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政府米の安全は?検査体制と小泉米問題(カビ毒、メッシュ検査)について?政府米のカビ毒検査と、小泉農水相による備蓄米の安全管理体制の変化

農林水産省は、安全な米の供給のため、政府備蓄米や輸入米のカビ・カビ毒検査を強化! 販売直前の徹底した目視検査とカビ毒分析で安全性を確保。しかし、備蓄米の検査体制変更で消費者の不安も。温度管理や転売問題など、品質管理への懸念も浮上。透明性のある情報公開と、信頼回復が急務!

政府米の安全は?検査体制と小泉米問題(カビ毒、メッシュ検査)について?政府米のカビ毒検査と、小泉農水相による備蓄米の安全管理体制の変化

📘 この記事で分かる事!

💡 政府は米と麦の生産者向けに、カビ毒汚染を防止するための管理ガイドラインを公表しました。

💡 政府所有米(輸入米・備蓄米)は徹底したカビ検査とカビ毒分析を実施しています。

💡 小泉農水相による備蓄米の払い下げで、検査体制に変化が起きています。

さて、本日は政府米の安全に関する様々な問題について、詳しく見ていきましょう。

政府米の安全確保と検査体制の強化

政府米の安全対策とは?カビ毒検査は?

徹底した検査と分析で安全性を確保!

ガイドラインの公表は、生産段階でのカビ毒対策を強化するもので、食の安全を守るための重要な取り組みですね。

食品のかび毒に関する情報:農林水産省
食品のかび毒に関する情報:農林水産省

✅ 農林水産省は、米と麦の生産者向けに、かび毒汚染を防止するための管理ガイドラインや指針を公表しました。

✅ 米については、乾燥・貯蔵段階でのカビの生育を防ぐためのガイドラインが示され、麦については、赤かび病によるかび毒(デオキシニバレノール、ニバレノール)汚染の予防と低減のための指針が示されました。

✅ 麦類のかび毒汚染は外観では判断できないため、理化学検査による確認が必要であり、過去のデータと比較して対策を検討することが重要です。

さらに読む ⇒農林水産省ホームページ出典/画像元: https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/kabidoku/index.html

政府は安全性を最優先に考え、輸入米や政府備蓄米の販売前に徹底した検査を行っています。

カビ状異物やカビ毒の分析を実施し、基準値に適合したものだけを販売している点は評価できますね。

農林水産省は、消費者の安全を最優先に考え、政府所有米穀(輸入米および政府備蓄米)の販売にあたり、徹底したカビ検査とカビ毒分析を実施しています

輸入時にカビ毒、重金属、残留農薬等の検査を行い、国内保管中の米穀を販売する直前に全量を解袋し、1袋ごとにカビ状異物の目視検査を行います。

カビ状異物が混入した場合は、食品用は全量廃棄、飼料用は混入物を除去した上でカビ毒分析を行います。

分析結果が関係法令に適合したもののみを販売し、これまでの検査で規制値・基準値を超えるカビ毒は検出されていません。

なるほど、徹底した検査体制で消費者の安全を守っているんですね。素晴らしい!これなら安心して食べられますね。でも、コストはかかってるんだろうな…。

検査方法の詳細と安全への取り組み

米の安全を守る!カビはどうチェックしてるの?

目視確認とカビ毒分析で安全性を確認。

会計検査院の指摘は、税金の使われ方に対するチェックですね。

無駄を省き、より効率的な検査体制を目指すべきです。

5) 政府所有米穀 の販売等業務委託契約のメッシュチェック荷役経費の単価について、倉庫業者ごとに1t当たりの処理に要する作業人員・時間等を算出して、これを用いて米穀の種類等ごとの処理数量により加重平均するなどして、メッシュチェック荷役の作業実態に見合った単価 ...
5) 政府所有米穀 の販売等業務委託契約のメッシュチェック荷役経費の単価について、倉庫業者ごとに1t当たりの処理に要する作業人員・時間等を算出して、これを用いて米穀の種類等ごとの処理数量により加重平均するなどして、メッシュチェック荷役の作業実態に見合った単価  ...

✅ 政府所有米穀の販売等業務委託契約において、カビ確認のためのメッシュチェック荷役経費について、実際の作業内容と単価算定に乖離が見られ、会計検査院が改善を要求しました。

✅ 検査対象となったのは、フレコン包装の米穀を二重の網に通してカビ状異物を確認するメッシュチェック荷役で、2020、2021年度に51億円余りの経費が支払われました。

✅ 会計検査院は、作業内容に基づき算出した経費と実際の支払額に約1億5603万円の差があることを指摘し、より適切な単価算定を行うよう農林水産大臣に改善を要求しました。

さらに読む ⇒5) 政府所有米穀 の販売等業務委託契約のメッシュチェック荷役経費の単価について、倉庫業者ごとに1t当たりの処理に要する作業人員・時間等を算出して、これを用いて米穀の種類等ごとの処理数量により加重平均するなどして、メッシュチェック荷役の作業実態に見合った単価 ...出典/画像元: https://report.jbaudit.go.jp/org/r02/2020-r02-0233-0.htm

30kgの米袋、1トンフレコンから米を取り出して目視検査を行うんですね。

カビがないか確認した後、カビ毒分析を行うことで、安全な米穀の供給体制を構築しているんですね。

具体的には、販売直前に30kgの樹脂袋または1トンのフレキシブルコンテナから米を取り出し、二重の金網(1cm四方の網目)に通してカビ状異物の有無を目視確認します。

カビ状異物があれば、食品用は全量廃棄、飼料用は混入物を除去します

その後、食品用はカビ状異物がない容器包装の米穀について、飼料用は混入物を除去した米穀について、カビ毒分析を行います。

分析結果が関係法令に適合したもののみを販売することで、安全な米穀の供給体制を構築しています。

目視検査って、人間の目って頼りない気がするんだけど…もっと科学的な検査方法とかないのかな?安全のためなら、お金は惜しまないで欲しいよね。

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「小泉米」の裏で検査体制に変化?!備蓄米のカビ毒検査が任意に。消費者の安全は?大手は全量検査推奨も、中小の対応が課題。輸入米のチェック強化も。情報公開と信頼回復がカギ!