Diamond Edge Logo Menu opener

セブン銀行の今とこれから?2024年度決算と今後の戦略を徹底解説(?)セブン銀行の2024年度決算と、今後の事業戦略、組織再編について

セブン銀行、国内ATM事業のコスト増と単価低下で減益も、連結経常収益は過去最高を記録。2025年度は増収増益を目指し、海外事業とカード事業の成長に期待。親会社セブン&アイHDによる非連結化も進行中。全国2万7千台以上のATMネットワークを基盤に、次世代ATMへの移行や海外展開を加速し、更なる成長を目指す。

セブン銀行の今とこれから?2024年度決算と今後の戦略を徹底解説(?)セブン銀行の2024年度決算と、今後の事業戦略、組織再編について

📘 この記事で分かる事!

💡 セブン銀行は、ATM事業を基盤に、国内と海外で金融サービスを展開しています。

💡 2024年度決算は、増収増益を達成しましたが、利益面では課題も。

💡 セブン&アイ・ホールディングスの組織再編も、セブン銀行に影響を与えています。

それでは、セブン銀行の2024年度決算と今後の展望について、詳しく見ていきましょう。

2024年度決算と今後の展望

セブン銀行、2024年度の利益はどうだった?

減益、過去最高収益もコスト増が影響。

セブン銀行の2025年3月期第2四半期決算は、増収増益でしたが、減益となりました。

ATM入れ替えによる減価償却費が影響したようです。

セブン銀行(8410)の財務情報ならログミーFinance 【QAあり】セブン銀行、連結・単体ともに増収増益を達成 ATM利用件数好調で成長継続、 海外事業では米国が7月に黒字化
セブン銀行(8410)の財務情報ならログミーFinance 【QAあり】セブン銀行、連結・単体ともに増収増益を達成 ATM利用件数好調で成長継続、 海外事業では米国が7月に黒字化

✅ セブン銀行の2025年3月期第2四半期決算は、連結・単体ともに増収増益となり、上期の業績は期初の計画を上回った。ただし、株の売却益が業績に貢献している。

✅ 国内ATM事業は利用件数が順調に伸び、国内リテール事業はローンと後払いが好調。海外事業は米国が7月から黒字化。

✅ セブン銀行単体の経常収益は過去最高を記録したが、経常利益はATM入れ替えに伴う減価償却費の影響で伸びが鈍化。ATM利用件数は増加、一方、ATM受入手数料単価は計画を下回った。

さらに読む ⇒ログミーFinance|【決算説明会書き起こし】【IRセミナー】を投資家にお届け - ログミーファイナンス出典/画像元: https://finance.logmi.jp/articles/380508

セブン銀行の決算、増収増益は素晴らしいですね。

ただ、ATMの入れ替え費用は、今後の利益を圧迫する要因になりそうです。

2024年度、セブン銀行は、国内ATM事業のコスト増加と単価低下、成長投資の遅れにより、厳しい利益状況に見舞われました

連結経常収益は2144億円と過去最高を記録しましたが、これは主にセブン・カードサービスの収益計上とセブン銀行単体の増収によるものであり、経常利益は302億円、親会社株主に帰属する当期純利益は182億円と減益となりました。

国内ATMプラットフォーム事業は、ATM平均利用件数が増加し、総利用件数も10億8900万件に達しましたが、ATM受入手数料単価の低下が課題となっています。

セブン銀行は、2025年度の総利用件数を11億2200万件、平均件数108.6件と計画しており、ATMの増設も進め、2024年度に568台増設し、2025年度には640台弱の増設を計画しています。

第4世代ATMへの入れ替えが完了し、減価償却費がピークを迎えているため、2025年度はATMの減価償却費のみで100億円前後の計画です。

一方、海外事業は米国が黒字化し、アジアも増収増益を維持しており、リテール部門も口座数を増やしています。

中期経営計画では、2025年度に連結経常収益2500億円、連結経常利益450億円、ROE8%以上を目標としていますが、戦略的コストによって計画に遅れが見られる部分もあります。

しかし、海外事業とクレジットカード事業の成長により、目標達成を目指しています。

ふむ、売上は上がっているが、利益が伸び悩んでいるのは、まさに企業が成長する上での課題だな。

国内ATM事業の現状と将来性

セブン銀行、ATM利用件数増加の秘訣は?

ATMネットワークと顧客基盤の拡大。

国内ATM事業は、ATM利用件数の増加と次世代ATMへの移行が進んでいます。

共同ATMのニーズも引き続き強いようです。

QAあり】セブン銀行、国内ATM事業が前年比・計画比共に上振れし、1Qは連結・単体共に増収増益で着地 投稿日時: 2023/08/08 18:00ログミーファイナンス
QAあり】セブン銀行、国内ATM事業が前年比・計画比共に上振れし、1Qは連結・単体共に増収増益で着地 投稿日時: 2023/08/08  18:00ログミーファイナンス

✅ 2024年3月期第1四半期の連結・単体決算は増収増益となり、過去最高の経常収益を達成しました。

✅ 国内ATM事業が好調で、ATM利用件数、台数、単価が計画を上回り、海外カード利用も大幅に増加しました。

✅ 第4世代ATMへの入れ替えも順調に進み、共同ATMのニーズも引き続き強く、今後の成長が期待されています。

さらに読む ⇒みんかぶ - 資産形成のための情報メディア・株価予想・ニュース・SNS(旧みんなの株式)出典/画像元: https://minkabu.jp/news/3678309

ATM利用件数が増加しているのは、良い傾向ですね。

次世代ATMへの移行も、今後の成長に繋がるでしょう。

セブン銀行は、全国27000台以上のATMネットワークを基盤に、「近くて便利」な金融サービスを提供しています

国内ATMプラットフォーム事業では、ATM利用件数の増加と次世代ATMへの移行が進んでいます。

2024年度はATMの減価償却費が増加しましたが、ATMの総利用件数と平均利用件数は増加傾向にあり、2025年度も増設を計画しています。

国内リテール事業では、口座数が335万口座に増加しており、預金残高も堅調に推移しています。

金融機関との共同ATMも480台を超え、ネットワークの拡大を図っています。

ATMのネットワークが拡大しとるってことは、それだけ便利になるってことだよね!素晴らしい!

次のページを読む ⇒

セブン銀行、セブン&アイHD非連結化で独立加速!自社株買いと海外展開で成長目指す。クレカ戦略、そして伊藤忠との交渉破談の影響は?