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南極観測船「しらせ」とは? 役割や最新情報をご紹介!(?)南極観測を支える砕氷艦「しらせ」の秘密

南極観測船「しらせ」の壮大な物語!1956年の観測開始から、3代を経て活躍した船の歴史と、最新の4代目「しらせ」の活躍、そして、その任務を紹介します。砕氷能力、隊員の快適性に配慮した工夫、観測隊の活動まで、南極観測の舞台裏に迫ります。地球温暖化や環境問題に対する貢献も期待される、「しらせ」の挑戦を追体験してください!

南極観測船「しらせ」とは? 役割や最新情報をご紹介!(?)南極観測を支える砕氷艦「しらせ」の秘密

📘 この記事で分かる事!

💡 南極観測船「しらせ」は、南極観測隊の人員と物資を輸送するだけでなく、氷海を安全に航行するための重要な役割を担っている。

💡 「しらせ」は、砕氷能力の高い船体構造と、揺れを軽減する工夫がされ、長期航海を快適にするための設備も充実している。

💡 「しらせ」は、気候変動や生態系の研究、過去の地球のデータ収集など、科学的な調査を精力的に行い、地球環境問題への貢献も期待されている。

それでは最初に、南極観測と歴代の「しらせ」について見ていきましょう。

南極観測の幕開けと歴代の「しらせ」

南極観測船「しらせ」の活躍、何代目が国民的要望で登場?

4代目「しらせ」が国民的要望で登場。

砕氷艦「しらせ」の歴史と、その役割について詳しく見ていきましょう。

海上自衛隊:世界屈指の性能をもつ砕氷艦「しらせ」は南極観測のためにコロナ禍の今年も昭和基地へ向かう予定
海上自衛隊:世界屈指の性能をもつ砕氷艦「しらせ」は南極観測のためにコロナ禍の今年も昭和基地へ向かう予定

✅ 海上自衛隊所属の砕氷艦「しらせ」は、南極観測のために南極昭和基地へ向かう世界トップレベルの性能を持つ砕氷艦である。

✅ 「しらせ」は、白瀬矗に由来するものの、海自の訓令では人名が直接的に使われておらず、「AGB」は砕氷艦を示す記号である。

✅ 2代目の「しらせ」は、約1100トンもの物資を運び、砕氷機能として、船体角度やラミングなどの技術を駆使し、海自乗員約180名と観測隊員約80名が乗船して南極航海を行う。

さらに読む ⇒Motor-Fanモーターファン出典/画像元: https://car.motor-fan.jp/article/10016717

日本の南極観測は、1956年の初代観測船「宗谷」から始まりました。

その後、二代目「ふじ」を経て、三代目「しらせ」が25年間活躍。

そして、国民の要望に応え、4代目となる現「しらせ」へと引き継がれています。

日本が南極観測を開始したのは1956年。

初代観測船「宗谷」から始まり、二代目「ふじ」を経て、2008年まで三代目「しらせ」が25年間活躍しました。

この間、地球の気候変動や生態系の研究、過去の地球のデータ収集など、科学的な調査が精力的に行われました。

三代目「しらせ」は総航海日数3879日を記録し、2002年には座礁したオーストラリアの砕氷船乗組員を救助する国際的な活躍も見せました。

そして、国民からの強い要望に応え、4代目となる現「しらせ」が登場しました。

へえ〜、しらせって、そんな昔から観測を支えとったんすね!しかも、国民の強い要望で今のしらせが出来たってんだから、みんなの期待も大きいってことっすね!

「しらせ」の役割と運行

南極観測船「しらせ」は何ができる船?

隊員と物資を運び、氷海を航行する船

「しらせ」の現在の任務と、その運行について掘り下げていきます。

砕氷艦「しらせ」、11月20日から第66次南極地域観測協力へ

公開日:2024/11/15

砕氷艦「しらせ」、11月20日から第66次南極地域観測協力へ

✅ 海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が、第66次南極地域観測協力として、令和6年11月20日から令和7年4月22日の期間、南極地域での観測活動を支援する。

✅ 協力内容は、越冬隊員や夏隊員を含む人員輸送、往路で約1,110トン、復路で約276トンの物資輸送、そして艦上観測支援、野外観測支援、基地設営支援など多岐にわたる。

✅ 「しらせ」には、齋藤一城艦長以下約180名の乗員が乗り込み、フリーマントルと昭和基地の間を往復しながら、観測隊の活動をサポートする。

さらに読む ⇒日本の防衛と安全保障の今を伝える|[J ディフェンス ニュース]出典/画像元: https://j-defense.ikaros.jp/docs/mod/002112.html

「しらせ」は、人員と物資を輸送するために、チャージング砕氷という手法を採用し、最大1.5mの氷を砕氷可能です。

また、揺れを軽減する工夫や、乗組員の快適性を確保するための様々な配慮が行われています。

海上自衛隊が運用する南極観測船「しらせ」は、南極観測隊の人員と物資を輸送し、氷海を安全に航行するための重要な役割を担っています

船は氷を砕きながら進む「チャージング砕氷」という手法を採用し、最大1.5mの氷を砕氷可能です。

また、揺れを軽減する「ヒーリングタンク」や散水による氷の溶解など、様々な工夫が凝らされています。

乗組員は海上自衛官で、長期航海における快適性を確保するため、医療体制や食事の質にも配慮がなされています。

砕氷艦って、すごい技術の結晶なんだね。氷を砕くって、想像以上に大変そう。乗組員の方々の安全と健康にも、しっかり配慮されてるってこと、安心だね。

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南極観測隊の活動に迫る!越冬観測、砕氷、そして「しらせ」の物語。科学的知見と、地球環境への貢献を目指す、その熱い想いを伝える。