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2024年春闘:記録的な賃上げと持続性の課題?記録的な賃上げと持続性への課題

33年ぶりの高水準で沸いた2024年春闘!5%超の賃上げで歴史的転換点に。大手企業の好調な賃上げの陰で、中小企業の課題、物価高や価格転嫁の遅れなど課題も。2025年に向け、更なる賃上げを目指すも、持続性への懸念も残る。政府の目標達成に向け、物価の安定と中小企業の底上げがカギとなる。

2024年春闘:記録的な賃上げと持続性の課題?記録的な賃上げと持続性への課題

📘 この記事で分かる事!

💡 2024年春闘では、33年ぶりの高水準となる大幅な賃上げが実現し、大手企業の賃上げ率は5.24%に。

💡 中小企業の賃上げは中小企業の賃上げは伸び悩み、実質賃金は物価上昇に追いついていない状況。

💡 2025年に向けても、高水準の賃上げを継続する動きがあり、中小企業の賃上げと価格転嫁が課題。

本日は、記録的な賃上げを記録した2024年春闘について、詳しく見ていきましょう。

2024年春闘:記録的な賃上げと持続性への課題

2024年春闘、記録的な賃上げ!何%の大幅上昇?

大手企業は5.24%!過去最高水準!

はい、まずはじめに2024年春闘全体の概要から見ていきましょう。

中小企業の賃金1.5%上昇、24年ぶり高水準 最低賃金の参考に:朝日新聞

公開日:2022/07/12

中小企業の賃金1.5%上昇、24年ぶり高水準 最低賃金の参考に:朝日新聞

✅ 厚生労働省は、2022年の中小零細企業の賃金上昇率が1.5%で、24年ぶりの高水準だったと発表しました。

✅ これは、最低賃金の引き上げ幅を決めるための参考資料として公表されたもので、企業の業績回復や物価高騰が賃金上昇の要因と考えられています。

✅ 記事は有料で、続きを読むには会員登録が必要とされています。

さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASQ7D6GYNQ7DULFA00W.html

中小企業の賃上げ率が24年ぶりの高水準というのは、明るいニュースですね。

しかし、実質賃金の上昇には課題が残るという点も気になります。

2024年の春闘は、33年ぶりの高水準の賃上げを記録し、歴史的な転換点となりました

大手企業の賃上げ率は5.24%に達し、月額平均16362円の賃上げが実現。

非正規社員の賃上げ率が正社員を上回る傾向も見られ、「同一労働同一賃金」の理念が浸透しつつあります。

春闘では、5.2%から5.3%の高水準を維持。

連合の集計では5.26%、経団連の集計では5.58%と、いずれも1991年以来の高い水準を記録しました。

業種別では、鉄鋼や情報通信などが大幅な賃上げを実施。

夏季賞与も増加し、労働者の所得は大きく改善しました。

しかし、中小企業の賃上げは伸び悩み、実質賃金は物価上昇に追いついていない状況です。

また、持続的な賃上げには、原材料価格の高騰や価格転嫁の遅れといった課題が残っています。

なるほど、中小企業の賃上げは喫緊の課題だな。政府はもっと積極的に支援策を打ち出すべきだ。将来への投資だ。

2025年に向けた動き:高水準の賃上げ継続を目指して

2025年、賃上げ目標は?大企業と中小企業の差は?

大企業5%、中小企業6%以上を目指す!

続いて、2025年に向けた動きを見ていきましょう。

中小企業への賃上げ波及のため…トップ会談「労使協調」ムード 経済の好循環実現へ問われる成果:東京新聞デジタル
中小企業への賃上げ波及のため…トップ会談「労使協調」ムード 経済の好循環実現へ問われる成果:東京新聞デジタル

✅ 経団連の十倉会長と連合の芳野会長が会談し、春闘の本格的なスタートを報告。労使協調の姿勢を示し、中小企業の賃上げに向けた価格転嫁の重要性を強調した。

✅ 十倉会長は、中小企業への賃上げ波及のため、価格転嫁に対するネガティブな意識を社会全体で変える必要性を訴えた。

✅ 芳野会長も、中小企業の賃上げと価格転嫁を春闘の要と位置づけ、十倉会長との認識を共有した。

さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/306783

労使ともに賃上げの継続を目指しているのは良いですね。

中小企業の賃上げのためには、価格転嫁が重要になるということも理解しておきたいです。

2025年に向けた動きとしては、大企業を中心に、賃上げの流れを継続させる動きが強まっています。

目標として、賃上げ分3%以上、定昇を含めて5%以上の賃上げが掲げられています。

中小企業も、格差是正分として1%上乗せの6%以上を目指しており、早期妥結を目指しています。

連合は、2025春季生活闘争方針で「賃上げの広がりと格差是正」を重視し、要求目標を「5%以上を実現」に強化

中小労組向けには格差是正分を含めた目標を設定しました。

経団連も、「人への投資」を強化し、賃上げのモメンタムを「定着」させる年としたい意向で、労使双方で賃上げと経済の好循環を目指す姿勢が見られます。

へー。中小企業の賃上げって、結構大変なんだね。価格転嫁とか、難しい言葉も出てくるし。でも、ちゃんと理解しておかないと。

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2025年賃上げ調査、85.2%の企業が実施!しかし、持続性や中小企業の課題も。物価高や円安の影響、企業間格差拡大の可能性も。今後の賃金上昇のカギは?