夏葉社、島田潤一郎、又吉直樹、古くてあたらしい仕事、出版、転職、小説『人間』?とは!?
💡 夏葉社の島田潤一郎さんは、亡くなった従兄への思いをきっかけに、出版社を設立しました。
💡 島田さんは、自身の経験を踏まえて、仕事を通して得られる喜びや誰かの役に立つというやりがいこそが、仕事の大切さだと語っています。
💡 また、島田さんが仕事観を深めるために読んでいる3冊の本も紹介されています。
それでは、第一章、夏葉社を立ち上げた理由からご紹介しましょう。
創作への情熱と本の力
この対談では、二人の作家が抱く創作への情熱と、本に対する深い愛情を感じることができました。
✅ この記事は、作家・又吉直樹さんと、編集者・島田雅彦さんの対談で、小説「人間」について語り合っています。
✅ 特に、又吉さんが小説を書く上で意識していること、小説を通して伝えたいことなどが語られており、自身の経験や過去の作品への思いが語られています。
✅ また、対談の中では、小説を読むことの意義や、小説が持つ時間の豊かさについて、二人の考え方が共有されており、読者も自分の読書経験と照らし合わせて考えさせられる内容となっています。
さらに読む ⇒新潮社の電子書籍出典/画像元: https://ebook.shinchosha.co.jp/nami/202002_04/又吉さんの小説『人間』は、登場人物との心の距離や、沖縄での父親との関係など、個人的な経験に基づいた深い内容で、読者も自分の人生について深く考えるきっかけになると思います。
夏葉社の島田潤一郎さんと作家・又吉直樹さんの対談は、お互いの創作活動について深く掘り下げる内容でした。
島田さんは、新著『古くてあたらしい仕事』で、転職活動の苦悩や本の制作秘話を赤裸々に綴りました。
一方、又吉さんは、初の新聞連載にして第三作となる長編小説『人間』を刊行しました。
対談では、それぞれの創作に対する姿勢や、小説が読者に与える影響について熱い議論が交わされました。
特に、又吉さんの『人間』は、登場人物との心の距離、沖縄での父親との関係、そして小説を通して自分の人生について深く考えることの大切さを、島田さんは高く評価していました。
また、本という媒体が、読者に長い時間と豊かな経験をもたらすこと、そして、人生の困難な時期に心の支えとなる存在であることについても、二人の共通認識がありました。
対談を通じて、二人の作家が抱く創作への情熱と、本に対する深い愛情を感じることができました。
いやー、素晴らしい対談だ。やっぱり、本ってすごいな。
夏葉社を立ち上げた理由
島田潤一郎さん、すごいですね。
公開日:2020/02/13
✅ 島田潤一郎さんは、亡くなった従兄への思いをきっかけに、2009年に出版社「夏葉社」を設立しました。社員は島田さん一人で、文芸書を中心に年に3、4冊の本を企画・編集、営業、発送まで全て行っています。
✅ 島田さんは、出版社を始めた当初は叔父と叔母の心を支えるためでしたが、今では自分がこの仕事を通して力をもらっていると感じています。また、息子が生まれたことで、個性的な人々が尊重される社会を望むようになり、売れ線ではない本を積極的に作り続けることを決意しました。
✅ 島田さんの仕事の原動力は「だれかのために」という気持ちであり、その喜びや感謝がモチベーションになっています。仕事は必ずしも金銭的な報酬に繋がるものではなく、「だれかの役に立つ」という気持ちがあれば、それが生きることの支えになると考えています。
さらに読む ⇒婦人公論.jp|芸能、事件、体験告白……知りたいニュースがここに!出典/画像元: https://fujinkoron.jp/articles/-/1608?display=full仕事は必ずしも金銭的な報酬に繋がるものではなく、誰かのためになるという気持ちがあれば、それが生きることの支えになるという島田さんの言葉は、とても心に響きました。
島田潤一郎さんは、仕事は単にお金を稼ぐための手段ではなく、人生を豊かにする大切な要素であると考えています。
彼は、仕事を通して得られる喜びや楽しさ、そして誰かの役に立つというやりがいこそが、仕事の本質であると考えているようです。
島田さんは、亡くなった従兄の叔父と叔母の心を支えるために、出版社「夏葉社」を設立しました。
10年間、社員は島田さん一人ですべてを担い、文芸書を中心に年間3、4冊の本を企画・編集、発送、書店への営業まで行ってきました。
出版社を始めたきっかけは、従兄の事故死がきっかけで転職活動が難航した際に、叔父と叔母に息子を偲ぶ詩集をプレゼントしたいと思ったことでした。
しかし、実際には、この仕事を通じて島田さん自身が力をもらったと振り返ります。
島田さんは、仕事の理想像として、子どもの頃から通っていた中華料理屋さんのように、コツコツ誠実に、自分を大きく見せず、目の前の人を信じて仕事をすることを掲げています。
また、長男が言葉や動作がゆっくりなことから、個性尊重の大切さを痛感し、出版社として、売れ線ではない本を制作し、声になりにくいものを声にしていきたいと考えています。
いいね、島田さん。まさに、仕事は生きがいだよな。
仕事観を深める3冊
和田誠さんの『銀座界隈ドキドキの日々』は、デザイン業界で修業していた六〇年代の体験を、文章とデザインで描いたエッセイ集で、昭和の時代を感じることができます。
✅ 本書は、著者の和田誠氏がデザイン業界で修業していた六〇年代の体験を、文章とデザインで描いたエッセイ集です。
✅ 銀座を舞台に、憧れのデザイン業界での日々や、当時の流行や文化、人々との出会いを、ユーモアを交えながら綴っています。
