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松山油脂、躍進の秘密とは?老舗石鹸メーカーの挑戦と企業文化?創業115年。石鹸メーカーのブランド戦略と働き方改革

1908年創業の松山油脂は、下請けからの脱却を目指し、自社ブランドを確立。30歳で家業を継いだ松山剛己氏が、100時間かけて石鹸を焚き上げる「釜焚き製法」を活かし、「M-mark series」を開発。社員の成長とワークライフバランスを重視し、柔軟な働き方を推進。安全・環境配慮・使い心地・価格を両立した製品で、人々のデイリーウェルネスに貢献する、ものづくり企業。

松山油脂、躍進の秘密とは?老舗石鹸メーカーの挑戦と企業文化?創業115年。石鹸メーカーのブランド戦略と働き方改革

📘 この記事で分かる事!

💡 100時間かけて石鹸を焚き上げる「釜焚き製法」という独自の製法を守り、品質の高い製品を作り続けている。

💡 自社ブランド「M-mark series」を開発し、ナチュラルローソンなどでも販売され、多くのファンを獲得している。

💡 働き方の多様性を支援する制度「WORK2024」を導入し、スタッフが主体的に働ける環境を整備している。

この記事では、下請け企業から自社ブランドを確立し、働き方改革にも取り組む松山油脂の取り組みを紐解いていきます。

創業と転換への決意

石鹸製造から始まった松山油脂を変えた転換点は?

松山剛己氏の家業への帰還と改革。

松山油脂の松山剛己社長は、家業に戻り、会社の変革を決意。

下請けからの脱却を目指し、自社ブランド開発と提案型OEMに注力しました。

創業からの歴史と、そこから生まれた経営への想いを掘り下げます。

常に自ら考え、「主体性」を発揮できる会社をつくりたい
常に自ら考え、「主体性」を発揮できる会社をつくりたい

✅ 松山油脂の松山剛己社長は、下請けからの脱却を目指し、自社ブランドの開発と提案型OEMで会社の成長を牽引した。

✅ 家業に戻った当初は、社員の反対や先代社長の廃業意識など、多くの困難があったが、小規模な成功を積み重ねていった。

✅ 100時間かけて石鹸を焚き上げる「釜焚き製法」など、昔ながらの製造方法を強みとし、丹念なものづくりへのこだわりをファンに伝えている。

さらに読む ⇒中小企業を活性化する経営誌 月刊「理念と経営」出典/画像元: https://www.rinen-mg.co.jp/web-rinentokeiei/entry-5095.html

石鹸の製法を守りながら、時代に合わせて変化していく姿は素晴らしいですね。

社員や先代社長との葛藤を乗り越えての成長、本当に尊敬します。

1908年創業の松山油脂株式会社は、石鹸製造からスタートしました。

大手メーカーの下請けとして安定した経営を続けていましたが、30歳で家業に戻った松山剛己氏は、会社を根本から変える決意をします

大手広告代理店や三菱商事での経験を経て、廃業も視野に入っていた会社を立て直すために、主体性のあるビジネスモデルを模索し始めました。

なるほど、下請けから脱却して自社ブランドを立ち上げるとは、経営者として素晴らしい決断力ですね。成功の秘訣はどこにあるのか、興味深い!

自社ブランド開発への挑戦

下請け体質からの脱却!松山氏の起業のきっかけは?

父からの叱責と会社存続への強い思い。

松山油脂は、自社ブランド「M-mark series」を開発し、多くのファンを獲得しました。

この章では、そのブランド戦略に迫ります。

「釜焚き製法」や自社での柚子栽培といったこだわり、そして、その商品展開について解説していきます。

崖っぷち下請け企業の大逆転劇/松山油脂/読んで分かる「カンブリア宮殿」

公開日:2022/03/30

崖っぷち下請け企業の大逆転劇/松山油脂/読んで分かる「カンブリア宮殿」

✅ ナチュラルローソンのロングセラー商品である「Mマークシリーズ」は、創業当時から販売されており、一番人気は「柚子ボディローション」で、年間120万本を売り上げている。

✅ 松山油脂は、大手の下請け企業から脱却し、自社ブランドを確立。昔ながらの釜焚き製法や自社での柚子栽培など、実直なものづくりと自然志向を貫いていることが躍進の秘密。

✅ 「ナチュラルローソン」だけでなく、「ロフト」や「東急ハンズ」などにも商品を展開し、自社ブランドの直営店「マークスアンドウェブ」も展開している。

さらに読む ⇒mine - 第一線の「ひらめいた!」を私のものに。出典/画像元: https://mine.place/page/66756ea4-c98e-4a76-b9c6-83a7e09d9678

自社ブランドの成功は、企業のビジョンと、それを支える技術力、そして社員の努力があってこそですね。

ファンを味方につける商品開発、見習いたいものです。

松山氏は、父親からの叱責や自身が起業家志望であったこと、三菱商事での経験から、会社存続への強い思いを抱き、下請け体質からの脱却を目指しました

その過程で、100時間かけて石鹸を焚き上げる「釜焚き製法」というコア技術と、共に働く仲間の可能性に気づき、自社ブランド開発という道を選びます。

提案型のOEMで小規模な成功を重ねながら、リスクを抑えて自社ブランド「M-mark series」を開発しました。

社員や父親からの反対を乗り越え、自社ブランド立ち上げに成功し、多くのファンを獲得しました。

へぇ〜、自社ブランドの開発って、そんなに色々な苦労があったんですね! でも、それを乗り越えて成功しているって、すごいわ!

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松山油脂、理念は「デイリーウェルネス」。ワークライフバランス重視で働き方改革も進化!年齢問わず活躍できる環境で、高品質な石鹸を作り続けています。