能登半島地震と豪雨が残した傷跡、そして再生への道:白米千枚田は今?被災からの復興:白米千枚田の再生へ向かう人々の姿
2023年の大雨と能登半島地震に見舞われた石川県輪島市の白米千枚田。世界農業遺産を守る地元民とボランティアの懸命な復旧作業は、希望の光を灯した。家族を失いながらも、千枚田への想いを胸に再起を目指す人々。困難を乗り越え、実った稲は多くの人々に勇気を与えた。震災と豪雨という二重の苦難を乗り越え、未来へ向かう千枚田の姿を描く、感動のドキュメンタリー。
💡 能登半島地震と豪雨により、世界農業遺産の白米千枚田が甚大な被害を受けた。
💡 白尾友一さん、真紀子さん夫妻をはじめとする愛耕会の仲間たちが、棚田の復旧に尽力した。
💡 家族を失いながらも、出口彌祐さんが千枚田の復興に尽力し、生きがいを見出している。
本日は、能登半島地震と豪雨によって甚大な被害を受けた白米千枚田の復興の道のりについて、皆さまにご紹介いたします。
激震と豪雨に見舞われた千枚田の再生への道
輪島・白米千枚田、大雨被害からの復興への道とは?
地元住民の愛と、世界農業遺産の象徴である千枚田。
2024年の大晦日を仮設住宅で過ごした白尾友一さんご夫婦。
地震、豪雨というダブルパンチに見舞われながらも、愛耕会の仲間たちと棚田の復旧に奔走した一年を振り返ります。
公開日:2025/01/16

✅ 能登半島地震と豪雨で被災した白米千枚田を守るため、白尾友一さんと真紀子さん夫婦は、愛耕会の仲間たちと棚田の復旧に尽力し、2024年の大晦日を仮設住宅で過ごした。
✅ 地震後、二次避難先から戻り、4月から棚田の修復と耕作を再開、困難を乗り越え実りの秋を迎えた。仲間たちの協力と田んぼへの愛情が、夫婦を支え続けた。
✅ 今後は有機無農薬栽培への移行を目指し、環境への配慮も行いながら、仲間たちと共に未来の千枚田を育んでいくことを決意した。
さらに読む ⇒FNNプライムオンライン|フジテレビ系FNN28局のニュースサイト出典/画像元: https://www.fnn.jp/articles/-/814517?display=full本当に大変だった一年だったと思います。
それでも、仲間たちの支えと田んぼへの愛情が、夫婦を支え、実りの秋を迎えられたことは素晴らしいです。
2023年、石川県輪島市の白米千枚田は記録的な大雨に見舞われ甚大な被害を受けた。
その半月前には、地元住民で組織された「白米千枚田愛耕会」の代表である白尾友一さんが田んぼの修復作業を行っていた。
2011年に世界農業遺産に指定された「能登の里山里海」の象徴である千枚田は、400年前から自然と共存してきた。
白尾さんは120枚の田んぼで作付けをしていたが、多くの田んぼが被害を受けた。
白尾さんの妻である堂下真紀子さんは、イラストレーターやライターとして活動しながら、愛耕会の広報活動にも尽力している。
2023年11月に白尾さんと結婚し、その2ヶ月後に能登半島地震を経験することになる。
いやー、白尾さん夫婦、素晴らしいですね!困難に立ち向かう姿は、まさに起業家精神そのもの!資金調達とか、何かサポートできることないかな?
震災と家族の喪失、それでも前を向く
能登半島地震、白米千枚田はどうなった?復旧の行方は?
地震と豪雨で崩壊、来年の田植えも見通し立たず。
能登半島地震は、白米千枚田に深い爪痕を残しました。
家族を失い、仮設住宅で暮らす出口彌祐さんは、それでも千枚田の復興に尽力しています。
出口さんの思いとは。

✅ 能登半島地震により、国名勝の白米千枚田に無数の亀裂が生じ、復旧作業が始まっている。
✅ 棚田に隣接する道の駅の運営会社社長である出口弥祐さんは、亡くなった妻子への思いを胸に、景観を取り戻すために尽力している。
✅ 先祖代々受け継がれてきた棚田は、出口さんにとって「心のふるさと」であり、手作業での稲作が続けられている。
さらに読む ⇒東京新聞 TOKYO Web出典/画像元: https://www.tokyo-np.co.jp/article/318587出口彌祐さんの、家族を想う気持ちが痛いほど伝わってきます。
震災で家族を失い、それでも千枚田を守り抜こうとする姿には、心を打たれます。
2024年1月1日に発生した能登半島地震は、白米千枚田に大きな爪痕を残した。
18年間千枚田の運営に携わってきた出口彌祐さん(78歳)は、自宅が全壊し家族を失い、みなし仮設住宅で暮らしている。
地震によって千枚田のあぜに亀裂が入り、復旧作業が必要となった。
地元の生産者たちの懸命な復旧作業により、9月上旬には稲刈りが行われたものの、稲刈りからわずか1週間後に豪雨に見舞われ、千枚田の海岸部分が崩壊、来年の田植えの見通しも立たない状況となった。
出口さんは、小さい頃から農作業を手伝い慣れ親しんだ場所である千枚田を、家族への思いと共に復旧させることを決意した。
出口さん…家族を亡くされたんですね…辛い経験を乗り越えて、ふるさとを守ろうとしてる。すごい。私も何かできることないかなぁ…(涙)
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震災と豪雨を乗り越え、白米千枚田が再生!ボランティアと実った稲が希望を灯す。愛情込めて育てられた新米「能登ひかり」に込められた想いとは。