ジェンダー平等ってなんだろう?〜世界と日本の現状、課題、そして未来へのヒント〜?ジェンダー平等に関する国際的な動向と、日本国内の取り組み
ジェンダー格差は世界的な課題。解決には長い年月が必要とされ、経済格差は257年かけて解消の見込み。品川区の条例施行、JICAのジェンダー主流化推進、鹿児島県の少子化対策など、国際的・国内で様々な取り組みが活発化。しかし、メディア業界ではジェンダー格差やセクハラが深刻化。多様な生き方を認め、誰もが自分らしく生きられる社会を目指すために、意識改革と具体的な行動が求められています。
💡 ジェンダー・ギャップ指数、ジェンダー開発指数、ジェンダー不平等指数など、ジェンダーに関する様々な指標が存在します。
💡 各国がジェンダー平等の実現に向けて、様々な取り組みを行っています。日本も例外ではありません。
💡 幼少期のジェンダー教育から、メディア業界の課題まで、幅広い視点からジェンダー平等について考えます。
本日は、ジェンダー平等に関する様々な情報を分かりやすくまとめました。
それでは、各章の内容を詳しく見ていきましょう!。
ジェンダー平等の実現に向けた世界の動き
ジェンダー平等達成にどれくらいの年月が必要?
99.5年。経済格差は257年。
世界におけるジェンダー格差の現状と、それを測る指標について解説します。
日本の現状についても触れ、それぞれの指標がどのような側面を評価しているのか見ていきましょう。

✅ ジェンダー・ギャップ指数(GGI)、ジェンダー開発指数(GDI)、ジェンダー不平等指数(GII)は、ジェンダーに関する不平等を測る指標であり、それぞれ異なる側面を評価している。
✅ 日本のGGIは118位(148か国中)、GDIは89位(193か国中)、GIIは22位(172か国中)であり、それぞれの指標で順位が異なる。
✅ 各指標は、世界経済フォーラムや国連開発計画によって算出され、各国のジェンダー平等に関する状況を把握するための参考となる。
さらに読む ⇒内閣府男女共同参画局出典/画像元: https://www.gender.go.jp/international/int_syogaikoku/int_shihyo/index.html日本のジェンダーギャップ指数はずいぶんと低いですね。
様々な指標で順位が異なるのも興味深いです。
世界と日本の現状を比較しながら、課題を理解していきましょう。
世界中でジェンダー格差は依然として存在し、その解消には長い年月を要するとされています。
世界経済フォーラムのジェンダーギャップ指数によれば、ジェンダー平等の達成には99.5年、経済格差の完全解消には257年を要する見込みです。
国連開発計画のジェンダー不平等指数からは、リプロダクティブヘルスやエンパワメントは改善傾向にあるものの、労働市場への参加は後退していることが示されています。
ジェンダーに基づく暴力(GBV)の問題も深刻で、女性の3人に1人が身体的・性的暴力を経験。
このような状況を鑑み、ジェンダー平等を促進するための国際的な取り組みが活発化しています。
なるほど、ジェンダー格差を測る指標は色々あるんですね。数字で現状を把握できるのは、改善に向けた第一歩になりそうですね。しかし、日本の順位はまだまだですね。もっと頑張らないといけませんよ!
多様性を尊重する社会の実現を目指して
品川区の新しい条例、何を目指してるの?
ジェンダー平等と多様性尊重の社会実現!
多様性を尊重する社会の実現に向けた具体的な取り組みとして、品川区の条例施行について詳しく見ていきます。
基本理念や、区の目指す社会像についても触れます。
公開日:2024/05/15

✅ AFEEが提出したパブリックコメントに対する答申が12月26日に出され、変更点について報告がされています。
✅ 変更後の基本理念では、人権侵害の根絶について、性別等による差別やハラスメント、配偶者暴力などを具体的に例示し、SNSでの情報発信における人権侵害への配慮の必要性が言及されています。
✅ AFEEの指摘を受け、区の考え方として、アニメのキャラクターなど架空の存在に対する表現規制を意図するものではないことが明確に示されました。
さらに読む ⇒AFEE:エンターテイメント表現の自由の会 公式HP出典/画像元: https://afee.jp/2024/04/07/13135/品川区の条例は、多様性を尊重する素晴らしい試みですね。
性別や性的指向に関わらず、誰もが自分らしく生きられる社会を目指す姿勢は、とても重要だと思います。
品川区は、令和6年4月1日に「ジェンダー平等と性の多様性を尊重し合う社会」の実現を目指す条例を施行しました。
この条例は、性別や性的指向、ジェンダーアイデンティティに関わらず、誰もが自分らしく生きられる社会を目指し、区民、事業者、教育関係者とともに、様々な生活場面での困難や生きづらさを解消することを目指しています。
条例では、人権侵害の根絶、多様な生き方の選択、平等な参画機会の確保など、9つの基本理念を掲げています。
区はこれらの理念に基づき、あらゆる分野で誰もがその個性と能力を発揮し、自分らしく生きられる社会を目指しています。
条例では「性別等」という言葉を用いて、多様な性のあり方を包括的に尊重する姿勢を示しています。
区が目指すのは、性別や性的指向、性自認に関わらず、誰もが社会のあらゆる分野に平等に参画し、差別や暴力を受けることのない社会です。
品川区の条例、素晴らしいね!多様性を受け入れる社会って、本当に大切。みんなが安心して暮らせるように、もっと色んな地域でこういう取り組みが広がるといいな~!めんこいね!
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JICAと鹿児島県のジェンダー平等推進。幼少期の教育からメディア業界の課題まで、誰もが活躍できる社会を目指す取り組みと課題を解説。