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コクヨのオフィス空間戦略は?多様性と進化を続ける働き方を追うとは!?

コクヨのオフィス空間戦略は?多様性と進化を続ける働き方を追うとは!?
📘 この記事で分かる事!

💡 職場における多様性の実態と課題について解説します。

💡 コロナ禍におけるオフィス空間の変化とコクヨの対応について紹介します。

💡 コクヨが提供する「自社ビル一棟まるごとリノベーションサービス」の詳細を解説します。

それでは、最初の章に移りましょう。

多様性に関する調査結果

多様性のある職場環境は、社員のモチベーション向上に繋がるだけでなく、イノベーションを生み出す力にも繋がると言われています。

🔖 関連記事の要約!オフィスにおけるD&Iの実践
オフィスにおけるD&Iの実践

✅ コクヨが実施したアンケート調査では、職場におけるダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の実践状況はまだまだ発展途上であることが明らかになりました。

✅ 調査結果によると、職場メンバーの多様性を感じている人は54%と過半数に達していません。また、オフィス環境における多様性への配慮は、バリアフリー法で義務付けられている設備の設置は多くみられる一方で、企業が意図的に設置する設備は少ない傾向にあります。

✅ 一方、ワーカーのD&Iに対する意識は肯定的なものが多く、64.4%が職場に多様性があることを良いことだと考えています。しかしながら、多様性の実現に向けて課題も多く、例えば、年齢層や雇用形態によってD&Iに対する認識や期待に差が見られます。

さらに読む ⇒コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部コクヨ株式会社 ファニチャー事業本部出典/画像元: https://www.kokuyo-furniture.co.jp/solution/mana-biz/2022/10/di.php

なるほど、世代間ギャップが、多様性への意識の差に繋がっているんですね。

2022年10月に行われたコクヨによる職場における多様性に関する調査では、職場における多様性認識は発展途上であることが示されました。調査では、職場環境における多様性認識、多様性への配慮、多様性に対する意識について分析されました。職場環境の多様性認識では、半数以上のワーカーが職場は多様なメンバーで構成されていると考えているものの、年代別では20代は他の世代と比べて多様性を感じている割合が低いことが判明しました。これは、20代が大学・大学院での多様な経験と比較して、職場のメンバーに多様性を感じられない可能性や、職場のメンバーに関する知識不足が考えられます。オフィスにおける多様性への配慮では、ファシリティ面ではバリアフリー法に基づく設備が設置されていることが多く、一方、企業が意図的に設置する多様な働き方を支援する設備は少ないことが明らかになりました。また、運用面では、服装自由やeラーニングなど、比較的実行しやすい施策は導入されているものの、回答者の4分の1程度にとどまり、実践状況は進んでいないことが示されました。多様性に対する意識では、6割以上のワーカーが職場に多様性があることを肯定的に捉えている一方、約35%のワーカーは否定的な意見や、わからないと回答しました。否定的な意見には、配慮の過剰さや、多様性による摩擦や困難さに対する懸念が含まれていました。この調査結果から、職場における多様性認識は進んでいるものの、多様性を尊重する環境や文化を構築していくためには、さらなる取り組みが必要であることがわかりました。多様性への配慮を強化し、多様な人材が活躍しやすい環境を作ることで、より良い職場環境を創造していくことが重要です。

うむ、多様性ってのはな、企業にとって宝なんだよ。社員一人ひとりの個性と能力を活かせば、今までにない価値を生み出せる。

うん、私も多様性って大切だと思うわ。でも、実際には難しい部分もあるよね。

私もそう思うわ。いろんな人がいるからこそ、楽しいし、刺激があると思うわ。

コロナ禍におけるオフィス空間の変化とコクヨの対応

コロナ禍でリモートワークが普及したことで、オフィス空間に対するニーズも変化していますね。

🔖 関連記事の要約!コクヨ、可変ワークシーン構築ツール「X
コクヨ、可変ワークシーン構築ツール「X

✅ コクヨは、可変ワークシーン構築ツール「X-STADIUM」を11月より発売。

✅ 「X-STADIUM」は、ひな段型の可変ワークシーン構築ツールで、STADIUMモード、SOFAモード、+SPACEモードの3つのモードに切り替え可能。

✅ センターオフィスを「社内外の人々をつなぐ拠点」として位置付ける動きが広まる中、変化を受け入れる余地が必要となる現代において、柔軟なワークスペースを提供する。

さらに読む ⇒WorkMaster(ワークマスター) |ビジネスパーソンの知的好奇心を刺激するニュースサイトWorkMaster(ワークマスター) |ビジネスパーソンの知的好奇心を刺激するニュースサイト出典/画像元: https://www.work-master.net/2021235526

