ゲンロン10周年:東浩紀が語る哲学プロジェクトの未来?とは!?
💡 ゲンロンカフェは10周年を迎え、創業者の東浩紀氏と代表の上田洋子氏による特別放送を行いました。
💡 ゲンロンは哲学プロジェクトとして、人文知や批評を好きな人を増やすことを目指しています。
💡 東氏は、出版業界の現状やSNSにおける言論の自由について持論を展開しました。
それでは、最初の章に移りましょう。
ゲンロン10周年:哲学プロジェクトの歩み
10周年おめでとうございます!ゲンロンカフェは、私にとっても特別な場所です。
✅ ゲンロンカフェは2023年2月1日にオープン10周年を迎え、ゲンロン代表の上田洋子と創業者の東浩紀による特別放送が行われました。
✅ 放送ではカフェオープン当初のイベントのスライドや、壁に残されたサインを紹介するツアーなど、10年の歴史を振り返る内容が展開されました。
✅ 東浩紀は、ゲンロンカフェは祭りではなく、人びとに忘れられない場所であり、未来に持続的な影響を与える場であり続けたいと考えていると語りました。
さらに読む ⇒ webゲンロン出典/画像元: https://webgenron.com/articles/article20230210_01東浩紀さんの言葉には重みがありますね。ゲンロンカフェがこれからも多くの人にとって大切な場所であり続けることを願っています。
2020年4月に10周年を迎えた株式会社ゲンロンは、創業者である東浩紀氏と現代表の上田洋子氏によってその歩みを振り返るインタビューが行われました。東氏は、ゲンロンを哲学プロジェクトと位置づけ、人文知や批評を好きな人を増やすために会社設立を決意したことを語りました。ゲンロンは、出版だけでなく、カフェでのトークショー、放送、スクールなど多角的な事業展開を行い、出版業界において独自のモデルとして存在感を示しています。また、友の会会員、ゲンロンカフェ利用者、ニコ生視聴者、書籍購入者など、幅広い層の顧客を獲得し、独自のプラットフォームとして認知されつつあります。一方で、社会への影響力はまだまだ拡大の余地があると東氏は述べています。
素晴らしい!10周年か!ゲンロンって儲かってるのか?
そうね。ゲンロンって、なんか、エリートなイメージがあるわよね。
10年も続いているんだ!すごいね。
出版不況と人文知の未来
出版不況の現状は深刻ですね。
公開日:2022/04/29
✅ この記事は、ゲンロン創設者である東浩紀さんのインタビューを通して、言論人のあり方について考察しています。特に、東さんは「暴言を吐いても許される聴衆を獲得すること」が言論活動を行う上で重要であると主張しています。
✅ 東さんは、ニコ生での経験から、暴言を吐いても許される聴衆を獲得することが、深い議論や新しい発言を生み出すためには必要であると説明します。常に正しいことをだけを主張するのではなく、発言の背景を理解してくれる聴衆を育てることで、言論人はより自由な表現を獲得できると主張しています。
✅ 東さんは、SNSにおけるフィルターバブルの危険性と、聴衆を育てることの重要性を指摘しています。SNSによって同じ意見を持つ人だけに囲まれた状態では、新しい意見や変化を受け入れることが難しくなり、言論活動が停滞してしまう可能性があると警鐘を鳴らしています。
さらに読む ⇒ミライのアイデア出典/画像元: https://www.mirai-idea.jp/post/genron02東さんの言葉は、とても考えさせられますね。
東氏は、出版業界が苦しくなり、メディアに余裕がなくなると、人文的なものが最初に削られる傾向があると指摘しています。2017年に哲学書のブームが起こりましたが、東氏は、スター哲学者のブームは持続的な運動にはつながらないと考えており、SNSでの文化人によるPV稼ぎのような活動にも批判的な見解を示しています。創業当初は出版不況の影響もあり、人文系の書籍は売れないと見なされていました。しかし、ゲンロンは、書籍と動画を同時に楽しめる独自のサービスを提供することで、出版業界において新たなモデルを確立しました。
出版業界は厳しいだろうけど、ゲンロンは独自のビジネスモデルで成功しているんだな。
SNSって、怖いものよね。
出版不況って、本当?
