三栄建築設計、オープンハウスによるTOBでどうなる?三栄建築設計の危機とは!?
三栄建築設計の元社長、小池氏の暴力団との癒着疑惑!経営危機に陥った同社をオープンハウスが救済へ。しかし、小池氏、オープンハウスからの圧力訴え、真相は?
💡 三栄建築設計が暴力団との癒着問題で経営危機に陥った
💡 オープンハウスグループが三栄建築設計を買収し、経営再建を目指す
💡 小池元社長の主張とオープンハウス側の見解が対立している
それでは、最初の章に移ります。
経営危機に陥った三栄建築設計
三栄建築設計の元社長、小池信三氏にどんな疑惑が?
暴力団への利益供与疑惑
大変な状況ですね。

✅ 三栄建築設計が創業社長(当時)による暴力団組長への利益供与問題で揺れる中、オープンハウスグループによる救済買収シナリオが浮上している。
✅ 三栄建築設計は、2020年12月に子会社が発注したアパート解体工事で、住吉会系暴力団組長から脅迫を受け、2021年3月に同組長に189万円の小切手を渡していたことが発覚した。
✅ 東京都暴力団排除条例に基づき、三栄建築設計は都公安委員会から勧告を受けた。この問題を受け、オープンハウスグループが三栄建築設計を買収することで、経営再建とイメージ回復を図るシナリオが検討されている。
さらに読む ⇒FACTA ONLINE出典/画像元: https://facta.co.jp/article/202308043.html暴力団との癒着は本当に深刻な問題だと思います。
三栄建築設計の元社長、小池信三氏は、暴力団組員への利益供与疑惑により、東京都公安委員会から勧告を受けました。
この疑惑は、小池氏と暴力団組長との長く親密な関係に端を発し、組長から紹介された業者に解体工事を発注し、その代金の一部を組長に渡していたこと、そして組長に利益を流した疑いが持たれている土地取引が原因でした。
この疑惑を受け、小池氏は社長を辞任し、三栄建築設計は経営危機に陥りました。
う~ん、暴力団って、ホントに厄介よね。
オープンハウスによるTOB
三栄建築設計を救ったのは誰?
オープンハウス
オープンハウスグループのTOBは、三栄建築設計にとって転換期となるでしょう。
公開日:2023/08/31

✅ オープンハウスは、暴力団排除条例の勧告を受けた三栄建築設計に対し、完全子会社化を目的としたTOBを実施することを決定しました。
✅ TOBは、三栄建築設計の全株式を取得するもので、元社長の小池信三氏とその配偶者が所有する株式も含まれます。買付価格は1株2025円で、買付期間は2023年8月17日から9月28日です。
✅ オープンハウスは、三栄建築設計の強みであるデザイン力、一貫体制、価格設定などを活用することで、戸建事業の底上げ、商品ラインナップの拡充、コスト競争力向上など、シナジー効果を生み出すことを期待しています。また、三栄建築設計の金融機関取引の円滑化・安定化も目指しています。
さらに読む ⇒新建ハウジング|工務店のための専門メディア出典/画像元: https://www.s-housing.jp/archives/321710オープンハウスグループは、三栄建築設計を立て直せるのでしょうか?。
三栄建築設計の経営危機を受け、オープンハウスグループは同社のTOBを実施し、完全子会社化を目指しました。
オープンハウスは、三栄建築設計とのシナジー効果として、戸建て住宅事業の底上げや商品ラインアップの拡充、コスト競争力の向上などを期待しています。
TOBが成立すれば、三栄建築設計は上場廃止となり、小池元社長の影響力は排除されます。
オープンハウスって、どんな会社なの?
小池氏の主張
小池氏はなぜオープンハウスに株式を売却したのですか?
三栄建築からの強い圧力のため
小池元社長の主張は、オープンハウスグループの買収に対して強い抵抗を感じます。
公開日:2023/11/28

