2024年9月、高騰続く東京新築マンション事情！価格高騰の背景とは？東京都新築マンション市場の現状と、購入検討者が知っておくべきこと

それでは、まず2024年9月時点での東京都新築分譲マンション市場の現状から見ていきましょう。

2024年9月、東京都新築分譲マンション市場の現状

都心部の物件価格の高騰は、常に注目を集めています。

特に、2023年の平均価格が1億円を超えたという事実は、大きな話題となりました。

東京23区 新築マンション平均価格゛1億円超゛都心で価格高騰止まらず 原材料や人件費の高騰など影響

✅ 2023年度の東京23区の新築マンションの平均価格が1億464万円となり、初めて1億円を超えた。

✅ 東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県の新築マンションの平均価格も7566万円と、3年連続で過去最高を更新している。

✅ 価格高騰の要因としては、都心での高級物件の売り出し、地価上昇、原材料費や人件費の高騰などが挙げられる。

さらに読む ⇒TBS NEWS DIG出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/withbloomberg/1123806?display=1

高額物件が増加傾向にあり、売れ行きも好調というのは、都心部への需要が根強いことを示唆しています。

一方で、価格帯の幅広さや郊外との価格差も存在し、市場の多様性も浮き彫りになっていますね。

2024年9月時点での東京都の新築分譲マンション市場は、活況を呈しています。

平均販売価格は1億3674万円と高額ですが、2600万円から10億5000万円までと価格帯は幅広く、都心部と郊外、高級物件と手頃な物件の間で価格差が見られます。

平均専有面積は67.78㎡で、3LDKの間取りが人気です。

物件数は425件で、69件は価格未定となっています。

高額物件にも関わらず契約率は高く、売れ行きは好調です。

この背景には、都心部の希少性の高さと、資産価値維持への期待があります。

しかし、首都圏全体で見ると、東京都の都区部の価格上昇が著しい一方、他のエリアでは上昇率が低い、あるいはマイナスのエリアもあり、一概に全国的に高騰しているとは言えない側面も示唆されています。

また、2024年7-9月の首都圏の投資用マンション価格は平均2億499万円で、3年前から約11％上昇しています。

この上昇は、新築マンションの供給減少、建設コストの高騰、低金利による良好な借入環境、アジアを中心とした外国人需要の拡大、他地域からの人口増加など、複合的な要因によって引き起こされています。

うーん、まさに活況ですね！しかし、価格ありきではなく、その物件がどれだけ価値を維持できるかを見極めることが重要だ。

マンション購入者の属性と資金計画

億ション購入者の属性や資金計画について解説します。

購入層は、資産家や高所得者が中心です。

都内】億ションに住む人の世帯年収は？購入価格や住宅ローン借入額などを解説！

公開日:2025/04/23

✅ 都心で億ションを購入するには、年収2000万円程度が必要であり、住宅ローンを組む場合は月々30万円程度の返済となる。

✅ 億ションは東京を中心に増加しており、2022年には首都圏の新築マンション供給戸数の8.1%が億ションであった。

✅ 億ション購入者の職業割合は経営者・役員が約62%を占め、住宅ローンの年間返済額は240万円程度が一般的である。

さらに読む ⇒smuul｜中古リノベーション物件サービス - smuul（スムール）は、AIが集めたビッグデータを駆使し住宅購入に必要な全ての情報を提供します。物件購入だけに限らず、暮らしに関わる全てをサポートする個別相談や物件の個性に沿ったアピール戦略を提案する売却サポートなどのサポートも充実！出典/画像元: https://smuul.est.group/media/375

年収2000万円以上が目安というのは現実的ですね。

高額所得者や資産家が中心というのも頷けます。

現金購入が主流というのも驚きです。

マンション購入者の主な層としては、親からの資産を受け継いだ資産家やIT関連の経営者、高額所得者（医師、弁護士など）、そしてシニア層が挙げられます。

これらの層は、セカンドハウス、投資用、あるいは贈与目的で購入する場合が多く、現金での購入が目立ち、2億円以上の超高額物件では、現金買いが主流となっています。

購入には、平均販売価格を基に、年収2000万円以上が目安となり、頭金として物件価格の20%程度、その他諸費用を含めると3000万円程度の貯金があると安心です。

購入検討にあたっては、価格帯、間取り、エリアによる価格差などの市場動向を把握し、自身の収入や貯金額に見合った物件を選ぶ必要があります。

また、高額物件が増加傾向にあるため、無理のない資金計画を立てる必要があるでしょう。

札幌でも、最近マンション高くなってるんだよねー。でも、東京みたいに億ションはまだまだ少ないかな。買う人の属性も、ちょっと違うのかもね。