言論の自由と責任
KADOKAWAの事件は、衝撃的でした。
公開日:2022/09/09
✅ KADOKAWAの幹部2人が東京五輪関連の不正資金提供の疑いで逮捕され、同社が大会スポンサー選定に際して高橋治之容疑者側に約7600万円を支払っていたことが明らかになりました。
✅ KADOKAWA社長の夏野剛氏は、事件について「スポンサー契約後の業務に対する報酬だった」と主張し、自身は事件とは無関係であると主張していますが、2019年6月にはすでに取締役に就任しており、経営責任を問われる可能性があります。
✅ さらに、社内調査で不正の事実が把握されていたにもかかわらず、夏野社長は「関係者は『ない』と言っている」と発言しており、事実隠蔽の疑いも浮上しています。
さらに読む ⇒本と雑誌のニュースサイト/リテラ出典/画像元: https://lite-ra.com/2022/09/post-6226.html東さんの考え方は、とても重要だと思います。
東氏は、ニコ生での活動経験から、暴言を吐いても許される聴衆を獲得することの重要性を説いています。暴言を恐れて本質的な議論を避けるのではなく、自分の考えを深く理解してくれる聴衆を育てることで言論人の幅を広げることができると主張しています。上田氏は、アイドルや俳優など、常に同じイメージを求められることの弊害を指摘し、変化を受け入れ、多面的な側面を示すことの大切さを強調しています。東氏は、SNSの危険性を指摘し、過去の言説を都合よく解釈され、炎上する可能性があると警鐘を鳴らしています。SNS利用のリスクを認識し、一時期Twitterアカウントを削除したことを明かしました。
経営者って、大変だな。
SNS怖いね。
なんか、難しい話ね。
『ゲンロン戦記』が語る知の挑戦
『ゲンロン戦記』、私も読んでみようと思います!
✅ 「ゲンロン戦記」は、東浩紀さんが哲学の実践を目指すなか、中小企業の経営者として遭遇した予期せぬ失敗やトラブルを記した奮闘記です。
✅ 本書は、東浩紀さんがゲンロンの代表を退任するまでの道のりを、経営の困難、心の病気を含めて赤裸々に綴っています。
✅ 本書を通して、東浩紀さんは現代社会における知性の実践について考察し、新しい啓蒙の可能性を探求しています。
さらに読む ⇒中央公論新社出典/画像元: https://www.chuko.co.jp/special/genron/東浩紀さんの本質が垣間見えるお話でしたね。
『ゲンロン戦記』の刊行記念イベントでは、東浩紀氏と與那覇潤氏による議論が展開されました。與那覇氏は、本書が「若者本」や「晩年本」とは異なる「中年本」として売れていることを指摘し、その理由として、経営上の失敗談や地道な仕事の重要性を赤裸々に語っている点に共感する層の存在を挙げました。東氏は、本書が「亜インテリ」に届いていることを認め、知識人が本来担うべき役割として、人びとを元気づけることの重要性を強調しました。一方、與那覇氏は、東氏が長年抱いていた「ホモソーシャル性」の問題点を指摘し、その克服には論壇における読者層の問題も深く関わっていることを指摘しました。論壇には、書き手のバトル演出や関係性を消費する「ホモソーシャルな読者」層が存在し、その期待に応えることは短期的には経済的に有利ですが、多様な観客にむけて場を開くことが重要であると主張しました。東氏は、與那覇の指摘を受け、論壇における「ホモソーシャル性」の問題点と、多様な観客を獲得していくことの必要性を再認識しました。
経営の失敗談は、成功への道しるべになるんだな。
ゲンロンって、すごい会社なんだね。
失敗談って、面白いね!
