非正規春闘とは?非正規雇用の賃上げ交渉で生活は変わる?(春闘)非正規雇用の賃上げ交渉は広がりを見せるか?
コロナ禍で非正規雇用の賃下げや待遇格差が深刻化。非正規春闘が、個人加盟ユニオンを通じた開かれた賃上げ交渉で活路を開く!物価高騰に対応した10%以上の賃上げを要求し、全国展開。あなたも非正規春闘に参加し、待遇改善を実現しよう。
💡 コロナ禍で非正規雇用の労働問題が深刻化し、多くの相談が寄せられました。
💡 非正規春闘が始まり、個人加盟の労働組合を通じて賃上げ交渉が可能になりました。
💡 2024年の春闘では、20団体3万人が参加し、10%以上の賃上げを要求しています。
それでは、非正規雇用の賃上げを求める春闘について、詳しく見ていきましょう。
コロナ禍と非正規雇用の苦境
コロナ禍で非正規雇用労働者が直面した問題とは?
休業補償不払いと非正規差別が深刻化。
コロナ禍において、非正規雇用労働者の苦境が浮き彫りになりました。
公開日:2020/09/02

✅ 新型コロナウイルスの感染拡大により、非正規雇用労働者を中心に、休業や収入減少、感染リスクへの不安といった労働問題に関する相談がNPO法人POSSEに多数寄せられている。
✅ 相談内容は、休業補償、職場での感染対策不足、在宅勤務の不許可など多岐にわたり、特に3密職場での感染対策への不満や不安の声が多い。
✅ 労働問題の解決には、労働者が組合に加入し、会社と交渉する権利を行使することが重要であり、団体交渉を通じて職場環境の改善が実現した事例もある。
さらに読む ⇒マガジン出典/画像元: https://maga9.jp/200826-2/非正規雇用の方々の切実な声が、本当に多く寄せられたんですね。
労働組合の役割も重要ですね。
2020年、コロナ禍が始まり、観光業や学校など、特定の業種で雇用への影響が出始めました。
この時期、総合サポートユニオンとNPO法人POSSEには約4千件のコロナ関連の労働相談が寄せられ、約75%が非正規雇用労働者からの相談でした。
休業補償の不払いやコロナ感染対策の不備に関する相談が多く、非正規差別が露骨に存在していました。
これらの問題に対し、非正規雇用労働者の労働運動が広がりました。
総合サポートユニオンは、コロナ禍での休業補償不払い、感染対策の不備といった問題に対し、ユニオンを通じて解決した経験を持つ非正規雇用労働者のため、今回の春闘を支える活動をしています。
なるほど。非正規雇用の方々の問題が、コロナ禍で表面化したんですね。組合加入による解決事例もあるとは、頼もしい。
非正規春闘の始まりと目的
非正規春闘で目指す賃上げの目標は何%?
10%以上のベースアップ
物価高騰の中、非正規労働者の賃上げは喫緊の課題ですね。
公開日:2024/01/03

✅ 非正規労働者の賃上げを目指し、個人加盟の労働組合などが中心となり「非正規春闘実行委員会」を設立。
✅ 物価高騰による生活苦に対応するため、一律10%以上の賃上げを方針として掲げ、非正規労働者へ賃上げを呼びかけている。
✅ 全国各地から20の労働組合が参加し、昨春に続き2度目となる非正規労働者向けの賃上げ交渉を行う。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20231204/k00/00m/040/117000cインフレが進む中で、非正規雇用の賃上げが重要な焦点になっているんですね。
個人加盟のユニオンの存在が心強いです。
2024年の春闘が目前に迫り、インフレーション加速の中、非正規雇用労働者の賃上げが重要な焦点となっています。
昨今のインフレにより生活苦を訴える声が多く、春闘では非正規雇用労働者が賃上げの恩恵を受けられていない現状があります。
これを受け、昨年1月に個人加盟労組が連携し、非正規春闘を開始しました。
この春闘は、労働組合がない職場でも、個人加盟ユニオンを通じて賃上げ交渉ができる「開かれた春闘」という特徴を持っています。
非正規春闘実行委員会は、全国のユニオンや労組が協力し、非正規労働者の賃上げを目指す団体として本格始動しました。
彼らは大手企業の正規雇用だけでなく、誰でも春闘に参加できるように間口を広げ、10%以上のベースアップを要求しています。
春闘って、大手企業のイメージがあったけど、非正規の方々も参加できるのは画期的だね! どんどん広まってほしいな。
次のページを読む ⇒
物価高騰で生活苦の非正規労働者、春闘で賃上げ要求!時給アップ、職責に見合う賃金を求め、140社と交渉。個人加盟労組がサポート。