球磨川の教訓と、水害への備え：過去から学ぶ防災対策とは？水害リスク、ハザードマップ、最新気象情報、安全確保、地域連携

本日は、近年の水害から私たちが学ぶべき教訓と、今後の防災対策について掘り下げていきます。

球磨川の脅威と、未来への備え

2020年の球磨川豪雨では、多くの地域で浸水被害が発生しました。

ハザードマップの未改定や周知の遅れが、被害を拡大させる要因となりました。

球磨川、筑後川流域で「ハザードマップ未更新」 23市町村の6割

公開日:2020/10/03

✅ 2020年7月の九州豪雨で氾濫した球磨川と筑後川沿いの市町村の多くが、水防法に基づくハザードマップの改定を怠っていた。

✅ 国は2017年に浸水想定区域を拡大したが、多くの市町村が改定せず、住民への周知が遅れた。

✅ ハザードマップに浸水想定区域として記載されていなかった地域でも浸水被害が発生し、専門家は被害拡大につながったと指摘している。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20200903/k00/00m/040/202000c

ハザードマップの改定と周知の遅れは、住民の避難行動に大きな影響を与えたと考えられます。

的確な情報伝達の重要性が示唆されます。

2024年8月11日、熊本県に大雨特別警報が発令され、数十年に一度の記録的な豪雨に見舞われました。

玉名市、長洲町、八代市、宇城市、氷川町、上天草市、天草市など広範囲にわたり、土砂災害や浸水、河川の増水に対する最大級の警戒が呼びかけられています。

特に玉名市、山都町、八代市、熊本市中央区、甲佐町、上天草市では、12時間降水量が観測史上1位を更新する記録的な豪雨となりました。

この状況を受け、私達は過去の教訓を活かし、球磨川の浸水想定区域図、そして内水ハザードマップの重要性を再認識する必要があります。

これらの地図は、洪水のリスクを事前に把握し、避難計画を立てる上で不可欠です。

なるほど、ハザードマップの重要性、痛感しました。情報伝達の遅れが命取りになるってことですな。うちの会社でも、防災対策強化しとかんといかんな。

内水リスクと日々の備え

内水リスクへの対策も重要です。

国土交通省は、洪水と内水氾濫を一体的に示した水害リスクマップの作成・公開を進めています。

国交省が25年度から水害マップに「内水氾濫」を追加！逃げ遅れ防ぐ

✅ 国土交通省は2025年度から、1級河川の本流・支流を対象に、洪水と内水氾濫を一体的に示した水害リスクマップの作成・公開を開始する。

✅ 従来のマップでは考慮されていなかった内水氾濫も加えることで、より実態に即した水害を想定し、迅速な避難につなげることを目指す。

✅ 人口が多い都市部を優先的に作成し、2026年度以降はリアルタイムの浸水情報も組み込み、浸水が広がる前に避難できるような仕組みを目指す。

さらに読む ⇒くらし×防災メディア「防災ニッポン」読売新聞出典/画像元: https://www.bosai.yomiuri.co.jp/biz-article/15781

内水ハザードマップの活用は、浸水のリスクを事前に把握し、適切な避難行動をとる上で非常に重要です。

日頃からの意識が大切ですね。

球磨川の洪水リスクに加えて、局地的な大雨による内水のリスクも考慮しなければなりません。

内水ハザードマップは、下水道や水路の排水能力を超えた雨水による浸水の可能性と、浸水深さなどを可視化したものです。

アンダーパスや地下通路などの低い土地は特に注意が必要です。

自宅周辺だけでなく、よく利用する場所の浸水リスクも確認し、日頃から防災意識を高め、避難経路の確認や非常用持ち出し袋の準備など、万が一の浸水に備えましょう。

ほんと、最近のゲリラ豪雨とか考えると、内水リスクって他人事じゃないよね。地下とかアンダーパスとか、怖いもんね。日頃から、気をつけるしかないよね。