Diamond Edge Logo Menu opener

日産・ホンダ経営統合破談、その影響とは?(自動車業界再編?)経営統合破談とその後の自動車業界への影響

衝撃!ホンダと日産の経営統合、わずか2ヶ月で破談。2030年売上高30兆円を目指した夢は潰えた。対等統合のはずが、子会社化提案が軋轢を生み、日産の弱点が露呈。破談は日産の経営改革を浮き彫りにし、残された課題は山積み。再建への道は険しく、EV競争、リストラ、外資との提携…日産の未来は?ホンダはどう動く?自動車業界の行方を左右する、衝撃の顛末。

日産・ホンダ経営統合破談、その影響とは?(自動車業界再編?)経営統合破談とその後の自動車業界への影響

📘 この記事で分かる事!

💡 2024年12月、日産とホンダが経営統合検討を発表。2030年に売上高30兆円、営業利益3兆円超を目指した。

💡 2ヶ月後の2025年2月、統合協議は破談。日産の子会社化提案への反発が原因。

💡 破談は日産の経営状況を露呈。今後のEV戦略など、各社の選択が重要に。

今回の記事では、近年大きな話題となった、日産とホンダの経営統合に関するニュースを振り返ります。

それぞれの立場や、今後の展望について、詳しく見ていきましょう。

始まりと期待と…

ホンダと日産、経営統合の目的は?

2030年に競争力強化、売上30兆円!

さて、まず始めに、経営統合検討開始のニュースを振り返りましょう。

詳報】ホンダと日産の経営統合は「ナシ」の可能性も? 2030年以降にトップ級メーカーを目指すも、合理化以外の゛シナジー゛は?
詳報】ホンダと日産の経営統合は「ナシ」の可能性も? 2030年以降にトップ級メーカーを目指すも、合理化以外の゛シナジー゛は?

✅ ホンダ、日産、三菱自動車の3社トップが会見を行い、2025年6月をメドに経営統合の検討を開始。実現には日産の経営再建が前提となり、ホンダが主導権を握る体制となる予定。

✅ 統合後の新会社では、ホンダが社内取締役や代表取締役社長を指名し、二輪事業への大きな影響はなさそう。両社のブランドは残り、上場は廃止される見込み。

✅ 統合によるシナジー効果として、売上高30兆円、営業利益3兆円超を目指し、車両プラットフォームの共通化や研究開発機能の統合など7つの具体的な効果を提示、影響は2030年以降に本格化する見込み。

さらに読む ⇒Webikeプラス - バイク、二輪、モーターサイクル、オートバイ情報やニュースを毎日更新出典/画像元: https://news.webike.net/bikenews/431804/

経営統合によるシナジー効果への期待が高まりましたが、その後の展開は予想外のものとなりました。

2024年12月23日、ホンダと日産自動車は、経営統合に向けた検討開始を発表しました。

この発表は、三菱自動車を含めた三社トップによる記者会見で行われ、2025年6月までの最終合意、2026年8月の持ち株会社設立を目指していました。

統合の目的は、両社のシナジー効果により、2030年にかけて競争力を高めることであり、売上高30兆円、営業利益3兆円超を目指していました

具体的には、車両プラットフォームの共通化、研究開発機能の統合、生産体制の最適化など7つのシナジー効果を期待し、統合が実現すれば、販売台数で世界3位の自動車グループが誕生する可能性がありました。

これは、大きなビジネスチャンスだったはずだ!30兆円の売上高、3兆円の営業利益って、まさに夢だな!企業は、良い時に良い決断をしないとな!

暗転:異なる思惑

ホンダと日産の経営統合破談、最大の理由は?

子会社化提案とリストラ案の相違。

残念ながら、統合はわずか2ヶ月で破談となりました。

その背景には、両社の思惑の相違がありました。

経営統合、破談へ=日産、ホンダに協議打ち切り伝達―トップ会談、リストラ策折り合えず
経営統合、破談へ=日産、ホンダに協議打ち切り伝達―トップ会談、リストラ策折り合えず

✅ ホンダと日産自動車の経営統合協議が、日産の内田誠社長がホンダ本社を訪問し協議打ち切りを伝えたことで破談になる見通し。

✅ 昨年12月に始まった統合協議は、日産のリストラ策などを巡り合意に至らず、2ヶ月足らずで終了する予定。

✅ 統合協議の正式発表は今月中旬を予定し、EV開発や車載ソフトに関する協業は引き続き検討する。

さらに読む ⇒時事通信ニュース出典/画像元: https://sp.m.jiji.com/article/show/3442741

ホンダと日産の思惑がすれ違い、統合はあっけなく終わってしまいましたね。

短期間での変化に驚きます。

しかし、この華々しい発表からわずか2ヶ月後の2025年2月13日、経営統合協議は打ち切られました。

破談の要因は、両社の思惑の相違にありました。

当初は対等な立場での経営統合が計画されていましたが、ホンダは日産の子会社化を提案

これに対し、日産側は反発し、子会社化に伴うリストラ案への不満も募り、最終的に協議打ち切りへと至りました。

ホンダは、日産の組織リストラクチャリング案に対し「踏み込み不足」と判断し、工場閉鎖を含むより抜本的な改革を求めた一方、日産はゴーン時代のリストラ策の後遺症を避けたかった可能性があります。

株式市場は、この提携を「ホンダによる日産の救済」と捉え、破談後に日産の株価が下落、ホンダの株価が回復しました。

あら〜、何だかドロドロした事情があったみたいね。でも、経営統合って、結婚みたいなもんだし、上手くいかない時はあるもんだべさ。

次のページを読む ⇒

日産とホンダの経営統合破談!日産は赤字転落、再建急務。EV戦略、リストラ、外資傘下入りも?両社の今後、日本の自動車産業に波紋。