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2020年~2025年春闘の動向:賃上げ要求と中小企業の課題は?2025年春闘、高水準の賃上げなるか?中小企業への波及と課題

2025年春闘は、1万7千円超のベア要求で中小企業の賃上げが焦点!電機連合が主導し、物価高・人手不足に対応。格差是正へ中小の6%超賃上げも。価格転嫁促進と体質強化で、持続的成長を目指す、注目の春闘!

2020年~2025年春闘の動向:賃上げ要求と中小企業の課題は?2025年春闘、高水準の賃上げなるか?中小企業への波及と課題

📘 この記事で分かる事!

💡 2020年春闘では、電機連合が持続的経済成長を目指し賃上げによる内需拡大を目指した。

💡 2024年春闘では、33年ぶりの高水準賃上げが実現したが、中小企業の賃上げに課題が残った。

💡 2025年春闘では、過去最高の賃上げ要求額が提示され、中小企業の賃上げ格差是正が焦点となる。

それでは、2020年から2025年春闘までの動向を振り返りながら、詳しく見ていきましょう。

2020年春闘:持続的経済成長を目指して

電機連合、2020年春闘の賃上げ要求額は?

3000円以上のベアを要求。

2020年春闘は、持続的な経済成長を目指し、賃上げによる内需拡大を図ろうとしました。

電機大手労組がベア万千円でそろい踏み過去最高要求:ニュース:中日ナビ
電機大手労組がベア万千円でそろい踏み過去最高要求:ニュース:中日ナビ

✅ この記事は、労働組合、物価、電機・精密に関する内容である。

✅ 2025年2月13日に更新された会員限定の記事である。

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さらに読む ⇒中日ナビ出典/画像元: https://biz.chunichi.co.jp/news/article/10/99910/

実質賃金の停滞や格差拡大といった課題を背景に、賃上げの重要性が改めて認識された年でした。

2020年の春闘において、電機連合は持続的な経済成長を目指し、「社会的責任型闘争」を継続することを決定しました。

ベア要求基準は3000円以上とし、生活不安、雇用不安、将来不安の払拭のため、賃上げによる内需拡大を目指しました

過去6年間の賃上げにも関わらず可処分所得が08年以前の水準に戻らず、実質賃金マイナス、労働分配率低下といった課題に対応するため、賃上げの継続を必須としています。

開発・設計職の賃上げに加え、企業内最低賃金の引き上げ、高卒初任給の引き上げも要求しました。

ベア3000円か… まあ、それくらいないと、優秀な人材は集まらないだろうな。 うちの会社も見習わないとな。

2024年春闘:歴史的な賃上げと中小企業の課題

春闘、中小企業の賃上げは?大企業との差は?

中小は賃上げ率低く、大企業との差が顕著。

2024年春闘は、33年ぶりの高水準賃上げが実現した一方、中小企業への波及が課題となりました。

春闘賃上げ―連合次集計年ぶりの高水準

公開日:2024/03/20

春闘賃上げ―連合次集計年ぶりの高水準

✅ 2024年春闘の賃上げ率は5.28%と、33年ぶりの高水準となり、連合の目標をクリアした。

✅ 大手企業では満額回答が相次いだが、中小企業の賃上げ率は4.42%と低く、中小企業への波及が焦点となる。

✅ 日銀は、賃金の上昇を伴う2%の物価安定目標達成が見通せれば、マイナス金利政策の変更を検討するとしており、春闘の結果が金融政策決定会合に影響を与える可能性がある。

さらに読む ⇒出典/画像元: https://www.nippon.com/ja/japan-data/h01944/

大手企業の賃上げが中小企業に波及するか、今後の金融政策への影響も含め、注目が集まりましたね。

2024年の春闘は、歴史的な賃上げが実現した年でした。

しかし、中小企業の賃上げ率は、企業規模が小さいほど低く推移し、特に従業員99人以下の企業では、全体平均を下回る結果となりました。

東京商工リサーチの調査によると、賃上げを実施した企業の割合は大企業の方が高く、賃上げ率5%以上の回答も大企業が上回っています。

電機連合傘下の労働組合は高水準の賃上げ要求を行い、多くの企業が要求額を満額回答しました。

年間一時金(ボーナス)も昨年を上回る要求がなされました。

中小企業の賃上げがなかなか進まないってのは、ちょっと気になるね。大企業と中小企業の格差が広がるのは、良くないよ。

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2025年春闘、電機連合が1.7万円超のベア要求!中小企業の賃上げに注目。高水準賃上げで格差是正へ。交渉の柔軟性も。