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科学、哲学、自己表現の世界へ!知的好奇心を刺激する3冊とは?科学研究、現代哲学、自己表現の新潮流

科学研究、哲学、自己表現… 知的好奇心を刺激する3冊をご紹介! 『ジェンダード・イノベーションの可能性』は、科学における偏見に斬り込む!『訂正可能性の哲学』は、現代社会を深く考察!『「好き」を言語化する技術』は、推しへの愛を言語化! 読み応え抜群のラインナップで、あなたの世界を広げます!

科学、哲学、自己表現の世界へ!知的好奇心を刺激する3冊とは?科学研究、現代哲学、自己表現の新潮流

📘 この記事で分かる事!

💡 科学研究におけるジェンダード・イノベーション、現代社会における哲学的な考察、自己表現の技術を学ぶ。

💡 各書籍が提示する新たな視点と、私たちが抱える問題に対する考察を紹介。

💡 自己理解を深め、自己表現力を高めるためのヒントを具体的、実践的に解説。

今回は、科学研究、現代哲学、そして自己表現という、多岐にわたるテーマを掘り下げていきます。

知的好奇心を刺激する3冊の書籍を通して、新たな発見と考察を深めていきましょう。

科学研究における新たな視点

科学研究のバイアス是正へ!ジェンダード・イノベーションとは?

性差を考慮した研究で、より良い科学を創出する考え方。

最初のテーマは、科学研究における新たな視点です。

ジェンダード・イノベーションという概念を中心に、科学技術における性差を考慮することの重要性に迫ります。

ジェンダード・イノベーション」の提唱者、ロンダ・シービンガー/工作舎
ジェンダード・イノベーション」の提唱者、ロンダ・シービンガー/工作舎

✅ 「ジェンダード・イノベーション」提唱者であるロンダ・シービンガー教授が朝日新聞be reportで紹介され、代表作『科学史から消された女性たち』も言及された。

✅ 「ジェンダード・イノベーション」は、研究や技術開発に性差を考慮することで技術革新を促すという概念で、今週末のNHKスペシャルでも取り上げられる。

✅ シービンガー教授の邦訳は、小川眞里子先生を中心に工作舎から4作品が出版されており、現代思想の特集でも言及されるなど、その影響は多岐にわたる。

さらに読む ⇒工作舎の本出典/画像元: https://www.kousakusha.co.jp/NEWS/weekly20230425.html

ジェンダード・イノベーションという言葉を初めて聞きました。

科学研究に性差を考慮することで、どのような変化が生まれるのか、とても興味があります。

まずご紹介するのは、小川眞理子、鶴田想人、弓削尚子編著の『ジェンダード・イノベーションの可能性』です。

本書は、科学研究における性差に関するバイアスに焦点を当て、より良い科学や工学の創造を目指す「ジェンダード・イノベーション(GI)」という考え方を提示しています。

従来の性差を考慮しない研究開発が抱える問題点を具体的に示し、GIの重要性を明らかにすることで、読者の意識改革を促します。

なるほど、科学の世界にも多様性の視点が必要ということですね。これは、イノベーションを生み出す上で非常に重要な視点だと思います。素晴らしい。

現代社会と哲学の融合

東浩紀『訂正可能性の哲学』、何が読みやすい哲学書?

古典思想を参照しつつ、現代を分かりやすく解説。

次に、私たちが生きる現代社会を哲学的に考察する書籍をご紹介します。

保守とリベラルの対立を超えた共同体の構成原理について考えます。

家族的なものとその敵(抜粋)──『訂正可能性の哲学』より
家族的なものとその敵(抜粋)──『訂正可能性の哲学』より

✅ 「家族」と「訂正可能性」の概念を基軸に、保守とリベラルの対立を超えた共同体の構成原理を考察する。

✅ 2017年の著作『観光客の哲学』の問題意識を引き継ぎつつ、コロナ禍を経て変化した「観光客」と「家族」に対する社会的な視点の変化に着目する。

✅ パンデミックによる社会の変化を踏まえ、観光客的な開放性と家族的な閉鎖性の両側面を考慮し、公共性や正義を再考する重要性を示す。

さらに読む ⇒ webゲンロン出典/画像元: https://webgenron.com/articles/article20230831_01

現代社会の様々な問題に対して、哲学的な視点からアプローチしていくのは、とても興味深いですね。

難しいテーマですが、本書で分かりやすく解説してくれることを期待します。

次に紹介するのは、東浩紀著の『訂正可能性の哲学』です。

本書は、現代社会や政治をテーマに、プラトンやルソーといった古典的な思想家の論を参照しながら、「家族性」や「訂正(可能性)」といった重要な概念を探求しています。

複雑な哲学的思考を分かりやすく提示し、読みやすい哲学書として読者を哲学の世界へと誘います。

「家族」と「訂正可能性」か。哲学って難しそうだけど、なんだか面白そうね!

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推しへの「好き」を言葉に!三宅香帆『「好き」を言語化する技術』。熱い想いを伝えたいあなたへ。自己表現力が開花する、知的刺激あふれる一冊。