北欧、暮らしの道具店って何? 顧客との絆を深める、ライフスタイル提案の秘密とは?『北欧、暮らしの道具店』の成長戦略:コンテンツマーケティングとプラットフォーム戦略
資金難から北欧ヴィンテージ雑貨販売でV字回復!「北欧、暮らしの道具店」を運営するクラシコムの成功譚。独自の審美眼とビジネスセンスで、ECサイトを超えたライフカルチャーを発信。ドラマ、ポッドキャスト、多様なコンテンツでファンを魅了し、ロイヤルカスタマーを育成。価値観を共有する組織文化と、プラットフォーム拡大を目指す未来。単なるネットショップではない、新しいビジネスモデルがここに。
💡 北欧ヴィンテージ食器の販売からスタートし、ライフスタイルを提案するECサイトへと成長。
💡 ドラマや映画など多様なコンテンツ展開で顧客との深い繋がりを築き、ファンを増やしている。
💡 ファッションブランドfoufouとの協業など、プラットフォーム拡大と事業多角化を進めている。
それでは、北欧、暮らしの道具店の歩みと、その成功の秘訣を紐解いていきましょう。
ゼロからの出発と、北欧との出会い
クラシコム躍進の鍵は?北欧食器販売と何?
北欧食器販売と、ライフカルチャーの発信!
北欧旅行での出会いと、そこから生まれたネットショップの物語を掘り下げていきます。
公開日:2021/05/12

✅ 兄妹である青木さんと佐藤さんが、北欧旅行でビンテージ食器を買い付け、ネットショップ『北欧、暮らしの道具店』を始めた。当初は輸送の失敗で多くの食器が破損したが、ネットショップで販売したところ反響を呼んだ。
✅ 佐藤さんは北欧の、日常を豊かに過ごすライフスタイルに感銘を受け、北欧のものを売ることで、顧客にも同様の体験をしてもらいたいと考えた。
✅ 『北欧、暮らしの道具店』は、単なる物販だけでなく、北欧のライフスタイルへの共感を呼び起こし、日常に取り入れるためのエッセンスを提供する場を目指している。
さらに読む ⇒のくらし - 暮らし再発見マガジン出典/画像元: https://nokurashi.com/hint/4495なるほど、資金繰りが苦しい中、スウェーデンでの出会いが起爆剤になったんですね。
佐藤さんの審美眼がビジネスチャンスを生み出し、兄妹の役割分担が成功の鍵を握ったとは。
2006年、佐藤友子氏と兄の青木耕平氏によって設立された株式会社クラシコムは、当初、IT事業でスタートしましたが、うまくいかず、資金も底を尽きかけました。
しかし、最後の社員旅行で訪れたスウェーデンでの佐藤氏の審美眼が活かされ、ヴィンテージ食器の買い付けというビジネスの可能性を見出しました。
帰国後、「北欧、暮らしの道具店」を立ち上げ、販売を開始すると、食器は飛ぶように売れました。
兄の青木氏はビジネス的な視点を、佐藤友子氏は感覚的な視点をそれぞれ担当し、これがクラシコムの役割分担の原型となりました。
このECサイトは、単なるネットショップを超え、「モノやコトに出会える場」として、コラムやレシピ、インタビューなどを通してファンを増やし、独自のライフカルチャーを発信することで、顧客との強固な関係性を築きました。
なるほど、初期の苦労から、兄妹の役割分担、そして顧客との関係性を重視する姿勢が今の成功に繋がっているんですね。面白い。
ライフスタイルを提案する:コンテンツと顧客との絆
北欧愛から生まれた「北欧、暮らしの道具店」成功の秘訣とは?
多様なコンテンツと長期的な顧客との関係性。
ECサイトでの商品販売に加え、様々なコンテンツを展開し、顧客との絆を深めている秘訣に迫ります。

✅ 「北欧、暮らしの道具店」は、ECサイトでの商品販売に加え、読み物、ポッドキャスト、動画、ドラマ、映画と、多様なコンテンツを展開し、年間売上高45億円、月間200万人のユーザーを持つ。
✅ 顧客との関係性を重視し、「ファン」ではなく「私」「私たち」という言葉が使われるように、顧客の暮らしに寄り添い、心地よさを自分で選ぶことを提案している。
✅ 佐藤友子氏が店長としてコンテンツと物販事業の両方を担当し、オリジナル商品の開発や、スタッフの愛用品紹介から始まったコンテンツ展開は、映画制作にまで至り、顧客との深い繋がりを築いている。
さらに読む ⇒すべての活動に、゛同じ音楽゛が流れるように。「北欧、暮らしの道具店」佐藤店長が守るものと変えるもの – XD(クロスディー)出典/画像元: https://exp-d.com/interview/11703/店長自らがコンテンツと物販を両立し、オリジナルドラマまで制作しているとは驚きです!顧客の心に寄り添う姿勢が、これだけ多くのファンを惹きつけているんでしょうね!。
佐藤友子氏は、10代、20代は職を転々とする中で自己探求を行い、「暮らしが好き」という情熱をアピールしてインテリアコーディネーターの仕事に挑戦するなど、様々な経験を積んできました。
「北欧、暮らしの道具店」は、北欧テイストの雑貨販売だけでなく、読み物、動画、ラジオ、ドラマなど、多様なコンテンツを発信することで、独自のブランドの世界観を構築し、多くのファンを獲得しました。
「青葉家のテーブル」などのオリジナルドラマやポッドキャスト番組「チャポンと行こう!」も人気を博しています。
現在では、再び「守」の段階に戻りながら新たな挑戦を模索しており、価値観と経営的な数字の両立を重視し、長期的な顧客との関係性を守ることを優先しています。
へぇ~、自分の経験を活かして、顧客の心に響くコンテンツを作ってるんだ。ちょっと見習わんとね!
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EC・メディア・映像制作…多様な顔を持つクラシコム。「フィットする暮らし」を提案し、ファンを魅了。顧客との対話を重視し、独自のビジネスモデルで成長。