浜岡原発の廃炉、いよいよ本格解体へ?最新技術と課題国内初となる原子炉本体の解体、廃炉作業の進捗状況
浜岡原発、廃炉作業本格化!国内初となる原子炉解体が開始され、"大廃炉時代"到来。使用済み燃料の貯蔵方法や、安全性確保に向けた取り組み、今後の進捗状況を詳しく解説。
💡 浜岡原子力発電所は、2024年度から原子炉本体の解体を開始
💡 廃炉作業は、国内初の取り組みであり、今後の原発建設や廃炉技術の向上に貢献
💡 使用済み燃料の乾式貯蔵など、廃炉に関連する技術開発も進展
それでは、浜岡原子力発電所の廃炉について、詳しく解説して参ります。
浜岡原子力発電所の歴史
浜岡原発1・2号機はいつ運転終了?
2009年1月
浜岡原子力発電所は、長い歴史を持つ発電所ですが、廃炉作業は非常に難しく、技術的にも大きな挑戦になると思います。

✅ 中部電力は2024年度に、廃止措置中の浜岡原発1、2号機で、原子炉領域の解体を開始する。
✅ これは商業炉としては国内初の取り組みであり、炉心の解体撤去は最難関とされている。
✅ 中部電力は解体作業を進めることで、将来の原発建設や廃炉技術の向上に貢献したいと考えている。
さらに読む ⇒静岡新聞出典/画像元: https://news.at-s.com/article/1389321国内初の取り組みということで、今後の廃炉作業の進捗状況が注目されますね。
浜岡原子力発電所は、1号機から5号機まで計5基の原子炉を有しています。
1号機と2号機はそれぞれ1976年3月17日と1978年11月29日に営業運転を開始し、2009年1月30日に運転を終了しました。
3号機は1987年8月28日に、4号機は1993年9月3日に、5号機は2005年1月18日にそれぞれ営業運転を開始しました。
各号機の建設には、地元である浜岡町の同意、電源開発調整審議会の承認、原子炉設置変更許可申請などの手続きを経て、着工から燃料装荷開始、初臨界、発電開始、営業運転開始に至りました。
浜岡原子力発電所1・2号は、2008年12月に運転終了が決定され、2009年1月に運転を終了しました。
その後、廃止措置計画が策定され、国から認可を受け、現在進行中です。
計画は4段階に分かれており、現在は第3段階(原子炉領域解体撤去期間)に移行し、安全確保を大前提に、着実に廃止措置を進めています。
なるほど、浜岡原発の運転開始から廃止措置計画まで、長い歴史があるんですね。
浜岡原子力発電所における使用済み燃料の貯蔵
浜岡原発の使用済燃料、今どれくらい?
6542体貯蔵中
使用済み燃料の貯蔵方法について、詳しく解説していただきありがとうございます。

✅ 中部電力は、浜岡原発で使用済み核燃料の「乾式貯蔵」を計画しています。
✅ これは、浜岡原発の燃料プールが満杯になるため、安全な保管方法として検討されているものです。
✅ 乾式貯蔵は、使用済み核燃料を空気中で密閉容器に保管する方法であり、燃料プールに比べてスペース効率が良く、冷却水が必要ないため、長期的な安定保管に適していると言われています。
さらに読む ⇒中日ナビ出典/画像元: https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/87450/乾式貯蔵は、安全性と効率性の高い方法だそうですね。
浜岡原子力発電所では、燃料は原子炉内で約4~6サイクル使用され、その後燃料プールで安全に冷却貯蔵されます。
使用済燃料の貯蔵量は年々増加し、2023年度末には合計6542体となっています。
最大貯蔵容量は7550体です。
使用済燃料は再処理のために再処理工場へ輸送され、浜岡原子力発電所から輸送された実績があります。
へぇ、燃料プールが満杯になるってことは、それだけ多くの燃料を使っていたってことか。
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原子力発電の未来:使用済燃料の乾式貯蔵と浜岡原発の解体、日本の「大廃炉時代」の幕開け!