大屋根リング(大阪・関西万博)、木造建築の未来を照らす巨大リングとは?大屋根リング、建設の進捗と課題
2025年大阪・関西万博の象徴「大屋根リング」!世界最大級の木造建築が、分断された世界を繋ぐ。藤本壮介氏設計、竹中工務店ら3社が技術を結集。建設の裏側や、国産材活用、万博後の再利用まで、その全貌に迫る。ギネス認定、未来への期待と課題とは?万博を彩る巨大建築の魅力を凝縮!
💡 大屋根リングは、藤本壮介氏設計の世界最大級木造建築物。
💡 大林組JVが担当するPW北東工区では、国産材を活用。
💡 建設の過程や、再利用の課題について解説します。
本日は、2025年大阪・関西万博のシンボルとなる、世界最大級の木造建築物「大屋根リング」について、様々な角度から掘り下げてご紹介していきます。
未来を照らす巨大リングの誕生
万博の『大屋根リング』、建設の秘密は?工法と進捗はどう?
PW工区は設計見直し、効率化で工期を短縮!
2025年大阪・関西万博の象徴となる大屋根リング。
その建設現場の様子と、大林組JVが採用する先進技術について詳しく見ていきましょう。
公開日:2025/04/12

✅ 2025年大阪・関西万博のシンボルである世界最大級の木造建築「大屋根リング」の建設が進んでおり、大林組JVが担当するPW北東工区の建設風景と施工方法が公開された。
✅ 大屋根リングは109個の木架構ユニットを円形につなぎ、貫接合による柱と梁の組み立て、平面・立体ユニットの採用、BIMモデルによる情報共有など、独自の技術で効率化と安全性を向上させている。
✅ PW北東工区では国産材を活用し、柱材の約50%に四国産ヒノキ、梁材に福島産スギを採用し、国内最大規模の集成材生産拠点で部材を製造している。
さらに読む ⇒TECTURE MAG(テクチャーマガジン) 出典/画像元: https://mag.tecture.jp/culture/20240703-113862/
大林組JVによる、設計の見直しやユニット化は、施工効率と安全性の向上に大きく貢献していますね。
国産材の活用も素晴らしいです。
2025年大阪・関西万博の象徴として建設が進むのは、世界最大級の木造建築物である『大屋根リング』です。
この巨大なリングは、建築家 藤本壮介氏の設計に基づき、分断された世界を繋ぐ象徴として、各国のパビリオンを結びつける役割を担います。
リングは、竹中工務店、大林組、清水建設の3社が分担して建設にあたり、各社の工法における違いが見どころの一つとなっています。
大林組JVは、特徴的な構造を持つPW北東工区を担当し、設計の見直しやユニット化による施工効率化と安全性の向上を図りました。
具体的には、梁にラグスクリューボルトと支圧プレートを用いることで接合部の強度を高め、現場での作業を簡素化。
また、デジタル技術を活用し、BIMモデルを活用したプロジェクト管理システム「プロミエ®」により、部材の製造・輸送状況を現場と協力会社間で共有し、効率的な進捗管理を実現しています。
現在、当初の計画より1.5ヶ月前倒しで建設が進んでおり、万博公式サイトでは大屋根リング建設の様子を見学できるツアーも募集されています。
なるほど、これは見事なプロジェクトですね。デジタル技術を駆使して1.5ヶ月も工期を短縮とは、流石です。マネジメントのノウハウは、他でも活かせそうですね!
記録された建設の軌跡と未来への期待
万博の「大屋根リング」建設、いつからいつまで?
2023年4月〜2025年2月、写真で記録。
大屋根リングの建設は記録され、未来への期待が込められています。
建設の軌跡と、今後の展望について見ていきましょう。

✅ 大林組JVは、大阪・関西万博の大屋根リング建設工事の北東工区において、木架構を当初の計画より約1.5ヶ月早く完成させた。
✅ 木架構の完成には、貫接合の設計見直しとユニット化による施工効率と安全性の向上、デジタル技術を活用した情報共有が貢献した。
✅ 北東工区では、国産材の活用を推進し、柱材の約50%に四国産のヒノキ、梁材の全量に福島産のスギを採用した。
さらに読む ⇒大林組出典/画像元: https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20240626_1.html建設過程を記録した写真は、貴重な資料になりますね。
万博の成功はもちろんのこと、その後の木材利用にも期待したいです。
『大屋根リング』の建設は、2023年4月から2025年2月までの間に撮影された写真群によって記録されています.これらの写真は、大屋根リングの設計から完成までの建設過程を視覚的に捉え、プロジェクトの記録や技術的ノウハウの共有に役立てられる可能性があります。
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)は、2025年4月13日から10月13日までの184日間、大阪・夢洲で開催されます。
テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、大屋根リングを含む先進的なパビリオンや展示を通じて、未来社会のビジョンを示す重要なイベントとなることが期待されています。
大林組のような大手ゼネコンは、高度な技術とノウハウを活かして工事を進めており、万博の成功に貢献しています。
へぇ〜、写真で記録していくってのは、ええね! 記録に残しとけば、あとで色々と役立ちそうだし。未来へのレガシーってやつですね!
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巨大木造建築「大屋根リング」の光と影。国産材利用の夢破れ、高騰する費用、再利用の難しさ…それでも、日本の木造建築の未来を照らす希望はあるのか?