日大改革は成功するのか?林真理子理事長の挑戦日大改革、その現状とは!?
💡 林真理子理事長は、就任以来、組織改革と透明性を目指し、様々な施策を進めている。
💡 日大は、近年、不祥事が相次いでおり、組織の立て直しを図るため、改革に取り組んでいる。
💡 大学運営の二重構造や学長選挙などの課題も抱える中、改革は容易ではない。
それでは、林真理子理事長の就任から1年が経った、日大改革の現状について詳しく見ていきましょう。
林真理子理事長の就任と改革
林理事長は就任以来、改革の進捗について積極的に発信していますね。
公開日:2023/08/10
✅ 日本大学理事長に就任して1年が経った林真理子氏は、記者会見で日大改革の進捗を「6割」と評価し、前体制の不祥事による国からの私学助成金の不交付や追加の損害賠償訴訟について言及しました。
✅ 林氏は、前理事長らによる不祥事の責任追及のため、田中英寿氏や元理事らに計約11億1360万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしています。
✅ 日大は、田中英寿氏による権力集中と組織の不全により、医学部付属板橋病院の建て替え工事などを巡る背任事件などの不祥事が発生しました。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20230711/k00/00m/040/320000c日大改革は、前理事長らの不祥事の責任追及と組織の立て直しが大きな課題となっていますね。
日本大学は、2023年7月に林真理子氏が理事長に就任し、組織改革と透明性を目指して新たなスタートを切った。林氏は、学生ファーストを掲げ、カザルスホール復活やトイレ革命など、学生の学びと生活環境向上を目指した施策を進めている。また、理事会には初の女性理事が9人就任し、女性幹部の割合も増やす方針で、組織の『マッチョな体質』を見直す動きがある。さらに、理事会での議論内容や不祥事の再調査結果などを積極的に公表することで、透明性を高めていく方針だ。一方、林氏は大学運営の経験がないため、組織改革や経営判断に苦労する場面も見られる。大学運営は、理事長が経営を担い、学長が教育・研究を担う『二重構造』になっていることが多く、日本大学もこの構造を採用している。学長は教学責任者、理事長は管理運営責任者という役割分担を明確に示し、教学優先の方針を掲げている。しかしながら、林氏は大学運営の経験がない点を考慮してか、教学分野に関する発言は控えめだった。
なるほど。さすが林理事長、改革に積極的なのは評価できる。でも、組織の体質を変えるのは簡単じゃないだろうな。
アメリカンフットボール部員の薬物事件と処分案
日大アメフト部では、以前から問題が続いていましたね。
公開日:2023/08/08
✅ 日大アメフト部の寮から大麻と覚醒剤成分入りの錠剤が見つかり、警視庁が家宅捜索を実施しました。
✅ 今回の事件は、日大が「危険タックル問題」や田中元理事長の脱税事件を経て、失墜したブランドイメージの回復を目指していた矢先に起こったものであり、大きな衝撃を与えています。
✅ 薬物問題が浮上したことで、日大アメフト部の学生や関係者からは、今後の就職活動への影響や大学スポーツ界全体の風評被害を懸念する声が上がっています。
さらに読む ⇒FNNプライムオンライン|フジテレビ系FNN28局のニュースサイト出典/画像元: https://www.fnn.jp/articles/-/566752?display=full薬物事件は、日大にとって大きな痛手ですね。林理事長のリーダーシップが問われる事態です。
日本大学は、2018年の危険タックル問題、2021年の元理事長の脱税事件など、近年不祥事が相次いでおり、組織の立て直しを図るため、昨年7月に林氏が理事長に就任していた。しかし、2023年8月、アメリカンフットボール部員の覚醒剤・大麻所持事件が発覚し、林氏のリーダーシップが問われることになった。日大の検討会議は、この事件を受け、酒井健夫学長と沢田康広副学長に引責辞任を求め、林真理子理事長については大幅な減給とする処分案をまとめた。これは、第三者委員会が提出した報告書に基づくもので、報告書では、大学側のガバナンスの不備や隠蔽体質が指摘されている。特に、沢田副学長が麻薬と疑われる植物片を12日間保管していた対応は、大学の信用を著しく失墜させたとして、処分案には辞任が盛り込まれた。林理事長については、辞任を求める意見もあったが、組織の問題として大幅な減給という処分となった。
これは大変だ!日大アメフト部、またかよ!林理事長、どうするんだ?
沢田康広副学長の訴訟とガバナンス問題
沢田副学長の処分は、妥当だったのでしょうか?
