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ENEOSのカーボンニュートラル戦略は?合成燃料、脱炭素、宮田社長のビジョンとは?ENEOSの脱炭素への取り組み:合成燃料開発と長期ビジョン

ENEOSの宮田社長が描く、エネルギーとカーボンニュートラルの両立ビジョン!脱炭素の流れに対応し、天然ガス、バイオ燃料、合成燃料など低炭素ソリューションを積極展開。CO2排出量削減目標達成に向け、再生可能エネルギー、CCSに注力。日本初の合成燃料実証プラントも始動!社員一丸となって、未来のエネルギー社会を創造します。

カーボンニュートラル目標と推進体制

ENEOS、カーボンニュートラルへの道!いつ、どのように達成?

2040年までにScope1,2、2050年にScope3達成。

ENEOSとトヨタ自動車の合成燃料デモンストレーション走行、カーボンニュートラル目標と推進体制について見ていきましょう。

2040年、2050年目標達成に向けての取り組みです。

エネオス、トヨタの傘下施設で合成燃料の試用デモ
エネオス、トヨタの傘下施設で合成燃料の試用デモ

✅ ENEOSは、トヨタ自動車と協力し、水素と二酸化炭素を原料とする合成燃料を使った車両のデモンストレーション走行を実施し、カーボンニュートラルへの貢献を目指している。

✅ 合成燃料は既存インフラを活用できる液体燃料であり、2030年を目標に製品化を目指しているが、再生可能エネルギーなど他の分野への多角的な取り組みも進めている。

✅ 今後は、海外から輸入する植物由来のバイオ燃料や低炭素ガソリンを順次展開し、エネルギーの安定供給とカーボンニュートラル社会の実現を目指す。

さらに読む ⇒自動車ニュースマガジン、ネクストモビリティ出典/画像元: https://www.nextmobility.jp/economy_society/eneos-test-run-demonstration-using-synthetic-fuel-at-toyota-affiliated-facility20230528/

2040年、2050年のカーボンニュートラル目標、Scope3まで含めて達成を目指すのは素晴らしいですね。

省エネ、CO2フリー電力への切り替えも進んでいるようです。

ENEOSは、2040年までに自社排出分(Scope1、2)、2050年にはScope3を含めたカーボンニュートラル達成を目標としています

カーボンニュートラル基本計画では、2025年度までのGHG排出量削減目標を掲げ、ENEOS、ENEOS Xplora、JX金属それぞれで削減目標を設定しています。

省エネ、燃料転換、再生可能エネルギー活用による排出量削減、CCSの推進、森林吸収などのCO2除去手段の活用を中心に活動しています。

具体的には、製油所・製造所での省エネルギー技術の導入、金属事業でのCO2フリー電力導入などを実施しており、2023年度には、省エネ関連設備投資として約6.1億円を費やし、多くの事業所でCO2フリー電力への切り替えを完了しました。

この目標達成に向けて、宮田社長は、経済合理性を重視した低炭素施策を推進し、既存の化石燃料に加え、SAF、バイオ燃料、天然ガス開発、LNG発電などの低炭素エネルギープロジェクトを推進しています。

ふーん、トヨタと組んで合成燃料ねぇ。まあ、色んなことやってるのね。

合成燃料開発と将来展望

ENEOS、合成燃料プラント完成!未来の燃料とは?

CO2と水素で液体燃料を生成、既存インフラ活用。

日本初の合成燃料一貫製造実証プラント完成、その技術と将来展望について詳しく見ていきます。

2025年の大阪・関西万博でのデモンストレーションも予定されています。

エネオス、CO2とグリーン電力で生み出した水素由来の合成燃料一貫製造に日本初成功 菅前首相や甘利議員も参加し記念式典

公開日:2024/09/29

エネオス、CO2とグリーン電力で生み出した水素由来の合成燃料一貫製造に日本初成功 菅前首相や甘利議員も参加し記念式典

✅ ENEOSが、CO2とグリーン電力由来の水素を原料とする日本初の合成燃料一貫製造実証プラントを完成させ、カーボンニュートラル社会実現に向けた技術を発表しました。

✅ このプラントでは、再生可能エネルギー由来の水素と大気から回収したCO2を合成し、ガソリン、軽油、ジェット燃料、重油を製造可能で、既存インフラを活用できるため幅広い分野での利用が期待されています。

✅ 実証プラントでは、1日1バーレルの製造規模で実証を進めており、将来的には規模を拡大し、2025年の大阪・関西万博でのデモンストレーションも計画しています。

さらに読む ⇒Car Watch出典/画像元: https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1627280.html

