志賀原発は大丈夫?能登半島地震の影響は?原発の安全対策とは!?
💡 能登半島地震の影響で、志賀原発に油漏れが発生しました。
💡 地震により、志賀原発の設備に損傷がありました。
💡 地震の影響は、原子力発電の安全性に関する議論を再び活発化させています。
それでは、詳細について見ていきましょう。
志賀原子力発電所と能登半島地震
では、章に入ります。
まずは、能登半島地震と志賀原子力発電所の関係についてお話します。
公開日:2024/02/04

✅ 能登半島地震の影響で、北陸電力志賀原発2号機の変圧器から約1万9800リットルの油が漏れたことが判明しました。
✅ 当初は約3500リットルと発表されていましたが、実際にはその5倍超の油漏れが発生していました。
✅ 北陸電力は、油漏れが変圧器の損傷によるものとみているとのことです。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20240105/k00/00m/040/291000c油漏れは深刻な問題ですね。
早期の対応が求められます。
2024年1月1日に発生したマグニチュード7.6の能登半島地震は、志賀原子力発電所に大きな影響を与えました。
志賀原子力発電所は、石川県羽咋郡志賀町にある原子力発電所で、1993年に開設されました。
地震の影響で、変圧器の故障により外部からの電源の一部が使えなくなり、合計で7100リットルの油が漏出しました。
その後、漏出した油の量は当初発表の5倍以上であることが判明し、北陸電力は訂正し謝罪しました。
志賀原発の1号機と2号機は、2011年の福島第一原発事故を受けて、安全性の見直しと新規制基準への対応を目的として、2011年以降運転を停止しています。
2014年に2号機の再稼働審査が申請されましたが、敷地内の断層の評価に時間がかかり、審査は長期化しています。
そのため、現在も両機は運転停止状態にあり、原子炉内には核燃料が存在せず、使用済み燃料は冷却された状態で燃料プールに保管されています。
確かに、油漏れは怖いけど、原発が止まっててよかったんじゃないかな?
地震による志賀原発の損傷
次に、地震による志賀原発の具体的な損傷について解説していきます。

✅ 2024年12月より、マイナンバーカードを保険証として使える「マイナ保険証」への本格移行が始まります。
✅ しかし、実際にマイナ保険証を利用している人はまだ少数で、多くの人が従来の保険証を使い続けているようです。
✅ マイナ保険証を利用するメリットとしては、医療機関での手続きの簡素化や、オンラインでの医療費請求などが挙げられます。
さらに読む ⇒TBS NEWS DIG出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/922566これだけ多くの損傷が発生しているとなると、安全性が心配になります。
地震の影響で、志賀原発では様々な損傷が発生しました。
1号炉では、使用済燃料プール冷却浄化系ポンプが一時停止、起動変圧器から絶縁油漏れ、放熱器の損傷、使用済み燃料プールの水飛散、タービン補機冷却水系サージタンクの水位低下、放水槽の防潮堤の傾斜、純水タンクの水位低下、高圧電源車アクセスルートの段差などが発生しました。
2号炉では、主変圧器からの絶縁油漏れ、励磁電源変圧器の放圧弁動作、使用済み燃料プールの水飛散、低圧タービン警報発生、使用済燃料プール内の検査装置ケーブルカバー落下、取水槽内の海面水位上昇などが発生しました。
1・2号炉共通設備では、廃棄物処理建屋のシール部材脱落、物揚場の舗装コンクリート沈下などが発生しました。
これらの影響は、地震発生後も継続的に確認されています。
地震の発生場所と損傷・トラブルの発生場所の分布から、敷地内の活断層と関連している可能性も指摘されています。
こんなにも、いろんなとこ壊れてるんだ。
志賀原子力発電所の安全確保
続いて、志賀原子力発電所の安全確保についてお話します。

