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テート・モダン:近現代アートと建築の融合?〜イ・ミレのインスタレーション「Open Wound」を中心に〜バンクサイド発電所の変貌:テート・モダン

かつて発電所だったテート・モダンは、巨大空間と近現代アートで人々を魅了! ヘルツォーク&ド・ムーロン設計の斬新な空間で、ジャコメッティやルイーズ・ブルジョワなどの巨匠たちの作品を堪能。イ・ミレの大型インスタレーション「OpenWound」は、社会問題を表現し、傷と共に生きる美しさを問いかける。世界最多の来館者数を誇る美術館が、新たな挑戦で若者たちを惹きつける。

テート・モダン:近現代アートと建築の融合?〜イ・ミレのインスタレーション「Open Wound」を中心に〜バンクサイド発電所の変貌:テート・モダン

📘 この記事で分かる事!

💡 テート・モダンは、ロンドンのバンクサイド発電所を改修した美術館で、近現代アートの展示で知られています。

💡 世界最多の来館者数を誇る一方、ブレグジットなどの影響で来館者数の減少という課題に直面しています。

💡 韓国人作家イ・ミレによる大型インスタレーション「Open Wound」は、産業化の傷をテーマにしています。

本日は、ロンドンにあるテート・モダン美術館について掘り下げていきます。

近現代アートの展示、斬新な建築、そして社会的な課題まで、多角的にご紹介します。

生まれ変わった発電所、テート・モダン

テート・モダン、元は何だった?

バンクサイド発電所!

最初にご紹介するのは、テート・モダンの建築と展示についてです。

かつての発電所を美術館へと変貌させた背景や、展示内容の詳細を見ていきましょう。

ロンドン中心部の発電所をコンバージョン!タービンホールが衝撃的な美術館「テート・モダン」

公開日:2024/05/16

ロンドン中心部の発電所をコンバージョン!タービンホールが衝撃的な美術館「テート・モダン」

✅ テート・モダンは、ロンドンのバンクサイド発電所をコンバージョンした美術館で、巨大なタービンホールやボイラーハウスなど、発電所の面影を残す特徴的な空間が魅力。

✅ 近現代アートの代表作をテーマ別に展示しており、ジャコメッティやジャクソン・ポロックなど、著名なアーティストの作品を鑑賞できる。

✅ 2016年にオープンした新館スイッチハウスを含め、多様な展示内容と、テムズ川を望むロケーションが魅力の美術館。

さらに読む ⇒#casa出典/画像元: https://hash-casa.com/2021/07/24/tatemodern/

テート・モダンの建築は、本当に素晴らしいですね。

巨大なタービンホールやボイラーハウスなど、発電所の面影がそのまま残されており、独特の空間が魅力的です。

ロンドンを代表する美術館、テート・モダンは、かつてバンクサイド発電所として1947年に建設されました

1981年の閉鎖後、その保存が危ぶまれましたが、テート・ギャラリー(現テート・ブリテン)の展示スペース不足を補う形で、2000年にスイスの建築家ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンによって改修され、美術館として生まれ変わりました。

セントポール大聖堂の対岸に位置し、ミレニアムブリッジで結ばれたテート・モダンは、巨大な空間と近現代アートの展示で人々を魅了しています。

素晴らしいですね!ミリオネアとしては、こういった歴史的建造物を再利用して、文化的な価値と経済的な価値を両立させている点に大変興味があります。ビジネスチャンスはどこにあるか、詳しく分析したいですね!

建築とアートの融合、そして新たな挑戦

テート・モダンを魅了する展示とは?

テーマ別展示と多様な表現方法です。

続いて、斬新な展示構成について見ていきましょう。

テート・モダンがどのように近現代アートを展示し、私たちを魅了しているのか、具体的な展示内容を交えて解説します。

現代美術の聖地 テート・モダン(Tate Modern)へ
現代美術の聖地 テート・モダン(Tate Modern)へ

✅ テート・モダンは、元火力発電所を改修した美術館で、近現代美術をテーマとし、斬新な展示構成が特徴です。

✅ 本館の常設展示はテーマごとに作品が展示され、時代を超えた視点での鑑賞を可能にしています。新館では作家ごとの展示も行われています。

✅ 訪問者は、ラウシェンバーグ展や写真展など、様々な企画展を楽しむことができ、館内は基本的に撮影可能です。また、日本のアーティスト中谷芙二子の霧の作品も展示されています。

さらに読む ⇒芸術専門楽群出典/画像元: https://www.geisen.art/archives/135

展示構成、すごいですよね!テーマごとに展示が分かれていて、色々な視点から作品を楽しめるのがいいですよね。

私が初めて訪れた時も、本当に衝撃を受けました。

2002年に初めて訪れた著者は、テート・モダンの斬新な展示構成に衝撃を受けました。

ボイラーハウスには、ジャコメッティなどの巨匠の作品が、テーマ別に展示され、視覚芸術、パフォーミングアートなど多様な表現方法の作品が並びます。

2016年には、同じくヘルツォーク&ド・ムーロン設計の新館「スイッチ・ハウス」がオープン。

無料のエントランスホールや螺旋階段、ユニークな展示空間が特徴で、ルイーズ・ブルジョワやレベッカ・ホルンの作品が展示され、著者は強い感銘を受けました。

企画展では、ロバート・ラウシェンバーグ展、ウォルフガング・ティルマンス展、エルトン・ジョンが選んだ写真展「ラディカル・アイ」が開催され、テート・ブリテンで開催されていたデヴィッド・ホックニー展にも関心を寄せました。

常設展示は、時代順ではなく、テーマごとに異なる時代の作品を展示し、俯瞰的な視点を提供。

中谷芙二子さんの霧の作品「LondonFog」を通じて、芸術と自然が融合する体験をしました。

ほほー、展示の構成が斬新とな。それは興味深いね!色んな作品がテーマごとに展示されてるってことは、色んな角度からアートを楽しめるってことだべ?いいじゃないすか!

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テート・モダン、来館者減に挑む! イ・ミレの圧巻インスタレーションで若者を魅せろ! 傷と再生を描く巨大アートが、社会問題に迫る。