セブン銀行の今とこれから?2024年度決算と今後の戦略を徹底解説(?)セブン銀行の2024年度決算と、今後の事業戦略、組織再編について
セブン銀行、国内ATM事業のコスト増と単価低下で減益も、連結経常収益は過去最高を記録。2025年度は増収増益を目指し、海外事業とカード事業の成長に期待。親会社セブン&アイHDによる非連結化も進行中。全国2万7千台以上のATMネットワークを基盤に、次世代ATMへの移行や海外展開を加速し、更なる成長を目指す。
事業セグメント別の動向
セブン銀行、増収増益も減益見込み?その理由は?
通期では経常利益が減少する見込みです。
セブン銀行は海外事業を展開し、ATMプラットフォームを拡大しています。
各国の文化の違いに直面しながらも、成長を続けているようです。

✅ セブン銀行は、日本で成功したコンビニATMのビジネスモデルを活かし、アメリカ、インドネシア、フィリピン、マレーシアの4カ国でATMプラットフォームを拡大している。
✅ 海外事業では、文化や価値観の違いによる困難(契約の遅延、パートナーシップの中断、法改正による設置場所喪失など)に直面したが、現地のペースを尊重し、相互理解を深めることで、事業の成長につなげている。
✅ ATM設置に対する現地の反応は良好で、特にインドネシアでは長蛇の列ができるほどの需要があり、より幅広いサービスの提供を目指している。
さらに読む ⇒セブン銀行出典/画像元: https://www.sevenbank.co.jp/branding/purpose/article/20250303/海外事業は、各国のニーズに合わせたサービス展開が重要ですね。
インドネシアでのATM設置の成功は、良い事例になるでしょう。
セブン銀行の事業は、国内ATMプラットフォーム事業、リテール・法人事業、電子マネー・クレジットカード事業、海外事業の4つに大別されます。
2025年3月期第3四半期累計では増収増益を達成しましたが、通期では経常利益が減益の見込みです。
クレジットカード事業は会員数が減少していますが、大規模なポイント還元キャンペーンなどを通じて新規会員の獲得を目指しています。
海外事業は、アジア圏でのATM台数増加とフィリピンの成長が目覚ましく、米国での赤字縮小、インドネシアでのATM設置、マレーシアでのATMサービス開始など、グローバル展開を加速させています。
海外で頑張ってるのはすごい!日本で成功したモデルを活かせるのは強みだね!
セブン&アイ・ホールディングスの組織再編とセブン銀行の非連結化
セブン&アイ、非連結化で何を目指す?
コンビニ事業集中と企業価値向上!
セブン&アイ・ホールディングスの組織再編により、セブン銀行の非連結化が進められています。
伊藤忠商事との交渉は破談寸前のようです。
公開日:2025/06/03

✅ セブン&アイ・ホールディングスは、非中核事業分離の一環として、セブン銀行の株式の一部を伊藤忠商事に売却する交渉を進めていたが、現在は破談寸前の状況にある。
✅ セブン銀行はセブン&アイが出資する上場子会社であり、ATM事業を主な収入源としている。
✅ 伊藤忠は、傘下のファミリーマートでATMによるサービス拡充を図るために、セブン銀行への出資を検討していたとみられる。
さらに読む ⇒ 東洋経済オンライン出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/881707セブン銀行の非連結化は、今後の経営に大きな影響を与えそうですね。
伊藤忠商事との交渉の行方も気になります。
セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニ事業への経営資源集中を目的として、非中核事業からの撤退を進めており、その一環としてセブン銀行の非連結化を計画しています。
セブン銀行の持ち分比率引き下げと、発行済み株式の最大17%を自社株買いを実施し、セブン&アイの連結子会社から除外、持ち分法適用会社とする方針です。
これにより、セブン&アイは金融事業との相乗効果を維持しつつ、コンビニ事業への注力を強化、企業価値と株主価値の最大化を目指します。
当初、伊藤忠商事がセブン銀行の株式を引き受ける交渉が進められていましたが、現在は破談寸前の状況です。
セブン&アイは、セブン銀行の自社株買いに応じて、同社を非連結化し、保有するセブン銀株を売却します。
セブン銀行が非連結化されたら、自由度が増して、もっと面白い展開になるかもしれないな!
今後のセブン銀行の戦略
セブン銀行、再編でどうなる?独立への道、具体的には?
非連結化、持ち分法適用会社へ。自社株買いも実施。
セブン銀行は、セブン・カードサービスの事業を統合し、7iDを活用した新たな金融サービスを目指しています。
グループ全体の企業価値向上を目指すようです。
公開日:2023/04/07

✅ セブン&アイホールディングスは、セブン・カードサービスのクレジットカード事業と電子マネー事業をセブン銀行傘下に集約します。
✅ これにより、両社が持つノウハウを統合し、7iDを活用した新たな金融サービスの提供を目指し、グループ全体の企業価値向上を図ります。
✅ 小売と金融を連携させた戦略を展開し、7iDを軸に個人顧客との関係を深め、増収とデータ活用による収益拡大を目指します。
さらに読む ⇒Impress Watch出典/画像元: https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1491920.htmlセブン銀行とセブン・カードサービスの統合は、シナジー効果を生み出す可能性がありますね。
7iDの活用にも期待したいです。
セブン銀行は、セブン&アイの組織再編の影響を受けながらも、柔軟な対応策を模索しています。
ATM事業を主な収益源とし、2万8000台以上のATMをセブン-イレブン店舗を中心に設置しています。
親会社であるセブン&アイHDの持ち株比率が下がる中で、今後の独立性を高めながら、事業の成長を目指しています。
セブン銀行は、セブン&アイHDの子会社であるセブン-イレブン・ジャパン、イトーヨーカ堂、ヨークベニマルが保有株式の一部または全部を売却し、自社株買いを実施することで非連結化され、持ち分法適用会社となります。
セブン-イレブンはセブン銀行株を一部継続して保有し、金融事業との相乗効果を維持します。
セブン銀行、これからどうなるのかな?頑張ってほしいね!
本日は、セブン銀行の現状と今後の戦略について、詳しく見てきました。
今後の動向に注目していきましょう。
💡 2024年度決算は、増収増益も、減益。ATM関連費用の影響か。
💡 国内ATM事業は堅調。海外事業も拡大中。組織再編も進行中。
💡 セブン銀行は、セブン&アイの組織再編を受けながらも、将来を見据えた戦略を模索している