

イトーヨーカ堂は、安全・安心な食品を届けるため、2002年に「顔が見える野菜」として、生産者との連携を重視した取り組みを開始しました。

この取り組みは現在234品目に拡大し、累計販売金額は2000億円を超える実績を上げています。

商品のラベルには生産者情報が明記され、生産履歴も公開されています。

食育への貢献も視野に入れ、惣菜ブランド展開も行い、安全・安心なブランドとしての地位を確立しました。

なるほど。生産者との連携、JGAP認証の推進、素晴らしいじゃないか!これなら、消費者の信頼も厚くなるだろう。販売実績も順調で、まさにミリオネア戦略だな!

セブン&アイHDの構造改革と、食品事業への集中

イトーヨーカドー、食品強化で何に注力?

フード&ドラッグ戦略とDgS商材販売。

セブン&アイHDは、食品事業への集中を加速させるため、イトーヨーカドーの構造改革を進めています。

アパレル事業からの撤退や店舗数の縮小など、大胆な改革が行われています。

セブン&アイ、コンビニ集中。スーパー縮小しアパレル撤退

公開日:2023/03/09

セブン&アイ、コンビニ集中。スーパー縮小しアパレル撤退

✅ セブン&アイ・ホールディングスは、中期経営計画を上方修正し、グループ戦略を「食」にフォーカスする方向に転換。セブン-イレブンを軸としたグローバル成長戦略を推進する一方、イトーヨーカドーの店舗数を縮小する。

✅ 国内のセブン-イレブンは、オリジナル商品の強化や新規ビジネス展開により安定成長を目指す。北米の7-Elevenは商品展開とデリバリーを強化し、2025年までに5万店舗への拡大を目指す。

✅ イトーヨーカドーはアパレル事業から撤退し、14店舗を閉鎖。首都圏のスーパー事業は統合再編を行い、ネットスーパーの整備も進め、収益構造の改善を図る。

さらに読む ⇒Impress Watch出典/画像元: https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1484702.html

セブン&アイHDの構造改革は、食品事業への集中という明確なビジョンが見えますね。

イトーヨーカドーのDgS展開など、新たな試みも注目です。

親会社セブン&アイ・ホールディングスは、総合スーパー事業の構造改革として、アパレル事業から撤退し、食品事業に集中する方針を打ち出しました。

その一環として、イトーヨーカドーは食品スーパー(SM)による食品強化に対抗し、フード&ドラッグ戦略を展開しています

DgS(ドラッグストア)商材の販売にも注力し、イトーヨーカドーの強みである来店頻度の高さ、広い売場面積などを活かして、DgSらしい売場づくりを目指しています。

あらま、イトーヨーカドーの店舗数を減らすのはちょっと寂しいわね。でも、食に集中するっていうのは、今の時代に合ってるんじゃないかしら。セブン-イレブンも頑張ってるみたいだし、応援したいわね。

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セブン&アイがイトーヨーカドーを売却。ベインキャピタル傘下で再出発!食の強化へ。地域密着と価格戦略で収益向上を目指し、IPOも視野に。