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JR九州高速船の浸水隠蔽問題!? なぜ3ヶ月も隠蔽されたのか真相とは!!?

JR九州高速船の浸水隠蔽問題!? なぜ3ヶ月も隠蔽されたのか真相とは!!?

📘 この記事で分かる事!

💡 JR九州高速船が浸水隠しを行い、国土交通省に報告を怠っていた問題

💡 国土交通省からの行政処分と、JR九州高速船の対応

💡 安全意識の欠如と再発防止策

それでは、詳しく見ていきましょう。

浸水隠蔽の始まり

はい、それではChapter-1、浸水隠蔽の始まりについて説明します。

高速船の浸水隠して3カ月運航 JR九州、子会社社長を更迭:山陽新聞デジタル
高速船の浸水隠して3カ月運航 JR九州、子会社社長を更迭:山陽新聞デジタル

✅ JR九州は、高速船「クイーンビートル」の船体亀裂による浸水を把握しながら3カ月以上運航を続け、国土交通省に報告を怠っていた問題で、子会社の社長を交代させました。

✅ JR九州は、浸水を2月に確認しながらも、5月まで報告せず、浸水データを改ざんしたり、センサーの位置をずらしたりするなど、安全管理に問題があったことを認めました。

✅ この問題を受けて、JR九州は安全風土の改革を掲げ、子会社社長を交代させ、新たな社長に大羽健司氏を任命しました。

さらに読む ⇒山陽新聞デジタル|さんデジ出典/画像元: https://www.sanyonews.jp/article/1595536

3カ月以上も隠蔽していたというのは本当に信じられないですね。

2023年2月、JR九州高速船の高速船『クイーンビートル』の船首部分に浸水が発生しました。

当時の田中渉社長は、安全統括管理者や運航管理者からの『運航の安全に支障ない』『報告すれば運航停止は必至』という意見を聞き入れ、浸水隠しを指示しました。

浸水量は次第に悪化し、5月末には700リットル以上に達しました。

田中社長は、予約キャンセル対応の負担を避けたいという思いもあったとされています。

浸水隠しは、航海日誌や整備記録への虚偽記載、警報センサーの位置の移動など、巧妙に行われました。

浸水は悪化する一方でしたが、国土交通省への報告は行われず、運航は継続されました。

社長の判断ミスよね。こんなことばっかりやってたら、会社は信用なくすよ。

国土交通省からの命令と行政処分

続きまして、Chapter-2、国土交通省からの命令と行政処分についてです。

クイーンビートル」浸水隠し 国交省がJR九州高速船に行政処分 『輸送の安全の確保に関する命令』『安全統括管理者及び運航管理者 の解任命令』
クイーンビートル」浸水隠し 国交省がJR九州高速船に行政処分 『輸送の安全の確保に関する命令』『安全統括管理者及び運航管理者 の解任命令』

✅ JR九州高速船が運航する高速船「クイーンビートル」の船首浸水を隠し、3ヶ月以上も運航を続けたことが発覚しました。

✅ 国土交通省は、海上運送法に基づき、JR九州高速船に対し、「輸送の安全の確保に関する命令」と「安全統括管理者及び運航管理者の解任命令」という行政処分を行いました。

✅ この解任命令は全国初となるもので、浸水問題の隠蔽は当時の社長ら上層部も把握していたとされ、会社ぐるみで行われた不正行為であることが明らかになりました。

さらに読む ⇒福岡TNCニュース出典/画像元: https://news.tnc.co.jp/news/articles/NID2024091722584

全国初となる解任命令が出されたんですね。

2023年6月、国土交通省はJR九州高速船に対して、輸送の安全確保に関する命令を発出しました。

これは、浸水が継続している状態での運航継続が、安全管理体制にかかわる重大な問題であると判断されたためです。

しかし、JR九州は安全意識の欠如を認めながらも、命令内容を遵守し、安全対策を講じることなく、同年9月に再び命令を受けたのです。

この度の命令は、安全統括管理者と運航管理者の解任命令であり、全国で初めてのケースとなりました。

国土交通省は、JR九州高速船に対して、海上運送法違反に基づく行政処分を行い、安全統括管理者と運航管理者の解任命令を発出しました。

解任の期限は令和6年10月31日です。

会社のトップがこんなことしちゃダメだよね。

隠蔽発覚と運休

そして、Chapter-3、隠蔽発覚と運休についてです。

JR九州高速船「クイーンビートル」浸水隠して運航継続 隠蔽は社長が指示 表に出ないよう゛裏管理簿゛作成も
JR九州高速船「クイーンビートル」浸水隠して運航継続 隠蔽は社長が指示 表に出ないよう゛裏管理簿゛作成も

