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オアシス・マネジメントが日本企業を変える?株主提案とガバナンス改革の行方とは?アクティビストファンド、オアシス・マネジメントの日本市場での活動とその戦略

香港拠点の投資ファンド、オアシス・マネジメント。日本市場に注力し、企業価値向上を目指すアクティビストファンドとして、株主提案や経営陣への提言で注目を集める。フジテックとの攻防、花王や小林製薬への提言など、大胆な戦略を展開。日本企業のガバナンス改善を訴え、株価上昇を追求。NewsPicks独占インタビューでは、日本企業への投資継続理由や、京セラへの懸念を表明。日本の電子部品産業への期待と、アクティビストとしての存在感を示す。

オアシス・マネジメントが日本企業を変える?株主提案とガバナンス改革の行方とは?アクティビストファンド、オアシス・マネジメントの日本市場での活動とその戦略

📘 この記事で分かる事!

💡 オアシス・マネジメントは、日本株の割安感と緩い資本規制に着目し、積極的に投資を行っています。

💡 株主提案や経営陣への提言を通じて、企業のガバナンス改革を促し、企業価値の向上を目指しています。

💡 フジテックとの攻防など、具体的な事例を通じて、その活動内容と課題を明らかにしていきます。

それでは、本日はオアシス・マネジメントの日本市場での活動について、詳しく見ていきましょう。

オアシス・マネジメントの誕生と日本市場への着目

オアシス・マネジメントは何をする会社? 日本市場での活動は?

アジア拠点のアクティビストファンド。日本企業へ投資。

オアシス・マネジメントの誕生と日本市場への着目について掘り下げていきます。

日本株暴落時に多額の資金を投じて、現在は新規投資の受け入れを停止しているとのことです。

オアシスが゛さらなる日本株への投資゛で狙う企業。セス・フィッシャー氏インタビュー

公開日:2025/06/20

オアシスが゛さらなる日本株への投資゛で狙う企業。セス・フィッシャー氏インタビュー

✅ オアシス・マネジメントは、日本株暴落時に多額の資金を投じ、製造業、決済、ヘルスケアなどのセクターの魅力的な銘柄に投資を行った。

✅ 投資リターン好調とファンドサイズ拡大に伴い、現在は新規投資の受け入れを停止している。

✅ 基本的には非公開の場で企業との対話を求めるが、誠実な対応が得られない場合は、公開キャンペーンや株主提案も辞さない方針。

さらに読む ⇒ 東洋経済オンライン出典/画像元: https://toyokeizai.net/articles/-/885596

投資リターン好調とファンドサイズ拡大に伴い、新規投資の受け入れを停止とは、すごいですね。

非公開での対話を基本とする姿勢も興味深いです。

2002年にセス・フィッシャー氏によって設立されたオアシス・マネジメントは、香港に本社を置き、世界各地に拠点を展開するアジアを拠点とするアクティビストファンドです。

約57億米ドルの運用資産を誇り、株主提案や委任状争奪戦を通じて経営改革を促し、企業価値の向上を目指しています。

日本市場への投資を積極的に行っており、2024年6月時点で7社の日本企業株を5%超保有しています。

日本株が割安になったことや、緩い資本規制という要因から、アジアのアクティビストにとって魅力的な投資先となっています。

なるほど、日本株が割安だった時期に目を付けた、と。しかし、もう新規の受け入れは止まっているのか。さすが、嗅覚が鋭いな。

株主の権利行使とガバナンス改革

オアシスは日本の株式市場をどう変えたい?

株主の権利行使でガバナンスとリターン向上。

オアシス・マネジメントの株主の権利行使とガバナンス改革についてです。

花王の戦略分析に基づき、グローバル競争での改善策を提案するウェブサイトを公開したようです。

直撃】日本企業をガチ分析。最恐投資家「オアシス」が吠える

公開日:2024/07/08

直撃】日本企業をガチ分析。最恐投資家「オアシス」が吠える

✅ アクティビストファンドのオアシス・マネジメントは、花王の戦略分析に基づき、グローバル競争での改善策を提案するウェブサイトを公開し、花王株の3%以上を保有していることを明らかにした。

✅ オアシスは、株価や業績に改善余地がある企業に投資し、経営戦略やガバナンスについて改善策を提案することで株価を上げ、利益を追求する。

✅ 香港を拠点とするオアシスの創業者セス・フィッシャーCIOは、日本の企業への投資を継続し、経営陣への提言や業界再編など、日本企業を活性化させるための活動を行っている。

さらに読む ⇒NewsPicks | 経済を、もっとおもしろく。出典/画像元: https://newspicks.com/news/10165468/body/

株主の権利行使を重視し、個人投資家が日本の株式市場のガバナンスとリターン向上に貢献できると訴えているんですね。

素晴らしいです。

オアシス・マネジメントは、株主の権利行使を重視し、個人投資家が日本の株式市場のガバナンスとリターン向上に貢献できると訴えています

セス・フィッシャー氏は、株主には議決権行使、情報開示請求などの権利があり、積極的に行使することで企業の経営に影響を与えられると強調しています。

2022年には株主提案件数が増加するなど、株主の行動が企業を変革する力を持つことを示しています。

組織体制として、法務責任者、リスク責任者、財務責任者など多様な専門家を有し、株式投資、転換社債、クレジットなど、複数のアセットクラスと地域にわたる分析を行っています。

スチュワードシップ・コードにも署名し、責任ある機関投資家としての姿勢を明確にしています。

ふん、株主の権利行使とな。ま、株主っちゅうのは、言うたら会社のオーナーみたいなもんやし、権利行使は当然やろ。でも、具体的にどんな権利があるのか、もっと詳しく知りたいね。

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オアシス、フジテック攻防!ガバナンス改革で経営刷新。日本企業へ大胆提言、株主価値向上目指す。京セラへの提言は不発?