なるほど、可変式ワークスペースは、企業のニーズに合わせて柔軟に対応できるんですね。

コロナ禍によって、オフィスに対するニーズが変化し、リモートワークやハイブリッドワークに対応する場としての重要性が高まっている一方で、オフィス縮小や削減など、企業による様々な対応が見られます。コクヨでは、オフィスにおける変化に対応するために、ハイブリッドワークプレイスの領域で新たな価値提供を目指しています。オフィス空間のニーズとしては、チームビルディングやチームワーキングなど、対面コミュニケーションに特化した空間、可変性がありミーティングしやすい共用スペース、Webミーティングに対応しやすい吸音型の家具など、従来とは異なるニーズが増えています。コクヨでは、大人数で集まって会議できるスタジアム型の大型家具「X-STADIUM」や集中スペースとして利用できる電話ボックス型の「ワークポッド」など、変化に対応した新しいオフィス家具を提供しています。これらの家具は、出社率が変動する中でも、オフィス空間を効率的に活用することを可能にするものです。コロナ禍によって、コミュニケーションが経営課題として顕在化しており、オフィスは、チームビルディングやコミュニケーション活性化のための重要な役割を担うようになっています。コクヨは、こうした変化に対応したオフィス家具やサービスを提供することで、企業の働き方改革を支援しています。

これはいい!時代の変化に対応したオフィス空間って、まさに企業の競争力を左右する要素だな。

そうね、オフィスって、単なる仕事をする場所じゃなく、コミュニケーションを育む場でもあると思うわ。

なるほどね。最近、新しいオフィス家具って、オシャレなものが多いよね。

「自社ビル一棟まるごとリノベーションサービス」開始

老朽化したビルの有効活用は、企業にとって大きな課題ですよね。

🔖 関連記事の要約!コクヨ 「自社ビル一棟まるごとリノベ」開始 企業保有の中小ビルを再生し価値向上へ

公開日:2024/10/28

コクヨ 「自社ビル一棟まるごとリノベ」開始 企業保有の中小ビルを再生し価値向上へ

✅ コクヨは、老朽化した中小規模ビルを対象に「自社ビル一棟まるごとリノベーションサービス」を開始しました。

✅ このサービスは、建替えに比べて工期やコストを削減し、環境負荷も低減できるため、企業がビルを経営資源としてより有効活用できるよう支援します。

✅ コクヨは、ビル価値向上だけでなく、従業員の働き方や企業文化に合わせた空間設計、地域活性化につなげる取り組みも提案し、企業のニーズに合わせた総合的なリノベーションサービスを提供します。

さらに読む ⇒不動産の情報メディア不動産の情報メディア出典/画像元: https://www.biru-mall.com/attention/2024102801_03/

なるほど、コスト削減だけでなく、環境負荷の低減も実現できるんですね。

コクヨ株式会社は、企業が保有する老朽化した自社ビルを対象に、働き方から空間構築、運営までをまるごとリノベーションする「自社ビル一棟まるごとリノベーションサービス」を提供開始します。本サービスは、既存ビルの建築条件や設備に合わせて、組織の働き方に合わせた柔軟な空間設計を提供します。屋上エリアの緑化テラス化や内階段・吹き抜けの構築などにより、開放的な空間を実現します。また、最新ICT技術を活用した快適な働き方や、社内外の交流を活性化するオープンイノベーション拠点としての機能整備、社内外へのブランディング支援など、企業風土を醸成する「らしい」働き方を提供します。さらに、飲食店・物販店との連携やイベント企画など、施設運営のサポートも提供します。本サービスは、新築建て替えと比べて、建築費や工期の削減、CO2排出量の抑制など、コストメリットと環境配慮を実現します。2024年10月下旬から首都圏エリアを中心に展開予定です。