✅ 北陸電力は、能登半島地震で設備の故障が起きた志賀原発を報道陣に公開しました。
✅ 激しい揺れにより、変圧器の配管が壊れて油漏れが発生し、外部電源の一部が使用不能となっています。
✅ 変圧器の損傷部分は撤去され、油漏れの状況は分からなくなっていますが、完全復旧の見通しは立っていません。
さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/313759安全が確保されていると聞いて、安心しました。
地震による損傷にもかかわらず、志賀原子力発電所は安全が確保されており、使用済燃料の冷却など、必要な機能は維持されています。
外部電源の供給元である中能登変電所のガス絶縁開閉装置(GIS)に損傷があり、志賀原子力発電所への外部電源5回線のうち2回線(志賀中能登線2回線)が使用不可となりました。
しかし、1号機、2号機ともに、残りの3回線(志賀原子力線1号線、志賀原子力線2号線、赤住線)が使用可能です。
さらに、非常用ディーゼル発電機、大容量電源車、高圧電源車も稼働可能な状態で確保されているため、使用済燃料の冷却など、原子力発電所の安全性を維持することができます。
また、2号機の主変圧器の油漏れが発生し、噴霧消火設備が自動起動しましたが、火災は発生していませんでした。
使用済燃料貯蔵プールでは、波打ち現象(スロッシング)により貯蔵プール設置階の床面に水が飛散しましたが、プールの保有水量に対して微量であり、使用済燃料の冷却機能に影響はありません。
また、発電所外部への漏えいは発生していません。
1号機の燃料プール冷却浄化系ポンプが一時的に停止しましたが、停止前後でプール水温に変化はなく、使用済燃料貯蔵プールの水位に有意な変化はありません。
安全が確保されててよかった。でも、油漏れは、どうするんだ?
モニタリングポストの機能停止
次は、モニタリングポストの機能停止について解説していきます。
公開日:2024/01/04

✅ 能登地方を震源とする地震の影響で、志賀原発周辺の空間線量を測るモニタリングポスト14カ所のデータが確認できない状態になっている。
✅ 規制庁は、原発に近い地域では測定ができているため、監視体制に問題はないとしている。
✅ 志賀原発は2011年から運転停止中で、地震発生後も使用済み燃料の冷却は継続できている。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASS145VDHS14ULBH002.htmlモニタリングポストが停止していると、状況把握が難しいですね。
能登半島地震により、北陸電力志賀原発周辺の15カ所のモニタリングポストが測定不能になりました。
道路寸断などの影響で現地確認ができず、復旧の見通しは立っていません。
原発事故時の住民避難判断に重要な実測値が得られない状況は、原子力災害への備えの難しさを示しています。
東日本大震災でも多くの避難者が被ばくした経験もあり、モニタリングポストの機能回復が喫緊の課題となっています。
モニタリングポストが壊れてるとは、心配だな。
原子力発電の安全性と今後の課題
最後に、原子力発電の安全性と今後の課題についてお話します。

✅ 1月1日に発生した能登半島地震の影響で、志賀原子力発電所の一部設備が破損したことを受け、番組では福島第一原発事故のような事象は起こりえないことを強調した。
✅ 福島第一原発事故以降、安全対策が徹底されており、志賀原発では耐震補強や防潮堤の工事など様々な対策が実施されている。また、変圧器の破損は想定済みであり、火災や漏電に対する対策も施されているため安全上の問題は無いと説明した。
✅ 福島第一原発事故の教訓から、志賀原発では非常用発電機のバックアップとして電源車が配備されているほか、原子炉の標高が津波の影響を受けない高さにあること、地震による重大な破損や事故は過去に発生していないことなどを挙げ、安全性を強調した。
さらに読む ⇒ニッポン放送 NEWS ONLINE出典/画像元: https://news.1242.com/article/490479福島第一原発事故の教訓が活かされているようで、安心しました。
原子力発電は、ウランなどの核燃料の核分裂で発生する熱エネルギーを蒸気に変換し、タービンを回転させて発電する仕組みです。
福島第一原発事故を受けて、日本の原子力発電所の安全基準は大きく見直され、地震や津波など大規模な自然災害対策、シビアアクシデント対策、テロ対策などが強化されました。
志賀原発では、福島第一原発事故を受けて、様々な安全対策が進められています。
しかし、現在も再稼働に向けた審査は進んでいません。
今後の動向に注目が必要です。
原発の安全って、本当に大事よね。
今回の地震で、志賀原発への影響が見られました。
今後も、原子力発電の安全性に対する議論は続いていくでしょう。
💡 能登半島地震は、志賀原子力発電所に大きな影響を与えました。
💡 地震により、志賀原発では油漏れや設備の損傷が発生しました。
💡 原子力発電の安全性に対する関心が再び高まっています。