✅ 三栄建築設計の元社長である小池信三氏は、オープンハウスグループへの株売却は自身の意思ではなく、三栄建築からの強い圧力によるものだったと主張しています。
✅ 小池氏はオープンハウスの経営理念や組織風土との違いを懸念し、株売却を望んでいませんでしたが、オープンハウス以外のファンドなどとの交渉もうまくいかず、売却せざるを得ない状況に追い込まれたと説明しています。
✅ オープンハウスは、買収の目的は三栄建築の経営正常化と事業の健全な発展であると主張し、再発防止を徹底し、信頼回復に努めていくと回答しています。
さらに読む ⇒朝日新聞デジタル:朝日新聞社のニュースサイト出典/画像元: https://www.asahi.com/articles/ASRCQ6K5JRCPULFA00M.html小池元社長は、オープンハウスグループに納得していないようですね。
小池氏は、オープンハウスへの株式売却について、自身は売るつもりはなかったが、三栄建築からの強い圧力と、オープンハウス以外に交渉が進まなかった状況から売却せざるを得なかったと主張しました。
小池氏は、オープンハウスが発表した買収交渉の説明資料の内容に不満を示し、オープンハウスの荒井社長との電話でのやり取りを詳細に説明しました。
小池氏は、オープンハウスとのビジネスモデルや組織風土の違いから、株を売却したくないと考えており、三栄建築の経営方針が今後も維持されるか懸念を示しています。
小池氏は、自分の思い通りにならないと、すぐに文句を言うんだな。
オープンハウス側の見解
オープンハウスは買収の目的を何だと説明していますか?
経営正常化・事業発展
オープンハウスグループは、三栄建築設計の経営正常化を図る意向を示しています。

✅ オープンハウスグループは、三栄建築設計の普通株式を公開買付け(TOB)で取得することを決議し、創業者で元代表取締役社長の小池信三氏及び小池氏の配偶者が所有する株式の64.21%を取得する予定である。
✅ TOBは8月17日~9月28日の期間で、公開買付価格は1株2025円、買収額は約429億円を予定しており、TOB成立後に三栄建築設計は上場廃止となる予定である。
✅ 今回の買収は、小池信三氏による暴力団幹部への利益提供問題を受け、三栄建築設計の信用回復と経営の正常化を目的としている。
さらに読む ⇒ 住まい・暮らし・文化出典/画像元: https://www.jutaku-s.com/news/id/0000032460小池元社長とオープンハウスグループの主張に食い違いがあるようです。
オープンハウス側は買収の目的は経営正常化と事業の健全な発展であり、再発防止に努めていくと回答しました。
しかし、小池氏は、オープンハウスの荒井社長から、東京都公安委員会からの勧告を受けた後に株を手放すべきだと電話で迫られたと証言しました。
小池氏は当初は株を手放す意思はなかったものの、後にオープンハウス側に支援を打診したとされています。
しかし、小池氏はオープンハウス側の主張とは異なり、電話で株を手放すべきだと迫られた時点では、株を手放すつもりはなかったと述べています。
小池さんの言う通りかもしれないわね。
小池氏の釈明と今後の課題
小池氏の逮捕に至る経緯は?
癒着疑惑による釈明
小池元社長は、自分の立場を説明したかったのでしょう。

✅ オープンハウスが、暴力団排除条例で勧告を受けた三栄建築設計の買収に踏み切った。
✅ 三栄建築設計の反社会的勢力との関与は第三者委員会の調査で明らかになった。
✅ オープンハウスの買収は、三栄の事業再建と同時に、業界の健全化を図る狙いがあると考えられる。
さらに読む ⇒日刊ゲンダイDIGITAL出典/画像元: https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/327976三栄建築設計は、オープンハウスグループに買収されることで、新たなスタートを切ることになります。
小池氏は、警察による家宅捜索で書類などが押収されたことや、取引先の仲介業者から逮捕の噂を聞いたことなどを説明しました。
自身は、暴力団組長との会食は認めたものの、利益供与はしていないと主張し、逮捕に至るまでの経緯について釈明しました。
三栄建築設計は、オープンハウスグループに買収される予定ですが、組長との癒着問題が組織風土改革に影響を与える可能性があります。
三栄建築設計って、これからどうなるの?
三栄建築設計の今後の動向が注目されます。
💡 三栄建築設計はオープンハウスグループに買収される
💡 小池元社長は株売却に抵抗を示した
💡 オープンハウスは三栄建築設計の経営正常化を目指している