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陸上自衛隊の人事異動と対戦車火器?ウクライナ侵攻と防衛力とは!?

陸上自衛隊の人事異動と対戦車火器?ウクライナ侵攻と防衛力とは!?

📘 この記事で分かる事!

💡 陸上自衛隊の人事異動で、サイバー防衛隊が新設された。

💡 ウクライナ侵攻において、対戦車火器が重要な役割を果たしている。

💡 陸上自衛隊が保有する対戦車火器の性能と運用方法を紹介する。

それでは、今回の記事のテーマである、陸上自衛隊の人事異動と対戦車火器について、詳しく見ていきましょう。

人事異動と国防予算

今回の陸自人事異動は、サイバー防衛の重要性を示すものと言えるでしょう。

陸将・陸将補人事

公開日:2023/11/09

陸将・陸将補人事

✅ 今回の陸自人事異動では、陸将補が5人昇任し3人が退職した。将補の定員が純増したように見えるが、指揮通信システム隊が格上げされ自衛隊サイバー防衛隊として再編されたことを考慮すると、将補ポストの純増というよりも、3自衛隊として将補のポストが純増した可能性が高い。

✅ 人事異動に伴い、自衛隊サイバー防衛隊司令に木村顕継が着任した。このポストは恐らく、陸海空の持ち回りであり、将補ポストの純増というよりも、3自衛隊として将補のポストが純増した可能性が高い。

✅ 近年では、国防予算の削減が厳しく、将官ポストや指定職の格上げは難しい状況が続いてきた。しかし、ウクライナ危機を受けて、国防予算の現実的な配分が期待される一方で、一部では「戦車なんか要らねえ」という声も上がっている。これは、かつての地対艦ミサイル部隊の削減という愚策を教訓に、国防予算の適切な配分と、将来を見据えた防衛力を整備することが重要であることを示している。

さらに読む ⇒日本国自衛隊データベース出典/画像元: https://japansdf.com/archives/15916

国防予算の削減は、自衛隊の戦力低下に繋がる可能性があり、非常に懸念されます。

2022年3月の人事異動では、陸将は異動せず、新たに5人の将補が昇任しました。

一方、退職した将補は3人でした。

指揮通信システム隊が格上げされ、自衛隊サイバー防衛隊として再編されたことで、将補のポストが純増した可能性があります。

しかし、国防予算削減が厳しく、将官ポストの純増は考えにくいことから、他の将補ポストが削減された可能性も考えられます。

ウクライナ危機を受け、国防予算が増額される可能性はあるものの、一部では陸上自衛隊の予算削減に対するプレッシャーが強まっている状況です。

これは、過去の失敗から学ぶべき教訓であり、地対艦ミサイル部隊の削減のように、近視眼的な政策によって国防が脆弱化することを避ける必要があります。

今回の異動は、国防予算の重要性、自衛隊の役割、そして自衛官の献身的な仕事ぶりを改めて考えさせるものでした。

うん、確かに。予算削減は、国防力を弱体化させる可能性があるからね。今の時代、サイバー攻撃も脅威だし、防衛体制を強化するために、適切な予算配分が重要だと思うわ。

ウクライナ侵攻と対戦車火器

ウクライナ侵攻は、現代戦におけるテクノロジーの重要性を改めて認識させられます。

ウクライナ、小型ドローンでロシア軍の数少ない戦車支援戦闘車両を破壊
ウクライナ、小型ドローンでロシア軍の数少ない戦車支援戦闘車両を破壊

✅ ロシア軍のBMPTターミネーター戦車支援戦闘車は、その強力な火力と機動性にもかかわらず、安価なFPVドローンによる攻撃に対して脆弱であることが、ウクライナ軍による最近の攻撃で明らかになった。

✅ ウクライナ軍は、FPVドローンに爆発物を搭載し、ターミネーターを攻撃、損傷させている。ターミネーターは、その防御能力が限られているため、このような攻撃に対して無力である。

✅ この事例は、戦場で安価な技術が戦況を大きく変えうることを示しており、ロシア軍は、FPVドローンによる攻撃に対処するための新たな戦略を必要としている。

さらに読む ⇒Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)出典/画像元: https://forbesjapan.com/articles/detail/65270

安価な技術でも、適切に運用すれば、戦況を大きく変えることができることを示している事例ですね。

ロシアによるウクライナ侵攻において、ウクライナ軍が歩兵携行式の対戦車火器を用いてロシア戦車に攻撃を仕掛けた映像が公開されました。

この映像は、待ち伏せ攻撃による効果的な対戦車火器運用を示しており、対戦車攻撃によってロシア軍の侵攻を遅らせ、首都占領を阻止する効果があった可能性も示唆しています。

ドローンって、何?

