債券投資、金利、インフレ時代の資産運用はどうなる?(債券投資入門)福室氏と友利氏が語る!債券投資の基本
債券投資の基本を、プロの福室氏とレオス社員の友利氏が分かりやすく解説! 金利上昇で激変した債券市場を読み解き、価格変動と金利の関係、デフォルトリスクなど、債券投資のイロハを徹底解説します。インフレ時代における資産運用術、預金以外の選択肢、株式投資の魅力も紹介。賢く資産を守り、増やすためのヒントが満載です。
💡 債券投資の基本を理解し、ローリスク・ローリターンの特性を把握する。
💡 金利変動が債券価格に与える影響を理解し、リスク管理の重要性を認識する。
💡 インフレ時代における資産運用戦略、預金以外の選択肢を検討する。
それでは、債券投資の世界へ足を踏み入れましょう。
今回は、債券投資の基本、リスク、そしてインフレ時代における資産運用のヒントについて深く掘り下げていきます。
債券投資入門:基本とリスク
債券投資、利益の源泉は?デフォルトリスクとは?
クーポンと償還金、価格変動。倒産リスクも。
債券投資は、国や企業にお金を貸すことで、利息を得る投資方法です。
株式よりも比較的安全性が高いとされていますが、リスクも存在します。
債券価格は金利に影響を受け、金利が上昇すると価格は下落します。

✅ 債券は、国や企業が資金調達のために発行する有価証券で、一般的に株式よりもローリスク・ローリターンな安全資産とされ、利子収入と満期時の元本償還が期待できる。
✅ 債券価格は市中金利に影響を受け、金利上昇時には債券価格が下落する一方、金利低下時には債券価格が上昇する傾向がある。
✅ 債券は企業への貸し手となる投資であり、満期があり、元本が保証される可能性がある一方、株式は企業の所有者となり、元本保証はないが、配当と売買益を得る可能性がある。
さらに読む ⇒株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド出典/画像元: https://minkabu.co.jp/choice/kabu-bond-investment/債券投資の基礎を解説していますね。
債券は安全資産とされていますが、金利変動リスクがあることを忘れてはいけません。
利回りや償還金だけではなく、売買益も狙えるという点も魅力的ですね。
債券投資の世界へようこそ。
この連載では、債券のプロである福室氏と、レオス社員の友利氏が、債券投資の基本を分かりやすく解説します。
債券とは、発行体(国や企業)にお金を貸すことで、利息(クーポン)を受け取り、満期には元本が返還される仕組みです。
債券投資で利益を得るには、クーポン収入と償還金が重要となります。
しかし、債券は株式と同様に売買が可能であり、価格変動によっても利益を得る可能性があります。
一方で、発行体の倒産によるデフォルトというリスクも存在します。
特に、発行体の信用力、つまり支払い能力が重要であり、先進国の国債は比較的安全性が高いとされています。
なるほど、債券投資とは、企業にお金を貸すことなんですね。利息と元本が返ってくるっていうのは、堅実な投資方法ってことかな?勉強になります!
利上げと運用戦略:ひふみグローバル債券マザーファンドの対応
2022年からの債券市場、レオスは何をした?
超長期債保有とデュレーションコントロール。
2022年からの債券運用環境の変化として、米国利上げの影響と、それに対するひふみグローバル債券マザーファンドの対応について解説します。
超長期債保有と現金比率を高めることで、デュレーションを調整しました。

✅ 2022年初からの債券運用環境の変化について、米国利上げを背景に、ひふみグローバル債券マザーファンドは超長期債保有と現金比率を高めることでデュレーションを調整し、運用開始からの方針を維持している。
✅ 運用方針を維持する理由は、「米国の短期金利は長期金利に比べて低すぎる」という見方が変わらないためであり、長短金利差がマイナスになる「逆イールド」の状態となっている。
✅ 福室氏の見立て通り、短期金利の上昇幅が長期金利よりも大きかったことで短期金利が長期金利を逆転する結果となり、市場予測が的中した。
さらに読む ⇒【ひふみ】ひふみ投信・ひふみワールド公式サイト出典/画像元: https://hifumi.rheos.jp/labo/2022/fukumurosennsei07.html米国利上げの影響に対する、レオス・キャピタルワークスの対応策についてですね。
超長期債の保有と現金比率の調整は、市場の変化に対応するための重要な戦略ですね。
さて、2022年からの債券市場は大きな変化を経験しました。
特に注目すべきは、米国の利上げです。
この利上げは米国債の金利上昇を引き起こし、債券運用に大きな影響を与えました。
レオス・キャピタルワークスでは、この状況に対して、超長期債の保有と現金等の組入比率を高め、ポートフォリオ全体のデュレーションをコントロールするという運用方針を採っています。
この方針は、米国の短期金利が長期金利に比べて低すぎるという福室氏の判断に基づいています。
結果として、短期金利の上昇が長期金利を上回る「逆イールド」が発生し、福室氏の見立ては的中しました。
債券価格の下落による基準価額の下落は避けられませんでしたが、運用方針は有効に機能していると考えられます。
利上げのタイミングって、ほんまに難しいよね。福室さんの見立てが的中して、結果的に運用方針がうまくいってるってのは、すごいね!
次のページを読む ⇒
債券価格と金利の逆相関を理解!インフレ時代の資産運用術を、福室氏の解説で解説。益利回りに注目し、賢く資産を守ろう!