合成燃料の実証プラント完成は、画期的ですね。

既存インフラを活用できるのは、大きなメリットです。

2025年の万博でのデモンストレーションも楽しみです。

ENEOSは、次世代燃料として合成燃料の開発にも力を入れています。

横浜市のENEOS中央技術研究所には、日本初となる合成燃料の一貫製造実証プラントが完成し、2024年9月28日に完成式典が開催されました。

このプラントは、二酸化炭素(CO2)と水素を合成して液体燃料を生成するもので、既存のインフラを活用できることが利点です

ENEOSは、2025年4月に大阪・関西万博でのデモンストレーションを予定し、2027年度には日量300バレル、2030年代には日量1万バレルの商用プラントの実現を目指しています。

普及への課題はコストですが、技術開発と再生可能エネルギーを活用した電力調達によるコストダウンを目指しています。

菅義偉前首相も完成式典に出席し、合成燃料の研究開発と大量生産を推進するよう呼びかけました。

また、エネルギー・素材企業としての使命を果たすため、社員一丸となってエネルギートランジションに挑戦し、ENEOSグループの発展と社員とその家族の幸せを祈念して年頭の挨拶を締めくくりました。

ほほう、合成燃料ですか。技術革新は面白い!万博でのデモンストレーション、私も見に行こうかな!儲かる匂いがプンプンするぜ!

宮田社長からのメッセージと組織改革

宮田社長が重視する会社の使命と価値観は?

社会貢献と倫理観、安全、挑戦を重視。

宮田社長からのメッセージ、組織改革について掘り下げていきます。

長期ビジョン実現に向けた、組織としての取り組みに注目していきましょう。

年頭所感 ENEOSホールディングス 宮田知秀社長
年頭所感 ENEOSホールディングス 宮田知秀社長

✅ ENEOSホールディングスの宮田社長は、2040年長期ビジョンである「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」の両立を目指し、低炭素エネルギーや再生可能エネルギー事業を強化していく。

✅ 2025年は、事業環境の変化に対応するため、低炭素施策を推進し、エネルギー事業ではSAF、バイオ燃料、天然ガス開発等、素材事業ではグリーンケミカルへの挑戦等を行う。また、JX金属の上場準備を進め、両グループの企業価値最大化を目指す。

✅ 宮田社長は社員が安心して誇りを持って働ける会社作りを約束し、建設的なコミュニケーションを重視するよう呼びかけた。また、社員一人一人が当事者意識を持ち、経営課題の発見・解決に取り組むことを期待している。

さらに読む ⇒ゴムタイムス - ゴム樹脂の業界新聞出典/画像元: https://www.gomutimes.co.jp/?p=200333

宮田社長のメッセージ、素晴らしいですね。

社員への期待、洋上風力への投資など、具体的なビジョンが示されています。

企業文化の立て直しも図るようです。

宮田社長は年頭所感で、会社の「使命」と「大切にしたい価値観」を再確認し、社員に向けてメッセージを発信しました

使命は、「エネルギー・資源・素材」分野での「創造と革新」を通じた「社会の発展」への貢献であり、2040年長期ビジョン「エネルギー・素材の安定供給」と「カーボンニュートラル社会の実現」を掲げています。

大切にしたい価値観としては、「高い倫理観」、「安全・環境・健康」、「お客様本位」、「挑戦」、「向上心」を挙げています。

組織面では、企業文化の立て直しを図り、組織改革と事業戦略の両面から、持続可能な成長を目指しています。

人への投資が最も高いリターンを生むと考えており、社員一人ひとりが経営課題を自立的に発見・解決する姿勢を求めています。

再生可能エネルギー事業の強化として、洋上風力、陸上風力、太陽光発電への投資を進め、特に洋上風力に関しては、海外勢との連携も視野にプロジェクトを進めていく方針を示しています。

ふむふむ、社員の幸せも考えてるのね。ま、頑張りなさい。

ENEOSのカーボンニュートラルに向けた様々な取り組み、素晴らしいですね。

今後の展開に期待しましょう。

🚩 結論!

💡 ENEOSは、長期ビジョンとしてエネルギー・素材の安定供給とカーボンニュートラル社会の実現を目指す。

💡 合成燃料開発、再生可能エネルギーへの投資、組織改革など、多角的な取り組みを進めている。

💡 宮田社長のリーダーシップのもと、社員一丸となって目標達成を目指している。