松山油脂(Mマークシリーズ)の秘密!老舗石鹸メーカーの奇跡の成長物語とは?松山剛己社長が語る、自社ブランドと企業改革の軌跡
1908年創業の松山油脂。元博報堂マンが家業を継ぎ、無添加石鹸で奇跡のV字回復!自社ブランド「Mマーク」や直営店「MARKS&WEB」で急成長。釜焚き製法と富士山伏流水を活かし、社員を大切にする経営で、売上4億円から100億円企業へ!「For Daily Wellness」を掲げ、日本と世界のウェルネスに貢献するスモールリーディングカンパニーを目指す、その成長の秘訣に迫る。
💡 老舗石鹸メーカー松山油脂が、下請けからの脱却を図り、自社ブランド「Mマークシリーズ」を確立。
💡 松山剛己社長の経営手腕により、年商80億円、利益10億円を超える企業へと成長を遂げました。
💡 多角的な経営戦略と組織改革を行い、直営店ビジネスの展開や社員の働き方改革を推進。
それでは、松山油脂とその代表取締役社長である松山剛己氏の歩みを紐解いていきましょう。
老舗石鹸メーカーがどのようにして成長を遂げたのか、その秘密に迫ります。
創業と転換点への序章
松山油脂の代表は誰?創業からの歴史も知りたい!
松山剛己氏。創業は1908年、石鹸製造は1946年〜。
松山油脂の創業から現在に至るまでの道のりを振り返ります。
創業者の想いを受け継ぎ、どのようにして企業が成長してきたのか、その歴史を見ていきましょう。
公開日:2022/02/04

✅ 松山剛己氏は、慶應義塾大学卒業後、博報堂や三菱商事での経験を経て、家業の松山油脂に入社。下請けからの脱却を目指し、自社ブランド「Mマークシリーズ」を立ち上げ、社長就任後には売上を大きく伸ばした。
✅ 同氏は、自社ブランド「MARKS&WEB」を設立し、直営店での販売を開始。働き方改革にも取り組み、社員の意欲を引き出す環境を整え、ほぼ正社員雇用や利益還元制度を導入している。
✅ 松山油脂は創業1907年の老舗で、松山社長の経営手腕により、年商80億円、利益10億円を超える企業に成長。堅実な経営を心がけ、自己資本比率を高く保っている。
さらに読む ⇒Taka゛s Media Journey出典/画像元: https://researchcompass.blog/matsuyama_yushi-4710老舗企業でありながら、常に変化を恐れず、自社ブランドの確立や働き方改革にも積極的に取り組んでいる点が素晴らしいですね。
堅実な経営と革新性が両立しているのは、とても興味深いです。
1908年創業の松山油脂株式会社は、東京・墨田区に本社を置き、透明石鹸、化粧石鹸、スキンケア製品などを製造販売しています。
代表取締役社長の松山剛己氏は、1964年生まれで、慶應義塾大学経済学部を卒業後、博報堂や三菱商事などを経て、1994年に家業である松山油脂に入社しました。
同社は、1930年に設立され、1946年から石鹸の製造を開始。
2025年3月期の売上高は44億円を超え、従業員数は218名です。
同社の企業理念は「For Daily Wellness」であり、「心身のすこやかさと日常の豊かさ」を追求しています。
なるほど。老舗企業の社長が、博報堂や三菱商事での経験を活かして、家業を立て直したというのは、まさにビジネスの成功法則ですね。経営手腕もさることながら、柔軟な発想力が素晴らしい!
下請けからの脱却と自社ブランドの確立
松山油脂を変えた転換点とは?
自社ブランドの立ち上げと販売戦略。
自社ブランド「Mマークシリーズ」の誕生秘話に迫ります。
下請けからの脱却を図り、どのようにして自社製品を確立したのか、その戦略と成功の要因を解説します。

✅ 松山油脂は、安全性・環境性・有用性のバランスを重視し、使い心地の良い製品づくりを心がけている。代表的な商品である「M-mark series」は、年齢や性別を問わず家族みんなで安心して使える、毎日の暮らしに欠かせないアイテム。
✅ M-mark seriesの石けんは、釜焚き製法で作られた純度の高い石けん素地を使用し、枠練り製法または機械練り製法で製造されている。天然の保湿成分グリセリンが含まれ、肌への優しさを追求している。
✅ 無添加せっけん、釜焚き枠練りせっけん、ローズマリーせっけん、ラベンダーせっけんの4種類があり、製法、成分、香りで選ぶことができる。使い方のコツは、よく泡立てること。
さらに読む ⇒キナリノモール|自分らしい暮らしがかなう、お買いものメディア出典/画像元: https://mall.kinarino.jp/item-26776自社製品の立ち上げにあたり、市場調査を徹底し、消費者のニーズに応える製品開発を行った点が成功の秘訣でしょう。
品質へのこだわりも、消費者に支持される理由ですね。
松山氏が入社した1994年、松山油脂は売上の大半を下請けに依存していました。
1980年代のグローバル化の影響を受け、石鹸業界は低迷。
松山氏は、博報堂や三菱商事での異業種での経験を活かし、自社ブランドの立ち上げを決意します。
東急ハンズなどの店舗を調査し、自社の強みである釜焚き製法と無添加を前面に出した商品開発に着手しました。
自ら量販店に営業を行い、手書きのメモや工場見学を通じて製品の魅力を伝え、「無添加せっけん」や「塩入りボディソープ」などの自社ブランド製品を販売。
量販店との取引を開始し、口コミで販路を拡大しました。
松山社長の行動力が見て取れるわね。量販店に自ら営業に行ったり、手書きのメモで商品の魅力を伝えたって、すごい!顧客との距離が近いからこそ、消費者の心に響く商品が作れるんでしょうね。
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無添加石鹸で急成長!松山油脂、革新的な経営で売上4億→100億円へ。Mマーク、MARKS&WEB、働き方改革…成功の秘訣を凝縮。2025年売上100億円目指す、スモールリーディングカンパニー。