消費者物価指数(CPI)の基礎知識:インフレ、物価、利上げ?今後の見通しは?2025年2月米CPI発表と市場の反応、利上げ観測と為替相場への影響
世界経済を左右する消費者物価指数(CPI)を徹底解説!インフレ・デフレの判断材料、金融政策への影響、為替相場との関係まで。最新の米国CPI動向から、今後の物価上昇リスク、日米の物価差までを分かりやすく解説。市場予想と結果の乖離、発表後の市場の反応にも注目!
💡 消費者物価指数(CPI)は、物価の変動を示す重要な経済指標であり、インフレ率の判断材料となる。
💡 CPIは、中央銀行の金融政策決定に大きな影響を与え、金利や為替相場にも影響を及ぼす。
💡 米国のCPIは、インフレ率、米政策金利、ドル円相場に影響を与え、市場の動向を左右する。
CPIは経済指標の中でも、特に重要な指標です。
本日はCPIについて、詳しく見ていきましょう。
物価指標の基礎知識
CPIは一体何?経済にどんな影響を与えるの?
物価変動を示す指標で、金融政策や相場に影響!
本日は、消費者物価指数(CPI)の基礎知識について解説していきます。
公開日:2023/07/14

✅ 米国の消費者物価指数(CPI)は、近年、特に2022年夏以降、市場の値動きに大きな影響を与えており、特に2022年10月の発表後にはドル円相場が急落するなど、その影響力の大きさが顕著になっている。
✅ 米連邦準備制度理事会(FRB)は「物価安定」と「最大雇用」という2つの責務を負っており、2%の物価安定目標を達成するために金融政策を調整する。CPIの上昇は金融引き締め、低下は金融緩和につながり、為替市場にも影響を与える。
✅ CPIは、インフレ率、米政策金利、ドル円相場に影響を与え、2022年6月にインフレがピークを打った後、ドル円は調整局面に入った。今後も米CPIは重要な経済指標として注目され続けるだろう。
さらに読む ⇒、のトレードなら証券株式会社出典/画像元: https://www.oanda.jp/lab-education/beginners/fundamentals_analysis/us_consumer_price_index/CPIは、物価の変動を把握するための重要な指標です。
特に、2022年以降の米国のCPI動向は、市場に大きな影響を与えていますね。
世界経済の動向を理解する上で不可欠な指標の一つが消費者物価指数(CPI)です。
これは、私たちが日常的に購入する商品やサービスの価格変動を数値化したもので、インフレやデフレの判断材料となります。
CPIは、中央銀行の金融政策決定にも大きな影響を与え、為替相場にも影響を及ぼします。
一般的に、物価上昇は金利上昇の要因となり、自国通貨の価値を押し上げる可能性があります。
また、生産者物価指数(PPI)はCPIの先行指標として、米国の個人消費支出の変動を示すPCEデフレーターも物価判断の重要な材料となります。
なるほど、CPIが金融政策や相場に与える影響は大きいんですね!経営判断の重要な材料になりそうだ。
CPIの算出方法と種類
日本のCPI、どこが重要?コア、コアコアって何?
物価の基調把握に重要。変動品目除いた指標。
CPIの算出方法と種類について解説していきます。

✅ 2024年12月のコアCPIは前年比3.0%となり、1年4ヶ月ぶりに3%台に上昇。電気・都市ガス代の上昇、食料価格の伸びが主な要因。
✅ 上昇品目数が3ヶ月ぶりに増加し、物価上昇の幅が拡大。特にエネルギーと食料価格の上昇が寄与。
✅ コアCPI上昇率は、25年1月以降もエネルギー価格の高止まりにより3%程度の伸びが継続し、25年度入り後も2%台後半で高止まりする見込み。
さらに読む ⇒シンクタンクならニッセイ基礎研究所出典/画像元: https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=80854?site=nliコアCPIやコアコアCPIなど、物価の基調を把握するための指標があるんですね。
調査方法も、詳細に定められているんですね。
CPIの計算方法は、基準年を100とし、そこからの価格変動率を数値化して表します。
日本では5年ごとに基準年が改定され、品目構成が見直されます。
CPIには、変動の激しい食料品とエネルギーを除いたコアCPI、さらにコアコアCPIも存在し、物価の基調を把握するために重要視されます。
CPIの調査は、小売物価統計調査に基づき、581品目と持家の帰属家賃を含めた582品目の価格を調査し、調査員による聞き取り調査も行われます。
発表前には市場予想と発表結果の乖離に注目し、発表後の市場の反応を注意深く観察する必要があります。
CPIの計算方法は、基準年からの価格変動率を表すんですね。日本でも5年ごとに基準年が改定されるのは、興味深いね。
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米2月CPIはインフレ鈍化の兆し!利下げ観測で株高も、関税や食品価格への影響は不透明。日米の物価差も分析。