✅ JR九州高速船は、博多と釜山を結ぶ「クイーンビートル」で、船体に浸水していることを隠蔽し、運航を続けてきた問題について、トップの指示によるデータ改ざんや警報器の改ざんなどが行われていたことを明らかにしました。

✅ 具体的には、船首部分の浸水を田中渉前社長が把握しながら、国土交通省への報告をせず、航海日誌には「異常なし」と虚偽記載を行い、別途裏管理簿を作成して浸水量を記録していました。

✅ また、警報器が作動しないよう、浸水センサーの位置をずらしていたことも明らかになり、田中前社長は解任、取締役に降格されました。

さらに読む ⇒TBS NEWS DIG出典/画像元: https://newsdig.tbs.co.jp/articles/rkb/1358166?display=1

トップの指示によるデータ改ざん、これはもう犯罪に近いですね。

2023年7月、JR九州高速船は、浸水修理を終え、運航を再開しました。

しかし、その後、国土交通省による抜き打ち監査で、浸水隠蔽が明らかになりました。

JR九州は、田中前社長を取締役に降格し、JR九州高速船は当面運休し、原因究明と安全管理体制の見直しに専念すると発表しました。

また、9月末までの予約については運賃の返金と補償金を支払う対応をとると発表しました。

JR九州は、安全意識の欠如を認め謝罪し、今後の運航再開については体制・安全意識の改革が進むまで見送るとしています。

やっぱりデータ改ざんか。これじゃ会社は信用できないよ。

改善報告書と再発防止策

それでは、Chapter-4、改善報告書と再発防止策についてです。

JR九州高速船、浸水隠しの原因を分析・公表 「安全推進部」を新設

公開日:2024/10/31

JR九州高速船、浸水隠しの原因を分析・公表 「安全推進部」を新設

✅ JR九州高速船は、クイーンビートルの浸水問題に対する国土交通省からの行政処分に対する改善報告書を提出した。

✅ 報告書では、浸水隠しの原因を分析し、安全意識の向上や安全管理体制の強化など再発防止策を盛り込んだ。

✅ JR九州は、安全推進部の新設や安全に関するアドバイザーの招聘など、安全管理体制の強化に取り組むとともに、運航再開は未定としている。

さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20241031/k00/00m/040/322000c

報告書の内容が重要ですね。

JR九州高速船は、3カ月以上にわたる浸水隠蔽問題を受け、国土交通省に改善報告書を提出しました。

報告書では、安全推進部の設置や社外からの有識者招聘など、再発防止策が盛り込まれています。

具体的な再発防止策として、安全意識の向上のための研修や、安全管理体制の強化などが挙げられています。

また、年内は運休とし、改善策の徹底や安全意識の定着などが実現した後に運航再開を検討すると発表しました。

再発防止策って、具体的にどんなことやるのかしら?

安全意識の欠如

最後に、Chapter-5、安全意識の欠如についてです。

クイーンビートル浸水隠ぺい JR九州高速船が国に改善報告書を提出 「報告すれば運航 停止の指示は必至」「疑義はあっても会社の指示には従わざるを得ない」

公開日:2024/10/31

クイーンビートル浸水隠ぺい JR九州高速船が国に改善報告書を提出 「報告すれば運航 停止の指示は必至」「疑義はあっても会社の指示には従わざるを得ない」

✅ JR九州高速船は、クイーンビートルの船首部分への浸水を隠蔽していたことが発覚し、国土交通省から命令や解任などを受けています。

✅ 浸水隠しの原因は、当時の社長が安全統括管理者や運航管理者の意見を聞き入れ、浸水報告をせずに運航を続けていたことにあります。

✅ 再発防止策として、安全推進部の設置、社外からのアドバイザー招へい、全社員へのコンプライアンス教育など、様々な対策が講じられています。

さらに読む ⇒FNNプライムオンライン|フジテレビ系FNN28局のニュースサイト出典/画像元: https://www.fnn.jp/articles/-/780435

安全意識の欠如が、今回の問題の根本原因だったんですね。

当時の社長は、船員経験豊富な安全統括管理者や運航管理者の意見を聞き入れ、浸水隠しを容認したと説明されています。

当時の安全統括管理者は、「浸水量は船体の規模からすると非常に軽微で、安全運航に支障はない」と判断していた一方で、法令遵守の意識が希薄だったと指摘されています。

当時の運航管理者も、浸水原因を調査せず、経過観察のみで済ませていたことから、法令遵守の意識が希薄だったとされています。

安全管理者たちの法令遵守意識の欠如が、浸水隠しを容認した大きな原因と考えられます。

安全が一番大切なのにー!

今回のJR九州高速船の浸水隠蔽問題は、安全意識の欠如が招いた深刻な問題と言えるでしょう。

🚩 結論!

💡 JR九州高速船の浸水隠蔽問題の発覚

💡 国土交通省からの行政処分

💡 JR九州高速船の再発防止策