SDGsの現在地と企業の取り組み：持続可能な社会への貢献とは？SDGsと企業：世界をリードする先進企業の事例

本日は、SDGs（持続可能な開発目標）に関する最新情報と、企業がどのように取り組んでいるのかご紹介していきます。

まずは、SDGsの全体像と、その重要性について見ていきましょう。

SDGsの現状と課題

SDGsに関する日本企業の現状と課題について解説します。

多くの企業で認知度は向上しているものの、ジェンダー平等や具体的な活動計画の展開には遅れが見られます。

日本企業はジェンダー平等に遅れ、「SDGs進捗レポート」の提言

✅ 地球環境戦略研究機関（IGES）の調査報告書によると、日本企業におけるSDGsの認知度は向上しているものの、ジェンダー平等に関する取り組みに遅れが見られる。

✅ 特に、役員の女性比率目標の設定や男女の賃金格差の算出が遅れており、報告書では女性活躍ではなく男女間の格差解消に意識を転換すべきと提言されている。

✅ 職場での人権問題に対する経営トップの関与は見られるものの、具体的な活動計画の展開が課題となっている。

さらに読む ⇒ニュースイッチ by 日刊工業新聞社出典/画像元: https://newswitch.jp/p/31232

日本企業におけるSDGsの認知度は高まっているものの、ジェンダー平等への取り組みは遅れているという点が印象的ですね。

具体的な活動計画の展開も課題とのことです。

持続可能な社会の実現を目指し、企業がSDGs（持続可能な開発目標）に取り組む重要性は増しています。

SDGsは、2030年までの達成を目指す17の目標と169のターゲットから構成され、貧困や飢餓、環境問題など地球規模の課題解決を目指しています。

企業がSDGsに取り組むことは、地球規模の課題解決に貢献するだけでなく、企業価値向上にも繋がります。

しかし、多くの企業がSDGsという言葉を知っていても、具体的な取り組みに至っていないのが現状です。

日本はSDGs達成度ランキングで21位であり、ジェンダー平等、持続可能な消費と生産、気候変動対策、海洋保護、陸上生態系の保護といった分野に課題が集中しています。

政府はSDGs推進本部を設置し、8つの優先課題を設定して横断的な取り組みを推進しています。

主な取り組みとして、女性活躍推進、ダイバーシティ推進、外国人との共生、働き方改革、子供の貧困対策、ESD推進、ビジネスと人権に関する行動計画の実施などが挙げられます。

また、医療・介護体制の構築、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の達成、感染症対策、健康・長寿社会の実現、スマートシティ推進、地方創生SDGsの推進、科学技術イノベーションの活用も重点的に取り組んでいます。

さらに、防災・減災対策、国土強靱化、質の高いインフラ整備、資源循環、再生可能エネルギーの導入、省エネルギー化、持続可能な森林管理、生物多様性の保全、環境汚染対策も推進しています。

なるほど、SDGsってのは、企業にとってもはや避けて通れないテーマになってきてるんだな。女性役員の比率とか、具体的に数値目標を掲げないと、絵に描いた餅ってことか。金儲けにも繋がるなら、やらなきゃ損だよな！

企業のSDGsへの取り組み評価

企業のSDGsへの取り組みを評価する指標と、具体的な企業の事例についてご紹介します。

世界で最もサステナブルな企業ランキングなど、興味深い情報が満載です。

世界で最も持続可能な100社発表 日本は積水化学など3社が入る

✅ カナダのメディア・投資調査会社『コーポレート・ナイツ』が発表した、2022年の「世界で最もサステナブルな企業100社」で、デンマークの風力発電機大手ヴェスタスが1位を獲得。

✅ 日本企業は積水化学工業、エーザイ、コニカミノルタの3社がランクインし、グローバル100企業のクリーンな収益割合は47%と、ACWIの30%を上回る。

✅ 1位のヴェスタスは、脱炭素化や循環型製造への取り組みを進めており、サプライチェーンのCO2排出量削減や風力発電機の羽根のリサイクル方法開発を目指している。

さらに読む ⇒サステナブル・ブランド ジャパン | Sustainable Brands Japan出典/画像元: https://www.sustainablebrands.jp/news/1206748/

世界で最もサステナブルな企業として、デンマークのヴェスタスが1位を獲得しているんですね。

日本企業もランクインしていて素晴らしいですね。

企業の取り組みを評価する指標があるのも良いですね。

企業のSDGsへの取り組みを評価する指標として、「2020Global100」や「Sustainable Development Report」があります。

「2020Global100」は、世界経済フォーラム（WEF）が発表するもので、SDGs達成に貢献する世界の企業をランキング形式で示しており、日本の積水化学工業などが上位にランクインしています。

このランキングは、企業のSDGsへの取り組みを評価する指標となり、CSR（企業の社会的責任）活動の指標としても注目されています。

「Sustainable Development Report 2019」では、SDGs達成のための6つのエントリーポイントが提示され、学術論文や国際評価報告書に基づいてSDGs達成に向けた取り組みを多角的に評価しています。

近年では、WorldBenchmarkingAlliance（WBA）も、企業のSDGs達成状況を評価しランキングを公表しており、企業が自社の改善点を知るインセンティブを提供しています。

また、雑誌「ForbesJAPAN」の特集「AIが厳選！最強のサステナブル企業100社」では、従来の収益力に加え、社会インパクトも重視し、長期的な社会貢献と共存共栄を目指す企業を評価しています。

このランキングでは、ESG/SDGsへの取り組みが企業の収益性向上に繋がる好循環を生み出すことがデータで示されました。

へー、企業を評価するランキングとかあんのね。積水化学とかも入っとるやん。でも、こういうのって、結局は数字やデータで評価されるわけだから、企業も必死で数字稼ぎするんでしょ？ なんかちょっと違う気がするんだけどなー。