公開日:2023/10/19
✅ 日大アメフト部の薬物問題を受け、林真理子理事長が沢田康広副学長に対し、一連の対応が不適切として辞任を求めた。
✅ 沢田副学長は、警視庁から大麻使用疑惑の連絡を受けた後、大学側が寮を調査し大麻とみられる植物片を発見したにもかかわらず、林理事長への報告を7日遅らせ、警視庁への報告を12日遅らせた。
✅ 沢田副学長は、警視庁から「大学の調査にゆだねる」「犯罪事実が認められた場合、自首させてほしい」と言われたため、学生に反省させて自首させたいと考えたと説明しているが、警視庁の捜査関係者はこれを否定している。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASRBL73D8RBLUTIL01G.html沢田副学長の対応は、不適切だったと判断されたようですね。
日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物事件を巡り、沢田康広副学長は林真理子理事長から辞任を勧告され、その対応に不満を抱き、1000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。沢田氏は、林氏からの会議出席禁止や辞任要求は合理的な理由がなく、パワーハラスメントに当たると主張している。訴状によると、沢田氏は事件後の記者会見対応などを理由に、林氏から会議への出席を禁止され、責任を全て負わされるような印象操作を受け、弁明の機会を奪われたと訴えている。また、林氏から世間の意向を優先し、真実よりも世間を納得させることを重視していると発言され、辞任を迫られたことで、就業環境が害されたと主張している。日大の第三者委員会は、沢田氏が事件に関与した責任を指摘した一方で、林氏と酒井健夫学長のガバナンスの不備も指摘していた。日大理事会は沢田氏と酒井氏に辞任を勧告し、2人は受け入れる意向を示している。一方、林氏は報酬の50%減を了承した。日大広報部は訴状が届いていないためコメントを控えている。
沢田副学長、訴訟を起こすのか?これは、日大にとって負のイメージにしかならないだろう。
改革への賛否両論と今後の課題
大学側も、様々な意見が出ますね。
✅ 和田秀樹氏は、日大の常務理事辞任について、林真理子理事長に辞任を迫られた経緯を明かした。
✅ 和田氏は、理事会での発言を巡り、学部長らから反発があったことを理由に挙げ、林理事は「学部長たちがいろいろうるさい」と発言したと述べた。
✅ 和田氏は、日大改革について、林理事に「本質的な体質改善が必要。外部の声を聞くべきだ」と注文を付けた。
さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/343157和田秀樹氏の発言は、日大改革に対する懸念を表明しているようですね。
日本大学は、林真理子理事長のリーダーシップの下、改革を進めているが、組織内では様々な意見が出ている。和田秀樹氏は、林氏に対し、本質的な体質改善が必要であり外部の声を聞くべきだと主張した。和田氏は林氏の要請により常務理事の辞任を余儀なくされたと説明し、林氏による理事会での発言に関する圧力を感じたと語った。和田氏は、林氏の仕事上の困難を理由に辞表を提出したと述べている。一方、林氏は理事会での意思統一、学長との連携を重視し、様々な意見を聞きながら改革を進める姿勢を示している。しかし、大学運営の複雑な二重構造や学長選挙の実施状況など、大学を取り巻く環境は複雑で、改革は容易ではない。林氏がどのように組織を改革し、大学を再生させていくのか、今後の動向に注目が集まっている。
和田秀樹氏、林理事長と対立しているのか?これは、改革の妨げになる可能性もあるぞ。
改革の取り組みと今後の展望
林理事長は、大学運営において、スポーツ分野に積極的に関与していくことを表明しましたね。
✅ 日大の林真理子理事長は、アメフト部員の覚醒剤・大麻所持逮捕を受け、記者会見でスポーツ分野への関与不足を認め、今後積極的に改革に取り組むことを表明した。
✅ 林理事長は、スポーツ分野を沢田副学長と酒井学長の担当と捉え、距離を置いていたことを反省し、今後、酒井学長と相談しながら、より積極的に関与していく姿勢を示した。
✅ 林理事長は会見で、学生が現在つらい思いをしていることを配慮し、行きすぎた取材を控えるようメディアに呼びかけ、今後の対応について質問を受け付ける意向を示した。
さらに読む ⇒中日新聞Web出典/画像元: https://www.chunichi.co.jp/article/745080日大は、改革を進めているとはいえ、様々な課題を抱えているようです。
日本大学は、林真理子理事長の就任から1年が経過し、改革に取り組んできた。学長は、教職員が一体となって不祥事の負の遺産を一掃し、創造性と総合知を持った人材育成に力を入れている。具体的には、理事長セレクト講座、カザルスホール復活、板橋病院建替え、ダイバーシティ推進、特別調査委員会などを進めている。一方で、大学イメージ調査では、学外からの厳しい評価も受け、旧体制の影響が残っている。今後、学外からの信頼回復と、学生の満足度向上のため、さらなる改革が必要となる。教学DXについては、学生の学びに関するデータを可視化する学修管理システムを構築し、学生支援の充実を目指している。大学イメージ調査では、学外からの厳しい評価も受け、旧体制の影響が残っている。今後、学外からの信頼回復と、学生の満足度向上のため、さらなる改革が必要となる。
林理事長、スポーツ分野にも力を入れるのか。これはいい変化だ!
林真理子理事長の改革は、まだ道半ばですが、今後どのような成果を生み出すのか注目していきましょう。
💡 林真理子理事長は、就任以来、組織改革と透明性を目指し、様々な施策を進めている。
💡 日大は、近年、不祥事が相次いでおり、組織の立て直しを図るため、改革に取り組んでいる。
💡 大学運営の二重構造や学長選挙などの課題も抱える中、改革は容易ではない。