陸上自衛隊の対戦車火器

ウクライナの事例は、陸上自衛隊の対戦車火器の運用方法を考える上で、非常に参考になると思います。

陸上自衛隊:対戦車火器①:戦車や装甲車両に対抗する「110㎜個人携帯対戦車弾(LAM)」/「84㎜無反動砲」
陸上自衛隊:対戦車火器①:戦車や装甲車両に対抗する「110㎜個人携帯対戦車弾(LAM)」/「84㎜無反動砲」

✅ この記事は、ロシアによるウクライナ侵攻における対戦車火器の有効性と、陸上自衛隊が保有する対戦車火器について解説しています。

✅ 具体的には、ウクライナ軍がロシア戦車に対して歩兵携行式の対戦車火器を用いた攻撃の成功例を紹介し、対戦車火器が待ち伏せ攻撃に適しており、敵の進行経路を遮断する効果があることを示しています。

✅ また、陸上自衛隊が保有する「110mm個人携帯対戦車弾」と「84mm無反動砲」の性能や運用方法を説明し、これらの武器が敵の装甲車両に対して有効な攻撃手段であることを強調しています。

さらに読む ⇒Motor-Fan総合TOP出典/画像元: https://motor-fan.jp/mf/article/48889/

110mm個人携帯対戦車弾と84mm無反動砲は、どちらも国産の優れた装備ですね。

陸上自衛隊にも同様な装備群が存在します。

代表的な装備としては、110mm個人携帯対戦車弾(LAM)と84mm無反動砲があります。

110mm個人携帯対戦車弾(LAM)は、ドイツ製パンツァー・ファウストに類似した使い捨ての携帯式対戦車火器で、成形炸薬弾を内包したロケット弾を発射します。

後方爆風や反動を抑える機構を備えているため、狭い場所からも発射可能です。

陸上自衛隊も、対戦車火器を強化していく必要があるな。最近の技術革新は、目覚ましいから、常に最新の装備を導入していくことが重要だ。

対戦車火器の運用

84mm無反動砲は、汎用性の高い装備ですが、命中精度や後方噴射による煙の発生など、課題も存在するとのことですね。

84mm無反動砲M2/(B)M3
84mm無反動砲M2/(B)M3

✅ 84mm無反動砲M2は、スウェーデン製の無反動砲で、陸上自衛隊では1979年から導入され、1984年から国内生産されています。

✅ 反動を打ち消すために砲弾発射と同時に後方へガスや樹脂破片を噴射する仕組みですが、その反面、命中精度が低く、後方噴射による煙で射撃地点が特定されやすいなどの弱点があります。

✅ 84mm無反動砲M2は、対戦車榴弾、榴弾、発煙弾、照明弾など、様々な弾薬を使用でき、汎用性の高い火砲ですが、近年は後継となる新型の84mm無反動砲(B)M3が導入されつつあります。

さらに読む ⇒陸上自衛隊応援サイト「陸自調査団」出典/画像元: https://rikuzi-chousadan.com/soubihin/kahou/84baz_m2m3.html

待ち伏せ攻撃など、適切な運用方法が重要になる装備のようです。

84mm無反動砲は、スウェーデン製カール・グスタフに類似した無反動砲で、対戦車榴弾だけでなく、榴弾、照明弾、発煙弾なども使用可能です。

可搬性に優れ、対戦車攻撃だけでなく、地域目標の面的な制圧も可能です。

これらの対戦車火器は、陸上自衛隊の普通科部隊が運用し、敵戦車の側面や防御の弱い部分を狙って攻撃します。

効果的な運用には、敵の進行経路情報を事前に収集することが重要です。

待ち伏せ攻撃に適しており、出会頭の即射には向いていません。

うん、確かに。待ち伏せ攻撃には向いてそうだけど、出会頭の即射には向いてないみたいね。

参考資料

自衛隊の装備に関する書籍は、常に最新情報を入手しておくことが大切です。

自衛隊新戦力図鑑 2022
自衛隊新戦力図鑑 2022

✅ 「自衛隊新戦力図鑑」シリーズの最新作では、護衛艦「もがみ」型、潜水艦「たいげい」型、空自次期戦闘機など、自衛隊の最新装備が詳しく解説されています。

✅ 巻頭ではリムパックでの空母いずも密着取材も掲載されており、ロシア-ウクライナ戦から「日本防衛」について詳細に再検証しています。

✅ 世界情勢が緊迫化する中で日本の自衛隊の装備が充分なのか、世界はどう動いているのか、本書で詳しく解説されています。

さらに読む ⇒2023: ファッションカルチャー【三栄web shop】出典/画像元: https://shop.san-ei-corp.co.jp/shop/g/g12486/

世界情勢を鑑み、日本の防衛力を強化していくために、最新の装備や技術を学ぶことは重要です。

これらの対戦車火器の詳細については、『自衛隊新戦力図鑑2022』に掲載されています。

本を読むんだ?

今回の記事では、陸上自衛隊の人事異動と対戦車火器について解説しました。

今後の防衛政策において、これらの情報は重要な要素となるでしょう。

🚩 結論!

💡 陸上自衛隊は、サイバー防衛隊を新設し、サイバー空間への対応を強化している。

💡 ウクライナ侵攻では、対戦車火器が依然として重要な役割を果たしており、現代戦においてその重要性が再認識されている。

💡 陸上自衛隊は、110mm個人携帯対戦車弾や84mm無反動砲など、様々な対戦車火器を保有している。