小林製薬、紅麹サプリメント問題で揺れる?創業家の影が忍び寄る!!?
💡 小林製薬が紅麹配合サプリメントの健康被害問題で引責辞任を発表
💡 オアシス・マネジメントが小林製薬に対し、調査の不備を指摘し、臨時株主総会招集を請求
💡 小林製薬が再発防止策として、経営執行会議の改組や専門部署の新設などを発表
それでは、最初の章に進みましょう。
紅麹問題に対する小林製薬の対応
小林製薬は深刻な事態に陥っているようですね。
公開日:2024/07/22
✅ 小林製薬の小林一雅会長と小林章浩社長が、紅麹配合サプリメントの健康被害問題で引責辞任することを発表しました。
✅ 後任の社長には山根聡専務が就任する見込みです。
✅ 小林製薬は社外弁護士による検証委員会を設置し、被害報告から公表までの遅れや品質管理体制などを点検しました。同社は検証委員会の報告と再発防止策を近く公表する予定です。
さらに読む ⇒時事ドットコム:時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2024072201006&g=eco被害者の方々に対する補償もしっかりと行われることを願っています。
2024年1〜6月期決算発表で、小林製薬は紅麹サプリメントの健康被害問題を受けて同事業からの撤退を発表しました。
山根聡新社長は、健康被害の因果関係調査について、社内の薬剤師や外部の有識者・医師・弁護士などの監修で基準を策定し、医師のアドバイスを求めながら突き詰めていくと説明しました。
また、補償については、4月時点の補償範囲に加え、慰謝料、休業補償、逸失利益への補償が加えられたことを明らかにし、診断書に加えて主治医の判断も取り入れると説明しました。
小林一雅前会長の退任に伴う金銭支払いについては、取締役会で慎重に議論すると述べ、現時点では支払われていないと説明しました。
さらに、小林前会長が今回の会見に出席しなかったことについては、辞任したため同席しなかったと説明しました。
山根社長は、小林前会長は特別顧問として残り、説明責任を果たすべきだと考えを表明しました。
衛生管理の問題について、山根社長は「反省すべきところ。
我々がもう少ししっかりと現場を見る必要があった」と述べ、現場の声を聞く重要性を強調しました。
うむ、経営者として責任を取るのは当然だな。しかし、これで終わりじゃないぞ。
オアシス・マネジメントによる小林製薬への異議申し立て
これは深刻な問題ですね。
✅ 小林製薬の創業家によるガバナンス体制の不備が問題視されている。元社長の小林章浩氏は引責辞任したものの、取締役として残留し、補償を担当することになっている。
✅ 筆者は、創業家による支配力が依然として強いことを懸念し、小林章浩氏の取締役退任が不可欠であると主張している。また、独立社外取締役がいても、具体的な情報が提供されない限り無力であると指摘している。
✅ 筆者は、小林製薬のガバナンス体制の不備は、経営陣による情報隠蔽や、独立社外取締役への情報提供不足が原因であると分析している。さらに、上場会社であるにもかかわらず、創業家による支配力が強いことが問題であると指摘している。
さらに読む ⇒現代ビジネス | 講談社 @gendai_biz出典/画像元: https://gendai.media/articles/-/139535?page=2創業家の支配力が強く、ガバナンス体制が不備であるという指摘は非常に重要だと思います。
香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントは、小林製薬に対して、紅麹問題に関する調査の不備を指摘し、新たな調査者の選任と前会長らに対する損害賠償請求を要求する臨時株主総会招集を請求しました。
オアシスは、小林製薬が設置した第三者委員会「事実検証委員会」の調査が限定的で、独立性を欠いていると主張しています。
特に、調査報告書の内容が事前に社内取締役に共有された点や、内部統制システムや品質管理体制に関する調査が実施されなかった点を問題視しています。
オアシスは、新たな調査者として、企業内調査のプロとして知られる牛島信弁護士の選任を求めていますが、小林製薬側は、牛島氏との関係性から中立的な調査が難しいと判断する可能性があります。
なーんか、この会社、ガバナンス意識低いんじゃないかな?
