日銀の金融政策、正常化への道は?異次元緩和から政策転換へ
黒田日銀から植田日銀へ、量的緩和からの脱却、そして次の利上げはいつ? 日銀の金融政策決定会合の動向をQUICKMoneyWorldでチェック!
💡 黒田日銀総裁が2013年から進めてきた異次元緩和の議事録が公開された。
💡 黒田氏は「2年で2%」のインフレ目標達成に向けて、早期に実現することを目指していた。
💡 植田和男日銀総裁は、金融政策の正常化を視野に入れている。
それでは、第一章、異次元緩和とインフレ目標の課題について詳しく見ていきましょう。
異次元緩和とインフレ目標の課題
黒田バズーカは成功したか?
成功せず
黒田総裁は異次元緩和を導入した当初、2%のインフレ目標を2年以内に達成すると意気込んでいましたね。
公開日:2023/07/31

✅ 黒田東彦前総裁が2013年1~6月に導入した「異次元緩和」の時期を含む金融政策決定会合の議事録が公開された。
✅ 議事録から、黒田氏は「2年で2%」の物価上昇という目標達成に向けて、戦力の逐次投入ではなく、できるだけ早期に実現することを目指していたことが明らかになった。
✅ 黒田氏は、議事録で「2年程度」という期間を念頭に置いていたことを自ら発言しており、これは過去の総裁と比較して積極的な姿勢を示している。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20230730/k00/00m/020/058000c黒田前総裁は、2%のインフレ目標達成に強い意志を持っていたことが伝わってきますね。
2013年、黒田総裁は日銀総裁就任とともに、2%のインフレ目標を2年以内に達成するという目標を掲げ、異次元緩和を実施しました。
この政策は、金融市場に大きなインパクトを与え、当初は円安と株価上昇をもたらしました。
しかし、インフレ目標は達成されず、金融政策だけではデフレ脱却が難しいことが明らかになりました。
さらに、インフレ目標達成を最優先とする姿勢は金融政策の硬直化を招き、経済の不安定化につながる可能性も指摘されています。
そのため、日銀は金融政策の柔軟性を回復させ、2%目標に固執することなく、経済全体の安定を図るべきです。
なるほど。黒田さん、相当な熱意だったんだな。でも、目標達成は難しいものだな。
アコードと柔軟な金融政策運営
日銀はインフレ目標達成に固執すべきか?
柔軟な政策運営が重要
アコードは、政府と日銀が協力して経済を安定させるための重要な合意ですね。
公開日:2022/12/14

✅ 記事は、黒田日銀総裁の任期満了に伴い、政府と日銀のアコードを見直す必要性を訴えています。
✅ 記事は、日銀が2%の物価安定目標達成のため金融緩和を継続することが当然であると主張し、アコードの重要性を強調しています。
✅ 記事は、アコード見直しに関して、具体的な2つの私案を提示しており、今後の政策運営に重要な指針となることを期待しています。
さらに読む ⇒東洋経済オンライン出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/638230アコードを見直して、より柔軟な金融政策運営が必要になるかもしれませんね。
2013年に日銀と政府は、共同声明(アコード)を発表しました。
このアコードでは、政府は財政運営に対する信認を確保し、日銀は金融政策の柔軟性を維持することが求められています。
黒田総裁はアコードにおける2%目標の早期達成部分のみを強調してきましたが、実際には、金融の不均衡などのリスクを考慮し、インフレ目標達成時期にこだわらない、という考え方が重要です。
日銀は、インフレ目標にこだわらず、柔軟な政策運営によって経済の安定を目指すべきです。
アコードって、要は政府と日銀がタッグ組んで経済立て直すための約束状みたいなもんだろ?
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日銀、金融政策正常化へ!量的緩和からの脱却、利上げはいつ?