陸上自衛隊の災害用ドローン、5年間も使えなかった?周波数問題とは?周波数申請の遅れ:陸自ドローンの運用不能問題
陸自の災害用ドローン、周波数誤りで運用不能に!高性能ドローン40機が周波数申請ミスにより長期間使用できず、能登半島地震でも活躍できず。総務省承認を得るまでに4年もの歳月を要しました。会計検査院も問題視。ドローン運用における課題を浮き彫りにし、再発防止へ。災害対応における事前の準備と情報共有の重要性を訴えます。
💡 陸上自衛隊が導入した災害用ドローンが、周波数申請の遅れで5年間も使用不能だった。
💡 原因は、ドローンの運用に必要な周波数情報の把握不足と申請の誤り。
💡 会計検査院の指摘を受け、現在は使用可能となっているが、再発防止が課題となっている。
本日は、陸上自衛隊の災害用ドローンに焦点を当て、その運用にまつわる問題点と今後の課題について掘り下げていきます。
導入と初期の混乱
陸自が災害救助で導入したドローン、何と高性能?
風雨・夜間も活動可能な高性能機!
陸上自衛隊の災害用ドローン「UAV災害用I型」の運用が、電波利用申請の遅れにより、長期間にわたり停滞していたことが判明しました。
具体的にどのような問題があったのでしょうか。
公開日:2025/10/02

✅ 陸上自衛隊の災害用ドローン「UAV災害用I型」40機が、電波利用の申請手続きの遅れにより、配備から約5年間使用できない状態だった。
✅ ドローン運用に必要な周波数情報の把握が不十分だったことが原因で、2024年1月の能登半島地震の際も使用できず、類似性能の機種で対応した。
✅ 会計検査院は、この事態を「適切でない」と指摘し、現在は全40機が使用可能になっているものの、防衛装備庁は再発防止に努めるとしている。
さらに読む ⇒ニュースサイト出典/画像元: https://mainichi.jp/articles/20251002/k00/00m/040/163000cこれは由々しき事態ですね。
災害時に役立つはずのドローンが、実際に使えないというのは、非常にもったいないです。
しっかり原因を究明し、対策を講じる必要があります。
2020年、陸上自衛隊は災害救助活動のため、アメリカ製のドローン「UAV災害用1型」40機を7480万円で調達しました。
これらのドローンは、風雨や夜間でも活動可能な高性能機で、大規模災害時の被災状況把握を目的として全国に配備される予定でした。
これはまさに、お金を溝に捨てるようなもんですな!7480万円もかけて、5年間も使えないなんて、経営者としては信じられん。防衛装備庁、しっかりしてください!
周波数問題の発覚と長期化
陸自ドローン、なぜ周波数問題が発生?原因は?
情報伝達ミスと申請誤り、製造企業の遅延や倒産。
ドローンが使用不能になった背景には、周波数申請における様々な問題が絡み合っていました。
具体的に何が問題だったのでしょうか?。

✅ 陸上自衛隊が災害時の情報収集用に導入した40機のドローン(計7480万円)が、申請不備により5年近く使用できない状態だった。
✅ ドローンは米国製で、総務省への無線通信の周波数申請に誤りがあったことが原因。製造企業の倒産も影響した。
✅ 会計検査院の指摘を受け、陸自は周波数を再確認し総務省の承認を得て、現在は使用可能となり操縦訓練を行っている。防衛装備庁は再発防止に努めるとしている。
さらに読む ⇒Yahoo!ニュース出典/画像元: https://news.yahoo.co.jp/articles/dfab5b9e12ed2ced8c12092f7bd5023876ac308e本当に複雑な事情が絡み合っているんですね。
製造企業の倒産も影響しているとは、驚きです。
関係各所の連携不足が、事態を悪化させた要因の一つかもしれません。
しかし、導入直後から問題が発生しました。
ドローンの使用に必要な無線通信の周波数申請に誤りがあり、総務省の承認が得られなかったのです。
具体的には、陸自は納入業者に周波数の情報を正確に伝達せず、業者も誤った周波数で申請を行ったため、ドローンは本来使用できるはずの周波数で運用できませんでした。
この問題は、新型コロナウイルス感染症の影響による製造企業との調整の遅れや、同企業の倒産も影響し、事態を複雑化させました。
あらまあ、これは大変だったわね。ドローンが使えないって、災害時の情報収集とか、ホント困るわよねぇ。関係者、もっとしっかりして欲しかったわ。
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陸自ドローン、周波数誤りで災害対応に遅れ。能登半島地震で代替機対応を余儀なくされる。再発防止へ、情報共有と教育強化が急務。