ゲンロン、ネットメディア、そして知の観客
ネット社会の現状、本当に深刻ですね。
公開日:2020/12/30
✅ 東浩紀氏は、自身の著作『ゲンロン戦記』の中で、インターネットとSNSがもたらす弊害として、オルタナティブな考え方や行動が短時間で消費されてしまう現状を指摘しています。SNSでのバズや炎上によって、異なる価値観や考え方が急速に広がり、すぐに忘れ去られてしまう状況は、個人がじっくりと考える時間や多様な文化の発展を阻害すると主張しています。
✅ 東氏は、ハッシュタグ文化が言葉や人を摩耗させていると批判し、短時間での注目獲得ばかりを追求するのではなく、深く考えることの重要性を訴えています。ゲンロンは、時間に余裕を持って本を制作したり、長時間のイベントを開催したりすることで、じっくりと考える時間を提供することで、思考の深化を目指しているとのことです。
✅ 東氏は、SNSに代表される情報過多な現代において、人々が価値観や考え方を深めるための時間を確保し、多様な文化や価値観が共存できる社会の実現を目指しています。そのため、ゲンロンは、じっくりと時間をかけて思考と表現を深めるための場を提供することで、真の意味での知的な交流と創造を促進することを目指しています。
さらに読む ⇒Business Insider Japan|ビジネス インサイダー ジャパン出典/画像元: https://www.businessinsider.jp/post-226908東浩紀さんの考え方は、まさに現代社会を反映していると感じます。
東浩紀氏の「ゲンロン」と筆者が経験した「BuzzFeedJapan」の取り組みを対比し、ネットメディアの理想と現実、そして「知の観客」を生み出す難しさを考察します。東氏は、哲学を武器にネット社会の未来を夢見て「ゲンロン」を立ち上げたが、仲間の離反、資金難、組織の腐敗、計画の頓挫に見舞われました。一方、筆者は新聞社からバズフィードに移籍し、新しいメディアの可能性に期待を抱いたが、そこには旧態依然としたメディアの世界、スケールの競争、そして「バズる」ための強さが待ち受けていました。どちらも、理想と現実のギャップ、ネットメディアの難しさ、そして「知の観客」を生み出すことの困難さを感じています。『ゲンロン戦記』は、作家・思想家の東浩紀氏が哲学を実践する中で、中小企業経営者として遭遇した失敗やトラブルを記した奮闘記です。本書の聞き手であるノンフィクションライターの石戸諭氏は、東氏との対話を通して、「人間・東浩紀」と「法人・ゲンロン」の両側面に注目しています。石戸氏は、東氏がビッグネームでありながら、開沼博氏との往復書簡執筆では緊張していたことに触れ、東氏の真摯な姿勢に感銘を受けたと語ります。また、現代社会は「数」の論理に支配され、ジャーナリズムにおいても数字が取れる記事が重視される傾向にあると指摘し、東氏がそのような社会に「知の観客」を生み出すための戦いを挑んでいると分析しています。本書は、哲学的な思考と現実社会での実践を組み合わせた東氏の挑戦と、それを支える「人間・東浩紀」の真実に迫る内容となっています。東浩紀氏は、哲学者・批評家・作家として活動しており、近年では自身の経験をまとめた『ゲンロン戦記』を出版しました。本書は、東氏が哲学の実践を目指すなか、中小企業の経営者として遭遇した失敗やトラブルを記した奮闘記です。2020年12月には、『ゲンロン戦記』刊行記念イベントが開催され、歴史学者の與那覇潤氏との対談が行われました。イベントでは、東氏と與那覇氏がそれぞれ経営の困難と心の病気をくぐり抜けてきた経験を語り、日本の知性のありかたについて考えました。また、2020年12月には、辻田真佐憲氏による『ゲンロン戦記』オンライン大読書会も開催されました。同読書会では、東氏の著作を深く掘り下げ、現代社会における知性や啓蒙の意義について議論されました。東浩紀氏の活動は、オンライン上で頻繁に配信され、多くの人が参加できる機会を提供しています。興味のある方は、NEWS PICKS、ニコニコ生放送、ゲンロンカフェなどのプラットフォームで、東浩紀氏の様々な活動をチェックしてみてください。
ネットメディアって、難しいよね。
私もじっくり考えたいわね。
ゲンロンって、面白い会社なんだね。
今日の記事は、ゲンロンの10年の歩みを振り返り、現代社会における知の役割について考えさせられる内容でしたね。
💡 ゲンロンは、哲学プロジェクトとして、人文知や批評を好きな人を増やすことを目指しています。
💡 東氏は、出版業界の現状やSNSにおける言論の自由について持論を展開しました。
💡 ゲンロンは、じっくりと考える時間を提供することで、思考の深化を目指しています。