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南極観測船「しらせ」の歴史と未来:白瀬矗、砕氷技術、SHIRASE、南極?「しらせ」とSHIRASE:白瀬矗から未来の宇宙利用まで

南極探検家・白瀬矗の名を継ぐ砕氷艦「しらせ」。初代は25回の観測航海で日本の南極観測を牽引し、その功績は環境シンボル「SHIRASE」として未来へ。現行の2代目は世界トップレベルの砕氷能力で、今も南極へ。白瀬の夢と、観測隊の挑戦を乗せて、希望の海路を切り拓く!

南極観測船「しらせ」の歴史と未来:白瀬矗、砕氷技術、SHIRASE、南極?「しらせ」とSHIRASE:白瀬矗から未来の宇宙利用まで

📘 この記事で分かる事!

💡 南極観測船「しらせ」は、白瀬矗の探検精神を受け継ぎ、日本の南極観測を支え続けている。

💡 初代「しらせ」は25回の南極航海を行い、砕氷能力と物資輸送で日本の南極観測に貢献した。

💡 退役した初代「しらせ」はSHIRASEとして活用され、人々に南極観測の重要性を伝えている。

本日は、日本の南極観測を支え、未来へと繋がる「しらせ」とSHIRASEについて、様々な角度からご紹介していきます。

南極への道:白瀬矗と砕氷艦の誕生

南極観測船「しらせ」の名前の由来は?

白瀬中尉の功績と、白瀬氷河の名にちなむ。

南極観測船「しらせ」の物語は、白瀬矗の南極探検への夢から始まりました。

砕氷艦「しらせ」誕生の背景には、彼の功績を称える強い思いがありました。

海上自衛隊:世界屈指の性能をもつ砕氷艦「しらせ」は南極観測のためにコロナ禍の今年も昭和基地へ向かう予定
海上自衛隊:世界屈指の性能をもつ砕氷艦「しらせ」は南極観測のためにコロナ禍の今年も昭和基地へ向かう予定

✅ 海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」は、南極観測のために昭和基地へ向かう世界トップレベルの性能を持つ船である。

✅ 「しらせ」は、南極観測隊の人員と物資を運び、砕氷能力として、厚さ1.5mの氷を時速5.6kmで砕氷できる。

✅ コロナ禍のため一般公開は中止されたものの、約260名が乗り込み、約半年かけて南極への航海を行う。

さらに読む ⇒Motor-Fanモーターファン出典/画像元: https://car.motor-fan.jp/article/10016717

海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」の性能は、世界トップレベルですね。

観測隊の人員と物資を運び、過酷な南極海域を航海する姿は本当に頼もしいです。

物語は、南極探検という壮大な夢を抱いた白瀬矗(しらせ のぶ)中尉から始まります。

彼の功績を称え、海上自衛隊は南極観測船に「しらせ」という名前を冠することを検討しました

しかし、自衛隊における艦名の命名規則は、地名や自然現象に由来するという伝統があり、人名が用いられることは稀でした。

そこで、昭和基地近くにある「白瀬氷河」の名をとり、砕氷艦の名称を「しらせ」と決定しました。

これは、白瀬中尉の功績を称えるとともに、自衛隊の命名規則との整合性も図った、特別な艦名と言えるでしょう。

なるほど、白瀬矗中尉の功績を称えるために人名を使うというのは、自衛隊の命名規則を覆すほどの特別な出来事だったんですね。歴史的背景を知ると、さらに興味深いです。

初代「しらせ」:25回の南極航海と輝かしい功績

初代「しらせ」は何回南極観測航海を行った?

25回もの南極観測航海。

1982年に竣工した初代「しらせ」は、25回もの南極航海を行い、日本の南極観測を支えました。

その卓越した砕氷能力と物資輸送能力は、多くの人々の記憶に残っています。

初代しらせ(日本) 1982年に竣工した南極観測…:世界の砕氷艦船 写真特集:時事ドットコム
初代しらせ(日本) 1982年に竣工した南極観測…:世界の砕氷艦船 写真特集:時事ドットコム

✅ 初代しらせは、1982年に竣工した南極観測支援用砕氷艦で、海上自衛隊が運用し、3万馬力のディーゼルエレクトリック方式を採用していた。

✅ 前任の「ふじ」と比較して、排水量、速力、砕氷能力、貨物積載量が向上し、船体には高張力鋼を使用し、耐氷性と耐低温性を高めていた。

✅ 第25次から第49次南極観測まで支援業務に従事し、多くの観測隊員を南極に運び、2008年に退役した。

さらに読む ⇒時事ドットコム:時事通信社が運営するニュースサイト出典/画像元: https://www.jiji.com/jc/d4?p=ibs227-jpp05784786&d=d4_ftaa

初代「しらせ」の25回の南極航海という数字には圧倒されますね。

過酷な環境下での活動を支え続けたその功績は、まさに日本の誇りと言えるでしょう。

1982年に就役した初代「しらせ」は、25回もの南極観測航海を行い、日本の南極観測を支える重要な役割を果たしました。

砕氷能力に優れ、昭和基地への物資輸送と観測隊員の輸送を担い、その卓越した性能は、接岸回数が歴代最多であることや、オーストラリアの砕氷船を救助したことからも証明されています。

また、海上自衛隊の最大動揺記録を持つという記録も残しました。

いやー、25回も南極行ったって、すごいべ!砕氷船、マジでかっこいいわ!

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砕氷能力世界トップクラス!南極観測船「しらせ」の歴史と現在。砕氷技術、観測の重要性、そして未来への希望を伝える、感動の物語。