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パナソニックとオリックスの提携破談?プロジェクター事業の行方は?1185億円の売却計画が白紙に。何が起きたのか?

オリックスがパナソニックコネクトの業務用プロジェクター事業を買収し、新会社「MEVIX」を設立するはずだった。世界トップシェアを誇る高画質技術とオリックスの投資ノウハウを融合し、パリ五輪での活躍も期待されていた。しかし、主要部品の調達問題と米国の関税政策による海外販売減速懸念から、買収は頓挫。1185億円の売却益を成長分野に再投資する計画も白紙に。未来を描いた提携は、予期せぬ問題により幕を閉じた。

パナソニックとオリックスの提携破談?プロジェクター事業の行方は?1185億円の売却計画が白紙に。何が起きたのか?

📘 この記事で分かる事!

💡 パナソニックHDがオリックスへの映像関連2事業売却計画を撤回。プロジェクター事業の行方に暗雲。

💡 オリックスとパナソニックコネクトの資本提携、新会社設立、新ブランド導入など、具体的な計画が発表された。

💡 主要部品の調達難や販売減速、米国の関税政策の影響により、売却計画が暗礁に乗り上げた。

今回の記事では、パナソニックHDとオリックスの映像関連事業に関する提携とその後の顛末について、詳しく見ていきましょう。

輝かしい未来への第一歩:資本提携と新会社設立

オリックスとパナソニックの提携、狙いは何?

事業価値の最大化を目指すため。

2024年7月31日に発表された、バーチャルワールドの法人向けサービスの拡充に関する情報ですね。

今後の展開が楽しみです。

パナソニックグループがプロジェクター事業をオリックスに売却、新会社を設立:製造マネジメントニュース

公開日:2024/08/01

パナソニックグループがプロジェクター事業をオリックスに売却、新会社を設立:製造マネジメントニュース

✅ 株式会社パイプラインが運営する「パイプラインニュース」は、2024年7月31日に、自社が展開する「バーチャルワールド」の法人向けサービスの拡充を発表しました。

✅ この発表では、2025年4月1日から、法人向けサービスの料金体系が変更され、基本料金が80万円、パイプラインニュースの掲載料が20万円となります。また、バーチャルワールドの様々な機能が強化され、新たな活用方法が提案されています。

✅ 今回の発表は、1975年から続くバーチャルワールドの法人向けサービスのさらなる発展を目指すものであり、新たなシステムの導入や、ITmediaが提供する「ITmediaビジネスオンライン」での特集記事掲載などが予定されています。

さらに読む ⇒MONOist出典/画像元: https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2408/01/news080.html

バーチャルワールドの法人向けサービス拡充、料金体系変更、新機能追加など、かなり大規模な計画ですよね。

今後の発展に期待が高まります。

オリックス株式会社は、パナソニックコネクト株式会社の業務用プロジェクター事業と業務用ディスプレイ事業の譲渡を受け、資本提携契約を締結しました

新会社を設立し、オリックスが80%、パナソニックコネクトが20%を出資して共同運営する予定でした。

この提携は、パナソニックコネクトの持つ高輝度・高画質技術による世界トップシェアのプロジェクター事業に、オリックスの事業投資ノウハウを融合させ、事業価値の最大化を目指すものでした。

このプロジェクター事業は、プロジェクションマッピングやイベントなど、様々な分野で活用されており、売上の約9割が海外向けという、成長が見込まれる魅力的な事業でした。

うーん、バーチャルワールドのサービス拡充っていうのは面白いな!料金体系80万円か…、まぁそれくらいは出す価値あるサービスじゃないとね。しかし、オリンピック関連の事業売却よりも、IT業界の方が伸び代あるってことかね?

オリンピックの舞台裏:技術と資金の新たな展開

パナのプロジェクター事業売却、その理由は?

成長資金確保と、成長分野への投資のため。

オリンピックの舞台裏で活躍したパナソニックのプロジェクター事業が、オリックスに売却されることになりました。

事業ポートフォリオの見直しの一環ですね。

パナHD、大型プロジェクター事業売却へ オリックスに1000億円規模
パナHD、大型プロジェクター事業売却へ オリックスに1000億円規模

✅ パナソニックHDは、業務用大型プロジェクター事業をオリックスに1000億円規模で売却する方針を固めた。

✅ 売却資金は、重点事業であるサプライチェーン管理システムへの投資に充当される予定。

✅ パナソニックHDは、事業ポートフォリオの見直しを進めており、車載機器事業の一部売却も予定している。

さらに読む ⇒日刊工業新聞 電子版出典/画像元: https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00718377

1185億円での売却、売却益を成長分野に投資という判断、さすがですね。

オリンピックでの貢献も素晴らしいですし、今後のパナソニックの戦略にも注目です。

パナソニックの業務用プロジェクターは、2012年のロンドン五輪以降、オリンピックの開会式や閉会式、競技会場の演出に貢献し、2024年のパリ五輪でもその活躍が期待されていました。

パナソニックホールディングス(HD)は、この事業をオリックスに売却する方針を決定

売却額は約1185億円になる見込みでした。

これは、事業の成長に必要な資金を自社で賄うことが難しいと判断したこと、そして、売却益を成長分野である物流向けソフトウェア事業への投資に充当するためでした。

へー、1000億円以上で売却、まじかー! オリンピックで活躍したプロジェクターを手放すってのはちょっと寂しいけど、物流ソフトウェア事業への投資ってのは、時代を読んでるって感じだね。先見の明があるっていうか、すごいなー。

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新会社「MEVIX」発足も頓挫!部品調達問題と米関税で、オリックスの買収計画が白紙に。パナソニックコネクトの未来に暗雲。