✅ 講談社エッセイ賞を受賞した作品で、懐かしい昭和の時代を感じることができる一冊です。
さらに読む ⇒本の話 ~読者と作家を結ぶリボンのようなウェブメディア~出典/画像元: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167385040和田さんが9年間無料で映画のポスターを描き続けたエピソードは、長期的な視点で仕事と人生を豊かにする大切さを教えてくれます。
島田潤一郎さんが選んだ「はたらく」を考える本として、和田誠さんの『銀座界隈ドキドキの日々』、杉原淳一・染原睦美の『誰がアパレルを殺すのか』、ロジェ・マルタン・デュ・ガール[著]/山内義雄[訳]の『チボー家の人々』の3冊が紹介されています。
和田誠さんの『銀座界隈ドキドキの日々』は、仕事は遊び場であるという考え方を示すもので、お金になるか、ならないかではなく、仕事を通して得られる喜びや楽しさを重要視する姿勢が示されています。
和田さんが9年間無料で映画のポスターを描き続けたエピソードは、長期的な視点で仕事と人生を豊かにする大切さを教えてくれます。
杉原淳一・染原睦美の『誰がアパレルを殺すのか』は、アパレル業界の現状を通して、誰のために仕事をしているのかを考えさせられる本です。
出版社の売上目標に振り回される現状や、企業都合による歪み、そして「ミナペルホネン」のデザイナーである皆川明さんの長期的な視点でのデザインの考え方などが紹介されています。
ロジェ・マルタン・デュ・ガール[著]/山内義雄[訳]の『チボー家の人々』は、家族の歴史を通して、仕事や人生における価値観や生き様を考えさせられる本です。
島田さんは、この本から、人生における仕事の意味や、家族や社会との関わり方について学び、仕事の価値観を再認識したと語っています。
和田誠さんの『銀座界隈ドキドキの日々』なんて、懐かしいな。
『古くてあたらしい仕事』の概要
島田潤一郎さんと又吉直樹さんの対談は、それぞれの創作への取り組み方や本への想いが語られ、とても興味深い内容でした。
✅ 夏葉社の島田潤一郎さんと又吉直樹さんの対談では、それぞれの創作への取り組み方や本への想いが語られました。
✅ 特に、又吉さんの新刊小説「人間」について、島田さんはその深い内容と、登場人物を通して描かれる人間の複雑な側面を高く評価しました。
✅ また、対談を通して、本が提供する豊かな時間や、本を求める行為の奥深さについて二人の共通認識が示され、読者にとって共感できる内容となっています。
さらに読む ⇒新潮社出典/画像元: https://www.shinchosha.co.jp/book/105181/この本は、著者の仕事に対する誠実さと、本への深い愛情が伝わってくる、静かで力強い一冊です。
この文章は、書籍『古くてあたらしい仕事』の書誌情報と販売情報、そして書籍の内容紹介をまとめたものです。
夏葉社という出版社を立ち上げた著者は、大量生産・大量消費ではないビジネスのあり方について、庄野潤三小説撰集を通して出会った人々との交流や、和田誠さんとの装丁デザインを通して、本が「誰か」の手に届くまでの過程を語っています。
この本は、本の制作、販売、そして読者とのつながりを大切にする著者の思いが伝わる心温まるエッセイとなっています。
また、Amazonや各書店の検索機能で、この本の購入が可能です。
本書は、33歳で出版社「夏葉社」を立ち上げた著者が、十年間会社を切り盛りしてきた経験と、その裏にある仕事観を綴った自伝的エッセイです。
著者は、27歳までアルバイト生活を送るなど、安定した職に就くことは困難でしたが、会社を作る以外に選択肢がなく、叔父叔母を励ますために本を作りたいという強い思いから起業しました。
著者は、本と読書を「生活の重心」とし、誰かの重心になるような本を丁寧に作り、書店と読者の価値を信じ、結果が出るのを待ちます。
一方で、著者は常にアルバイトをする心の準備もしており、不安を飼い慣らす努力を怠りません。
本書は、著者の仕事に対する誠実さと、本への深い愛情が伝わってくる、静かで力強い一冊です。
また、新潮社の編集者に執筆を提案された経緯も明かされており、同業者への敬意と共鳴が感じられます。
東京・吉祥寺にある小さな出版社「夏葉社」の創業者である著者は、編集経験ゼロで出版社を設立し、編集、営業、事務などをたった一人でこなし、35冊の本を出版してきました。
著者は「何十年先も残るもの」を意識し、キャッチーな言葉や流行に左右されない、質の高い本づくりを目指しています。
創業のきっかけは、親友だったいとこの急死がきっかけで、英国の神学者の詩をまとめた本を叔父と叔母に贈るためでした。
著者は、出版社経営を通して、本の役割や生きがいについて深く考え、一人の誰かに手紙を書くように、丁寧に本作りをしています。
本書では、編集経験ゼロで出版社を設立し、少ない部数ながらも質の高い本を世に送り出す著者の「仕事とは何か」という問いへの答えが語られています。
島田さん、素晴らしい本ですね。
今回の対談で、島田潤一郎さんは、仕事を通して得られる喜びや誰かの役に立つというやりがいが大切であることを改めて認識しました。
💡 島田潤一郎さんは、亡くなった従兄への思いをきっかけに、夏葉社を設立しました。
💡 島田さんは、仕事は人生を豊かにする大切な要素であり、誰かの役に立つというやりがいこそが、仕事の本質であると考えています。
💡 島田さんが仕事観を深めるために読んでいる3冊の本も紹介されました。