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2025年春闘の行方:5%超え賃上げは実現?中小企業の課題も?2025年春闘、賃上げ、中小企業、格差是正、連合

2025年春闘、高水準賃上げ目指し始動!連合は5%以上の賃上げを要求、中小企業と非正規雇用の待遇改善に注力。電機連合やJEC連合も積極要求。企業は福利厚生充実も提案。賃上げ6割超えの企業は、人材確保が理由。中小の賃上げは健闘も、格差是正は課題。5.25%の平均賃上げを達成も、実質賃金プラス転換が焦点。来春闘では米国の関税措置がリスク。

2025年春闘の行方:5%超え賃上げは実現?中小企業の課題も?2025年春闘、賃上げ、中小企業、格差是正、連合

📘 この記事で分かる事!

💡 2025年春闘では、連合が賃上げ5%以上を目標に掲げ、中小企業の底上げを目指している。

💡 企業側は、労働力確保のため賃上げに積極的。賃金改善を予定する企業は6割を超える。

💡 中小企業の賃上げは課題。格差是正のための取り組みが進められている。

今回は、2025年春闘の最新情報について、詳しく見ていきましょう。

まずは、この記事で分かる事から。

2025年春闘の幕開け:要求と目標

2025年春闘、賃上げ目標は?具体的に何%?

5%以上の賃上げを目指す!

2025年春闘では、連合が賃上げ5%以上を目標に、中小企業の底上げを目指して動き出しました。

非正規雇用の待遇改善も重視しています。

連合、2025年春闘も「5%以上賃上げ」目標

公開日:2024/11/07

連合、2025年春闘も「5%以上賃上げ」目標

✅ 連合は、2025年春季生活闘争の基本構想を確認し、24年春闘と同様に賃上げ分3%以上、定期昇給分を含めて5%以上の実現を目指しています。

✅ 中小労組の格差是正のため、賃金の実態が把握できない場合は「6%以上、1万8千円以上」を要求し、フルタイム以外の労働者には「経験5年相当で時給1400円以上」の目標を掲げています。

✅ 「労基旬報」メールマガジンと紙面では、労働行政の動き、人事・労務の実務テーマ、先進企業事例、業界トレンド、裁判やイベント情報などを提供しています。

さらに読む ⇒Home出典/画像元: https://roukijp.jp/?p=12164

2025年春闘、目標達成に向けて、様々な取り組みが始まっているんですね。

中小企業の賃上げや非正規雇用の待遇改善も重要です。

2025年春闘は、2024年春闘での高水準の賃上げを踏襲し、更なる労働条件改善を目指して始まりました

連合(日本労働組合総連合会)は、物価上昇に対応し、生活水準の向上を目指して「3%以上のベースアップ、定期昇給を含めて5%以上」の賃上げを目標に掲げました。

中小企業の処遇改善と格差是正を重視し、年齢や経験に応じた賃金カーブの維持も重要視しています。

非正規雇用の待遇改善にも力を入れ、正社員との格差是正や地域別最低賃金の上回る賃上げ、時給1250円以上を目標に掲げました。

電機連合は、個別賃金1万7000円以上、産業別最低賃金20万円以上、初任給高卒20万円以上、大卒26万3000円以上、一時金年間5カ月分を要求しました。

ふむ、企業も大変だな。人件費は経営を圧迫するからな。でも、優秀な人材を確保するには、ある程度の賃上げは必須だろう。

交渉の展開と企業の対応

2025年の賃金改善、企業が重視する理由は?

労働力確保と他社の賃金動向

企業側の対応としては、6割以上の企業が賃金改善を予定しており、その理由は人材確保が最も多いようです。

各産別労組も交渉に臨んでいます。

賃上げ企業、初の6割台―帝国データバンク : 労働力の定着・確保のため

公開日:2025/02/25

賃上げ企業、初の6割台―帝国データバンク : 労働力の定着・確保のため

✅ 帝国データバンクの調査によると、2025年度に正社員の賃金改善を「予定している」企業は61.9%で、調査開始以来初めて6割を超え、4年連続で増加しました。

✅ 賃金改善の内容は「ベースアップ」が56.1%と最も多く、4年連続で過去最高を更新しました。

✅ 賃金改善の主な理由は「労働力の定着・確保」が74.9%と最も高く、次いで「従業員の生活支援」が62.5%、「物価動向」が54.4%と続きました。

さらに読む ⇒nippon.com出典/画像元: https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02325/

企業の賃上げ意欲が高まっているのは、良い傾向ですね。

人材確保は企業にとって最重要課題でしょうから。

各産別労組は、それぞれの要求を掲げ、企業との交渉に臨みました。

JEC連合は、定期昇給相当分を前提に平均所定内賃金の4%以上のベースアップ、賃金全体で6%以上を要求し、ミニマム水準に達しない組合には格差是正分を上乗せする方針を示しました。

企業側も働き方改革、業務効率化、職場環境改善、多様性推進、メンタルヘルス対策などに取り組み、従業員満足度を高める「第3の賃上げ」として福利厚生の充実も提案されました。

帝国データバンクの調査によると、2025年に賃金改善を見込む企業は6割を超え、その理由は「労働力の定着・確保」が最も多く、次いで「同業他社の賃金動向」となっています。

まあ、企業も色んなこと考えなきゃならないんだね。従業員の満足度を高めるために、福利厚生を充実させるっていうのは、結構良いんじゃない?

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2025年春闘、中小企業の賃上げが鍵! 5%超えの賃上げも格差は課題。実質賃金プラス転換が焦点。米関税リスクも注視。未来を拓く、労働条件改善への挑戦。