小林製薬による再発防止策
大阪市は、製品の廃棄を指導したんですね。
✅ 小林製薬の紅こうじサプリメントによる健康被害問題を受け、大阪市は同社に対し、「紅麹(こうじ)コレステヘルプ」など3製品の廃棄を指導しました。回収済み製品と出荷前の製品約50万個のうち、約41万6000個を2025年1月中にも廃棄する予定です。
✅ 大株主の投資ファンド「オアシス・マネジメント」は、小林製薬に対し、創業家出身の小林一雅元会長らに対する損害賠償請求訴訟を起こすよう要求しました。一雅氏ら当時の経営陣7人に計約100億円の賠償を求めています。
✅ 紅こうじサプリメントの健康被害問題で、大阪弁護士会の弁護士有志が全国の被害者救済を目的とする弁護団を結成しました。専用のホームページで相談を受け付け、補償に向けた会社側との交渉を担っていきます。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/kobayashi-benikoji/再発防止策が効果を発揮することを願っています。
小林製薬は、紅麹サプリメントの健康被害問題を受け、再発防止策を発表しました。
主な内容は下記の通りです。
1. 経営執行会議の改組 社長の権限を強化し、執行部としての意思決定を明確化。
社外取締役の参加を促進し、外部の視点を取り入れます。
2. 専門部署の新設 製品の開発・製造に関連する法律や規則の適正な解釈を行う部署を新設し、法令遵守体制を強化します。
3. 工場統括部の強化 人員不足解消と各工場への指導強化を行い、製造現場の品質管理体制を向上させます。
4. 開発・製造部門間の情報共有強化 定期的な情報共有会議を開催することで、製造段階での問題発生を抑制します。
5. 創業家依存からの脱却 創業家の意向に左右されない意思決定体制を目指し、組織の独立性を強化します。
6. 人事評価制度の刷新 品質・安全への貢献度を重視する評価制度を導入し、従業員の意識改革を促します。
7. 中期経営計画の修正 これまで重視してきた連続増益目標を削除し、品質・安全への投資を優先します。
これらの施策は、2025年1月をめどに実施される予定です。
また、社外取締役が議長を務める体制は継続し、執行側と議長職を分離することで、透明性と客観性を高めます。
うちは、サプリメントは買わないようにしてるわよ。
オアシス・マネジメントによる提訴
オアシス・マネジメントは、小林製薬に強い姿勢で臨んでいますね。
公開日:2024/12/03
✅ 小林製薬の大株主である香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント」が、紅麹サプリメントの健康被害問題を巡り、前会長ら当時の経営陣に100億円超の損害賠償を求める訴訟を起こすよう小林製薬に求めた。
✅ オアシスは小林製薬株の7.54%を保有しており、請求を拒否された場合は2025年1月下旬に株主代表訴訟を提起できる。
✅ オアシスはまた、小林製薬に臨時株主総会の招集を要求し、新たに社外取締役3人の選任などを求めている。
さらに読む ⇒読売新聞オンライン : ニュース&お得サイト出典/画像元: https://www.yomiuri.co.jp/economy/20241203-OYT1T50170/株主代表訴訟が提起される可能性もあるということで、今後の展開が注目されます。
香港系投資ファンド「オアシス・マネジメント」は、小林製薬の「紅麹」サプリメント問題で、前会長ら当時の経営陣に100億円超の損害賠償を求めるよう提訴を請求しました。
オアシスは小林製薬株の7.54%を保有しており、会社が請求を拒否した場合、25年1月下旬に株主代表訴訟を提起する予定です。
オアシスは、小林製薬に臨時株主総会の招集も要求しており、新たに社外取締役3人の選任などを求めています。
小林製薬は、監査役が調査・検討のうえで判断するとしています。
これは面白い展開だな!
オアシス・マネジメントの要求と小林製薬への影響
オアシス・マネジメントは、小林製薬に強い圧力をかけていますね。
公開日:2024/12/03
✅ 香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が、小林製薬の紅麴サプリメントによる健康被害問題を受けて、同社に対し、問題発覚時の取締役全7人を訴えるよう要求している。
✅ オアシスは、会社に与えた計100億円超の損害の賠償を求め、創業家の小林一雅元会長、小林章浩元社長、山根聡現社長、社外取締役4人の計7人を提訴するよう監査役に求めている。
✅ オアシスは「物言う株主」として知られており、小林製薬の株式の7.54%を所有している。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASSD33SD0SD3PLFA00CM.html創業家出身の経営陣に対する訴訟は、大きな影響を与える可能性があります。
香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」は、小林製薬に対して紅麹サプリメントの健康被害問題の再調査や社外取締役の選任を求める株主提案を行いました。
オアシスは、小林製薬の経営陣が問題に対し不適切な対応を取ったと批判し、調査役に弁護士、社外取締役に元検事や医師を選任するよう要求しています。
また、元会長の小林一雅氏による「会長室利用」についても問題視しています。
香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが小林製薬株を買い増し、保有比率を10.1%に高めたことが明らかになりました。
オアシスは小林製薬の紅麹原料を含むサプリメントによる健康被害問題を懸念し、調査体制の見直しなどを求めて臨時株主総会の開催を要求しています。
さらに、小林一雅前会長ら7人を対象に損害賠償を求める訴訟も提起するよう求めています。
オアシスの保有比率は小林章浩前社長の12.46%に迫る水準となり、今後の小林製薬の経営に影響を与える可能性があります。
創業家って、やっぱり、ズルいよね!
小林製薬は、この問題を乗り越えて、信頼回復を目指していく必要があります。
💡 紅麹サプリメントによる健康被害問題で、小林製薬は引責辞任を発表
💡 創業家の支配力やガバナンス体制の不備が問題視され、オアシス・マネジメントが提訴を要求
💡 小林製薬は再発防止策として、経営執行会議の改組や専門部署の新設などを発表