これは素晴らしい!古いビルを有効活用するって、経営的にも環境的にもメリットしかないな。

うん、企業がビルの価値を高めながら、地域にも貢献できるって、素敵な取り組みよね。

へぇ、古いビルをリノベーションするって、意外とお金がかからないのね。

「自社ビル一棟まるごとリノベーションサービス」の特徴

企業の働き方改革を支援する新しいサービスですね。

🔖 関連記事の要約!コクヨが提供する自社ビルリノベーションサービスの魅力と特長
コクヨが提供する自社ビルリノベーションサービスの魅力と特長

✅ コクヨは、老朽化した中小規模のビルを持つ企業向けに、自社ビル一棟丸ごとリノベーションする新サービスを展開します。このサービスは、2024年10月下旬から首都圏で開始され、企業の働き方改革とコスト削減を支援することを目指しています。

✅ このサービスは、企業の個性に合わせた柔軟な空間設計、企業風土を育む「らしい」働き方、コストメリットと環境配慮を特徴としています。企業は、自社ビルをリノベーションすることで、快適で魅力的なオフィス環境を構築し、人材の流出を防ぎ、企業としての魅力度を高めることができます。

✅ コクヨは、自社のビルのリノベーション経験を活かし、企業のニーズに合わせた最適なリノベーションプランを提供します。このサービスは、単なるオフィス空間のリニューアルではなく、企業の成長と地域社会への貢献を支援する革新的な取り組みです。

さらに読む ⇒ サードニュース サードニュース出典/画像元: https://news.3rd-in.co.jp/article/55238e80-91dc-11ef-9f74-9ca3ba083d71

なるほど、企業の個性に合わせた空間設計は、従業員満足度向上に繋がりそうですね。

コクヨは、企業の課題解決に向け、オフィスに特化した「一棟まるごとリノベーションサービス」を開始しました。自社ビルならではのハードとソフトを組み合わせ、集まる人々の働き方を自由にするソリューションを提供します。このサービスは、インテリアリニューアルにとどまらず、建物全体をダイナミックに使った動線設計やオープンな雰囲気づくりを実現します。テナントビルでは叶えられない、多様な働き方・過ごし方を想定した環境づくりが可能です。

これはまさに、企業の未来を拓くサービスだな!

オフィス環境って、やっぱり大切よね。仕事をする場所が快適だと、モチベーションも上がると思うわ。

うちの会社もリノベーションしてくれないかな~?

コクヨのビジョン

コクヨは、時代に合わせて変化し続ける企業ですね。

🔖 関連記事の要約!コクヨ 街に開かれた「ライブオフィス」を、働き方の実験場に

公開日:2022/03/31

コクヨ 街に開かれた「ライブオフィス」を、働き方の実験場に

✅ コクヨは、100年以上の歴史を持つ事務用品・オフィス家具メーカーであり、創業以来の企業理念を「be Unique.」に刷新し、多様な事業の集合体への変革を目指しています。

✅ 同社は、サステナブルな長期視点の経営にシフトし、「森林経営モデル」を採用することで、2030年までに売上高5000億円の実現を目指しています。

✅ この変革により、コクヨは文具・事務用品、オフィス家具、通販という従来の3本柱に加え、新たな事業を創出し、社会からのニーズに応えられる存在を目指しています。

さらに読む ⇒PROJECT DESIGN - 月刊「事業構想」オンライン トップページPROJECT DESIGN - 月刊「事業構想」オンライン トップページ出典/画像元: https://www.projectdesign.jp/articles/8d0c42af-17d9-4af2-92c6-9c643fcbb74d

持続可能な社会の実現を目指した経営戦略は、素晴らしいですね。

コクヨは、ワークスタイルデザインから設計デザイン、運営までワンストップでサポートし、企業カルチャーを最大限に生かした「自由」で「らしい」働き方を目指します。街に開かれた開放的なオフィスを通じて、企業を超えた多様な人々が交わり、つながっていくことで、街の景色が変わり、クリエイティブで明るい未来が創造されると考えています。

さすがはコクヨ!時代の先を見据えたビジョンを持っているな!

コクヨって、昔は事務用品のイメージしかなかったけど、今はすごい進化してるのね。

コクヨって、オフィス家具とかも作ってるんだね。知らなかったわ。

本日は、コクヨのオフィス戦略についてご紹介しました。

🚩 結論!

💡 コロナ禍で変化するオフィス空間のニーズに対応したコクヨの取り組みを紹介しました。

💡 コクヨが提供する「自社ビル一棟まるごとリノベーションサービス」は、企業の働き方改革を支援する革新的なサービスです。

💡 コクヨは、多様化する働き方と持続可能な社会の実現を目指し、新たなビジネスモデルを展開しています。