令和6年産米、まさかの『米騒動』勃発!?コメ価格高騰の真相とは!!
💡 令和6年産米の収穫量は、6年ぶりに前年を上回る見通しです。
💡 コメ価格の高騰は、昨年の猛暑やウクライナ侵攻など、様々な要因が重なり発生しました。
💡 食品スーパーは、価格転嫁の難しさやエネルギー価格上昇による固定費高騰などの課題を抱えています。
それでは、令和6年産米を取り巻く状況について詳しく見ていきましょう。
令和6年産米の収穫と生産状況
令和6年産米の収穫量は、6年ぶりに前年を上回るとのことで、安心しましたね。
公開日:2024/10/11
✅ 2024年産米の全国作況指数は「やや良」の102となり、主食用米の収穫量は23年産比で22万3000トン増の683万3000トンと6年ぶりに前年を上回る見通しです。
✅ 作況指数は、10アール当たりの平年収穫量に対する予想収穫量の比率を示すもので、都道府県別では宮城が最も高い107、岩手が106と続き、ともに「良」となっています。
✅ 5~7月ごろの低温や日照不足の影響などで7県が「やや不良」となり、米どころとして知られる新潟は98、山形は97でしたが、今回の調査では「不良」に当たる地域はなかったとのことです。
さらに読む ⇒時事ドットコム:時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/article?k=2024101101028&g=eco宮城と岩手の作況指数が高いのは、東北地方の米作りに対する努力の賜物と言えるのではないでしょうか。
令和6年産の米は、予想収穫量が679万2000tと前年産比18万2000t増加し、作況指数は101(平年並み)と見込まれています。生産面では、出荷時期見込みや農産物検査結果、作付面積、予想収穫量などの情報が公開されています。
ふむ、収穫量が増えるのは良いことだが、価格が安定するかどうかが重要だな。
米の販売動向と消費者物価
Chapter-2では、米の販売動向と消費者物価についてお話しましょう。
✅ 今回の「米騒動」は、コメ価格の急騰により多くの米穀店が仕入れに苦労する状況に陥ったことから発生しました。
✅ 価格急騰の主な原因は、昨年の猛暑による米の収穫減、ウクライナ侵攻による物価高騰、外国人観光客の増加による需要増、そして南海トラフ関連情報による買いだめの増加などがあげられます。
✅ 流通関係者によると、米穀店は年間契約でコメを仕入れている場合が多いものの、在庫が不足した場合にはスポットで仕入れる必要があり、日頃から厳しい条件を突き付けている店は、品薄になると優先度が後回しにされてしまうとのことです。
さらに読む ⇒goo ニュース出典/画像元: https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-809312.html?page=2南海トラフ関連情報による買いだめで、スーパーの米の販売量が急増したというのは、驚きですね。
スーパーでの米の販売数量は4月以降増加し、特に8月は南海トラフ地震臨時情報等を背景に急増しました。しかし、9月以降は前年を下回っています。消費者物価指数では、9月の米類は139.6ポイント、めん類は120.2、パンは120.7となっています。
やっぱり、みんな不安だから買い溜めするんだな。市場の心理って面白いもんだ。
コメ価格の高騰と影響
続いて、コメ価格の高騰と影響について見ていきましょう。
✅ 2023年7月の全国消費者物価指数は前年同月比2.7%上昇し、3か月連続で上昇幅が拡大しました。
✅ 電気・ガス補助金の終了により、電気代が22.3%上昇し、1981年3月以来の記録的な上昇幅となりました。
✅ 猛暑による米不足の影響で、コシヒカリを除くうるち米が18.0%、コシヒカリが15.6%上昇し、どちらも2004年4月以来の上昇幅となりました。
さらに読む ⇒TBS NEWS DIG出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/withbloomberg/1375409?display=1電気代だけでなく、コメの価格も上昇しているのは、家計への影響が大きいですよね。
7月の消費者物価指数は、生鮮食品を除き前年同月比で2.7%上昇し、35か月連続の上昇となりました。特にコメの値上がり幅が大きく、コシヒカリ以外のうるち米が18.0%、コシヒカリが15.6%上昇し、いずれも20年3か月ぶりの上げ幅となりました。これは猛暑による生産不振や外食需要の高まりが原因です。コメの値上がりは、せんべいなどコメを原料とする製品にも影響を与え、値上げを招く可能性があります。
コメの値上がりは、私の会社の商品にも影響があるだろうな。
電気代の上昇と流通状況
Chapter-4では、電気代の上昇と流通状況についてお話します。
公開日:2023/01/30
✅ 食品スーパーは、巣ごもり需要の反動落ち、価格転嫁の困難さ、エネルギー価格上昇による固定費高騰という「三重苦」に直面し、厳しい経営環境に置かれている。
✅ 人口減少と高齢化による長期的な市場縮小に加え、フード&ドラッグストアなどの新規参入により、食品スーパーの競争は激化しており、シェア争奪戦が繰り広げられる状況である。
✅ 食品は消費者の購買頻度が高いため、価格上昇に敏感であり、食品スーパーは仕入価格の上昇をそのまま販売価格に転嫁することが難しく、粗利益率の悪化という課題を抱えている。
さらに読む ⇒値上げラッシュに電気代高騰で、中小スーパーほど事業存続の危機に陥る理由 _流通・小売業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】出典/画像元: https://diamond-rm.net/management/308392/食品スーパーは厳しい経営環境に置かれているとのことですが、今後の対策が気になりますね。
電気代は、政府による負担軽減策の終了により、22.3%の大幅上昇となり、43年ぶりの上げ幅となりました。集荷・卸売では、集荷業者から米の集荷状況や卸売業者への販売状況、卸売業者から米の仕入れやスーパーへの納品状況、大手卸売業者からスーパーへの精米販売数量のデータが報告されています。
スーパーは大変だな。でも、値上げは避けられないだろう。消費者は我慢するしかないのか?
今後の見通しと消費者への呼びかけ
Chapter-5では、今後の見通しと消費者への呼びかけについてお話します。
✅ 農水省は、2024年の新米生産量が需要を上回るとの見通しを発表しました。
✅ そのため、店頭価格は高止まりすると予想されています。
✅ 需要と供給のバランスが変化し、コメの価格に影響を与える可能性があります。
さらに読む ⇒山口新聞 電子版トップページ出典/画像元: https://yama.minato-yamaguchi.co.jp/e-yama/articles/80558新米が出回ることで、コメの価格が落ち着くといいですね。
農水省は、来週・再来週には新米が出回り価格が落ち着くと見込んでいますが、買い溜めや買い占めは控えるよう呼びかけています。
新米が出たら、少し様子見かな。
令和6年産米を取り巻く状況は、様々な要因が複雑に絡み合っていることが分かりました。今後の価格変動に注目していく必要があります。
💡 令和6年産米の収穫量は、6年ぶりに前年を上回る見通しです。
💡 コメ価格の高騰は、昨年の猛暑やウクライナ侵攻など、様々な要因が重なり発生しました。
💡 食品スーパーは、価格転嫁の難しさやエネルギー価格上昇による固定費高騰などの課題を抱えています。